感覚と理論はどちらが大切か
越谷ゴルフです。
ゴルファーのタイプをを大きく分けると、
「感覚派」と「理論派」に分かれると思います。
それぞれが、自説を曲げませんので、
ゴルフ論争をすると、話がかみ合わず、
本来とは別の意味で盛り上がって伯仲し、
面白くなる場合があります。
自説を曲げることは、これまでの自分のゴルフ人生を
否定することにもつながりかねないからお互い必死
だったりします。
で、実際のところ、「感覚」と「理論」は、
どちらを重要視するのがいいのでしょうか。
あるいは、
どちらを重要視するほうが、上達が早いでしょうか。
・・・
まず原点にかえってみましょう。
世界で初めてゴルフをプレーしたのは、
スコットランド人なのか、中国人なのか
それはわかりませんが、
地球上で初めてクラブを振った人は、
果たしてまず、理論を重視したのか、感覚を重視したのか
一体どちらでしょうか。
あなたが人生で初めてクラブを振った時、
果たしてまず、理論を重視したのか、感覚を重視したのか
一体どちらでしょうか。
おそらく、
初めてクラブを振った時というのは、「しっかり振る」
といった、極めて感覚的なものが中心だったことでしょう。
で、次に、
右に飛ぶのは何故だ?等と理論を考えて、
右に飛ばさないための「理論」を、自分の「感覚」に落とし込んで、
その理論を踏まえた感覚でスイングしたことでしょう。
別の例で、
現在のあなたが、ボールが揚がらなくて悩んでいるとして、
ボールが揚がりやすいように理論されたクラブを手渡され、
試打する時に、理論で振るか、感覚で振るか。
たぶん、小手先の工夫を一切しないで感覚で振り、
現在自分が使っているクラブよりもボールが揚がりやすいか
どうかをみます。
とすると、やはり、感覚が重要なのでしょうか。
もし、理論だけで上達するのであれば、ゴルフの勉強を
一番たくさんして、知識を一番たくさんもっている人が、
一番上手なはずです。しかし実際はそんなことありません。
・・・
しかし、
だからといって、感覚が全てで、理論は関係ない、
というと、決してそんな事はないわけで、
感覚というものは極めてあいまいで、
自分の感覚を信用しきれない人、あるいは、
よくわからないという人も非常に多いのですが、
感覚が非常に研ぎ澄まされたプロの
極めて感覚的な部分を理論で検証してみると、
実は非常に理論的に合理的になっていた、
ということはよくあるわけで、
感覚が信じられるかどうか、というのが実際のところ
感覚派と理論派の分かれ目になるといっていいのでしょう。
やはり「上達」ということを考えた場合
理論を無視することは不可能です。
・・・
乱暴な例かもしれませんが、
目の前にある八宝菜が美味しいかどうかは
理論ではなく、感覚が決めるのですが、
八宝菜をつくるためには、つくり方つまり理論を知らなくては
完成形を見ただけでいきなり初めてつくることは無理なわけです。
理論上で美味しく八宝菜をつくったからといって、
それが必ず美味しいとは限らないのも事実で、
美味しい八宝菜をつくるために必要なのは、料理する人に、
自分の味覚をはじめとした感覚に自信があることと、
八宝菜のつくりかたを知っていることの両方が必要である、
といったところでしょうか。
やっぱり質の良い高度なレベルを求めるなら、
理論も感覚も大切にしたいところです。
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