越谷ゴルフです。
幸田露伴が一番力説しているのは、やはり、
「幸福とは気の持ちよう」ということなのですが、
この「気」についての記述が非常にユニークだと思います。
「努力論」の中で述べるには、
「風鑑人相の事を説いた書で「気」を説かぬものはなく、
その術(風鑑人相の術)を学ぶもので、骨肉の形象を論ずるのみで
気を察することが出来ぬならいまだ至らざるものである
(つまり、いまだ未熟な者である)」
とあり、死気、病気、憂気、驕気、憤気、争気・・・と例を挙げ、
色についても、黒気、蒼気、紫気、紅気、と気を挙げ、
色を視て、気を感ずる事の重要さを述べています。
また、医家ほど「気」という言葉を用いたものはない、
とも言い、特におもしろいのは、
精気、やる気、あるいは、気が張るなど、
そもそも神経細胞というものは気といったカタチのないもので
構成されているようである、といった具合である。
ゴルフ幸福論を考察するにあたって、
やはり、この露伴の「気」についての考え方は非常に意味深い
ことだと思えるのですが、いかがでしょうか?
ゴルフもやはり、
スイングのカタチというか、形象ばかり追ってみたところで
その真髄はわからないものだと思います。
やればいい、というものではない。
憂気や、やる気といった、
現在の自分はどんな「気」かということを考えてみることは
目の前のプレーが上手くいくいかないだけにとどまらず、
自分のゴルフは幸福かどうか
を省みるに、十分な内容を備えていると思います。
・・・
また、「気」について露伴が考察を深めていくに、
「静光動光」
「進潮退潮」
といった項目からすすめているのですが、
「気」というものは「光」でもあるし「潮」でもあり、
いずれをとっても「幸福」を考えていくにあたって
一度は考えさせられるもの、であることは
これもまた、間違いはなさそうですね。
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