究極のスイング理論と総合格闘技
越谷ゴルフです。
究極のスイング理論と謳ったレッスン書は多くあります。
しかし、本当に完全なスイング理論が現在あるのでしょうか。
あるいは、将来でてくる可能性はあるのでしょうか。
・・・
結論から言うと、おそらく存在しないでしょうし、
今後も究め尽くされることはないでしょう。
理由は、
数学にも有理数と無理数があるのをご存知だと思いますが、
スイング理論は無理数、例えば、円周率π=3. 1415926535…
のようなものだからだと筆者は思うからです。
これを、いつかは答えがあるはず、と思い込むと、
一生かかっても答えがでることはありません。
古代ギリシャ時代にも、中世ヨーロッパにも、
無理数という存在に気づかず、一生を棒に振った(?)
優秀な数学者は多くいたと思われます。
そして現在も、ゴルフスイングは無理数である
ということに気づかず、優秀かどうかはわかりませんが、
熱心なゴルファーほど一生懸命棒を振っている、
と思われます。
現実には、円周率の場合なら、3では少し大雑把すぎる
気はしますが、3.14ぐらいで日常生活は支障はない訳で、
ゴルフスイングの場合も必要以上に悩む必要はない、
と思います。
・・・
さらにこの考え方を展開していくと、
アマチュアでスイングが3.14ぐらいの精度で
アプローチやパターが3.1415ぐらい精度があれば、
90叩くことはないとすると、でも100叩くとしたら、
コース戦略や思考面が3ぐらいの精度なのかもしれませんね。
結局、ゴルフは総合力なので、
スイングにこだわり過ぎるだけではスコアアップは望めない
ということが言いたいのですが、
「総合」という部分を別の例をあげると、
年末恒例の「総合」格闘技がわかりやすいと思います。
相撲を究め、頂点を極めた横綱であっても、
「総合」格闘技では全く通用しない、
オリンピックの格闘技の金メダリストであっても、
「総合」格闘技のルールでは勝つのは難しい、
といったところでしょうか。
・・・
スイングを究めただけではスコアアップは望めない、
また究極の答えはみつかるかどうかわかりません。
また、追い求めすぎると、どこかで計算ミスをした場合、
その先の答えが全て計算間違いになるということ。
これも多いと思われる落とし穴で、再計算は大変です。
それならば、確実で適当なところで四捨五入をしたほうが、
間違いが少なく、その分の労力を他にまわすことができる
と言えるということですね。
どこで四捨五入するかは、状況をみるということで、
飲み会の割り勘も一円単位まで計算するのは嫌われるでしょうし、
消費税の計算なら一円未満は切り捨てるのが普通で、
さて、自分のゴルフはどのあたりを目指すか・・・
割り切って考えてみたらいかがでしょうか。
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