越谷ゴルフです。
「練習」という言葉を、「意識」「無意識」の観点から
もう少し整理しておきます。
以前に紹介した、トワデルが第二外国語習得のために唱えた
「学習の五段階」を、「意識」「無意識」で説明すると、
①Recognition (理解)
・・・「無意識」にあった事柄が「意識」の領域へ引き上げられた状態。
②Imitation (模倣)
・・・「意識」した通り、実際に試しに体を動かしてみること。
③Repetition (繰返し練習)
・・・「意識」したらできる状態から、
「無意識」でもできる状態になるまで繰返し行うこと。
④Variation (応用する)
・・・「無意識」にできるようになったことを実戦に、コースで使う。
本当に使える物になったかどうかがこの段階でわかる。
⑤Selection (質疑応答)
・・・上級者、プロの領域。自分が「無意識」にやっている事を、
必要に応じて「意識」上に自由にもってこれる。
他人に教えることができる。
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ゴルフスイングだけをとってみたら、所要時間はアマチュアで約3秒、
タイガーウッズで1.7秒。この短い時間でたくさんの項目を意識上に
置くのは不可能なので、スイングの一連の動きは、無意識で行われている
出来事ということになります。
つまり、無意識に何ができるか、がポイントになります。
その他、よく練習場で発せられる言葉についても
「意識」「無意識」から解釈してみましょう。
○「目からウロコが落ちた」
・・・今まで自分の「無意識」の領域にあったものが強い衝撃を伴って、
「意識」上に引き上げられた状態。
○「感覚をつかんだ」
・・・「意識」して行った事が、「無意識」の領域にイメージしているものと
一致した状態。
○「わかったと思ったんだけど、またわからなくなった。」
・・・「無意識」にたまたま行った事が、「無意識」の領域にイメージしている
ものと一致した状態。
あるいは、「意識」して行う事はできるけど、まだ完全に「無意識」には
行うことができない状態。
○「練習そのものが楽しい。」
・・・「意識」して行ったことが、「無意識」の領域ではどのようなイメージに
なるか、実験、検証を繰返し行うなかで、
検証から次の実験へのフィードバックが得られている状態。
「意識」上の自分と、「無意識」の中のもう一人の自分との会話が成立しており、
練習そのものが楽しいという表現になる。
フィードバックがない場合は、会話が成立しないので、
フラストレーション状態となります。
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・・・練習の楽しさを知ると、ゴルフの夢をみるようになります(笑)
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