越谷ゴルフです。
オシャレに目覚めた女の子が最初に買う雑誌は、
「an・an」か、「non-no」だそうです。
それからハタチ前後、セレブを夢見る頃には、
「JJ」に移るそうです。
社会人になり、「MORE」や「with」を読むようになり、
この二誌のいずれかを読むうちに
結婚することも多いことから、
「ウイズ・モア結婚」という言葉もありました。
そして、雑誌業界の専門家、吉良俊彦氏によると、
「an・an」や「non-no」を読まなかった女の子は、
その後、雑誌に興味を持たないまま、
大人になるそうです。
・・・
さて、ゴルフ雑誌の場合はどうでしょうか。
ゴルフに目覚めた人が最初に買う雑誌は
大雑把な分類ですが、おそらく、
「週刊ゴルフダイジェスト」か「週刊パーゴルフ」
でしょう。
価格的にも手頃な価格だからです。
連載記事も多いので、一旦読み出すと、
しばらく読み続ける人も多いようですね。
そしてこの二誌が、
女の子の買うファッション誌と大きく異なるのは、
ゴルフの入門的な雑誌の役割を果たしつつも、
上級者もフォローしているところ。
別の面からみると、
釣り雑誌や野球雑誌や競馬雑誌と違って、
プロのゴルフを観戦したりプロの高い技術を楽しむ部分と、
アマチュアが自分で実際にプレーを楽しむ部分の境界も
曖昧になりやすい。
良く言えば、内容豊富。
しかし悪く言えば、節操がない。
だから、自分の興味を引く部分だけ読んで、
隅から隅まで全て熟読するゴルファーは
実は少ないのかもしれません。
そんな読み方をし続けると、
だんだん読む部分が少なくなり、飽きが早い。
ゴルフ雑誌に飽きた人がゴルフそのものに飽きることも
十分考えられます。
そして、この週刊二誌に飽きたゴルファー達は
次に何を読むか、というと、確立したといえる雑誌があるか
というと、さてどうでしょう。
クルマ雑誌のようにマニアックで、
ブランド毎の力強いファンクラブができるような
影響力高い雑誌があればいいのかもしれませんが、
万人向けの一般的な情報雑誌に飽きたゴルファーの
受け皿が少ない。
広範囲で内容豊富ということは、読者ターゲットを絞りきれず、
魅力を失う恐れもあります。
女の子のファッション誌の発行部数や種類が多いのは、
入り口となる「an・an」や「non-no」が魅力的で、
入門的なポジションを確立しているから、とも言えます。
だからその他の雑誌も活気があり、好循環で業界全体の
雑誌販売部数は多い。
また、「an・an」や「non-no」を読まない女の子は
その他の雑誌を読まないように、
現在のゴルフ雑誌の読者状況はというと、
「週刊ゴルフダイジェスト」か「週刊パーゴルフ」を読まない
ゴルファーは、
一生、その他のゴルフ雑誌を買う事はない、
といえるかもしれません。
あくまで、筆者の個人的見解ですが。
インターネットから情報を得る人も多くなくなりましたが、
雑誌というメデイアはなくならないと言われます。
雑誌好きな人はやはり雑誌を買います。
しかし、「情報」という側面では、スピード、量ともに
雑誌はインターネットに勝てません。
また、無料情報誌も随分と増えました。
練習場でも、決してゴルフ雑誌を買わないような
シニアや女性のお客様も随分とお持ち帰りされます。
だから、お金を払って買う雑誌には、
「情報」よりも、より踏み込んだ「報道」、
「特集」、「企画」など、
時間つぶしに見るだけでなく、
じっくり取り組めるような内容が、
よりゴルフ好きが満足できるような内容が、
求められていくことになると言えます。
雑誌を発行される側の方々も大変でしょうが、
更なる誌面の充実を、読者は求めていると、
雑誌好きのこのブログの筆者は考えます。
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