越谷ゴルフです。
前回、欲求を低レベルのものから高レベルなものまで
を分類した、マズローの理論を紹介しましたが、
その使い方について、特に注意したいことがありますので
追加しておきます。
まず、分類したからといって、
それぞれの段階が全く別に独立したものではないということ。
つまり、それぞれの段階の欲求を、
ドラム、ベース、エレキギター、キーボード、ボーカルといった
五人組のバンドのように捉えてみるといいと思います。
バンドの中では、それぞれのパートを分担して
ハーモニーを創りだしていくのですが、
ある時はドラムのソロで見せ場があったり、
キーボードが前面に出たりすることもあるでしょう。
しかし、通常は、5つのパートの音が混ざり合って
調和を狙っています。
したがって、飛ばしたいという欲求と、狙いたい、という欲求と、
他に尊敬されたいといった欲求を、前回のように分けて
分析することは、バンド演奏の、各パートだけに集中して
その曲を聴くことと同じようなことと言えます。
その曲全体の調和、ハーモニーを捉えるうえでは、
各パートの演奏がどのように演奏されているかを分析
することは大切です。
しかし、その曲を評価するとしたら、各パートだけでなく、
全体を見ることが必要となるということです。
これを、逆に各パートから説明したのが前回です。
・・・
ゴルフにおける、欲求の五段階が、
バンド演奏における各パートだとしたら、
ゴルフにおける曲全体、というのは何でしょうか・・・。
実は、その欲求全体、各パートのハーモニーとは、
ゴルフにおける「感情」といえませんか?
ゴルフでは、自分の感情を知ることが極めて大切ですが、
全体を聴いているだけでは複雑にハーモニーされているので
コントロールのしようがない、ともいえます。
強いていえば、ボリュームスイッチで全体を下げるぐらいしか
できません。まあこれもなかなか難しいので、だから、
各パートに分けて聴くわけです。
各パートに分類してそのパートを集中して聴く、
というのは、その感情の源になっている欲求を整理することになり、
感情をコントロールすることにつながっている、というわけです。
例えば、
「飛ばたい、グリーンに乗せたい」
「でも右はOB」
「では、左を狙おう」
「しかし左を狙うとちょうどバンカー」
「しかたない、刻むか」
「でも刻むのは恥ずかしくないか?」
「うーーーん、どうしよう・・・」
・・・
こういった欲求の各段階における、思考のいったりきたりが
感情となって現れますが、これを欲求の五段階で整理してみると、
「飛ばしたい、グリーンに乗せたい」 は、
第一段階(もっとも根源的な欲求)であり、
「右はOB」「では、左を狙おう」「しかし左を狙うとちょうどバンカー」は、
第二段階(安全の欲求)
「しかたない、刻むか」「でも刻むのは恥ずかしくないか?」
は、第四段階(尊敬されたいという自我の欲求)なので、
「うーーーん、どうしよう・・・」と悩む前に、
自分は何を欲しているのか、自分の欲求は何か、を考える事が
パートに分けて聴くことであり、
さらには、「自分の欲求を知る」ということは、
「そのために何をしなければいけないか、優先させるべきか」
を導くことにつながり、そうすると、
あとはそれをやるだけ
という状態にもっていけるという算段です。
この何を優先するべきかの決定事項が
そのゴルファーのメンタル面の能力であり、
決定事項をどれだけやることができるか、
が、そのゴルファーの、体力・技術面の能力、
と言っていいと思います。
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