越谷ゴルフです。
振動数理論に派生して、
シャフトの振動数と硬さは違う性質のものである
ことを前回説明しましたが、
これにヘッドスピードをからめて、
ついでですからもう少しシャフトの特性を
考えておきましょう。
1.ヘッドスピードが速くて力が強い人
2.ヘッドスピードが速くて力は強くない人
3.ヘッドスピードは速くないが力が強い人
4.ヘッドスピードが速くなく力も強くない人
まずこのような分類をした時に、
1.のタイプの人が選ぶべきシャフトは
重くて硬くて振動数も数値が大きいもの、でいいですし、
4.のタイプの人が選ぶべきシャフトは
軽くて軟らかくて振動数の数値が少ないもの
でありことはすぐにわかります。
選択が難しいのは、タイプが2や3の人です。
ヘッドスピードで言えば39~43m/sぐらいでしょうか。
ボールを飛ばす推進力とは、
どれだけボールにエネルギーを与えることができるか
なので、
(飛距離に換算する場合は、
他にスピン量や打出し角も関係するので
ヘッドの特性が大きく関係します。
ここではヘッドにエネルギを蓄える役割
としての最適シャフトの探し方を述べています。)
以前に述べた、
インパクトのエネルギーを表す目安として
ボールに与えられるエネルギーを「E」
クラブヘッドの質量を「m」
ヘッドスピードを「c」 とすると、
E=mc²
に基づくとヘッドスピードが、
インパクトに与えるエネルギーに関わる項目としては
効果大きいのでまずヘッドスピードを落とさないことを
考えなければいけません。その中で、
タイプ2.のヘッドスピードが速くて力は強くない人
の場合は、ヘッドスピードが落ちないよう軽く、それでいて
硬いものが基本となり、
タイプ3.のヘッドスピードは速くないが力が強い人
の場合は、重くて軟らかいものが基本となります。
・・・
実際のところは、
そこに、インパクトの瞬間にフェースがスクエアになる
しなりもどりのタイミングを作り出す振動数が必要になるわけで、
さらにスイングのタイプでタメが大きい小さいといった要素や
ヘッドの特性により、
シャフトとしては手元が大きくしなったほうがよかったり、
しなりが先端にあったほうがよかったり、中ほどがよかったり、
重量配分も手元側がよかったり先端側がよかったり、
様々な選択肢が発生してきます。
そして、
以上を、計測器に固定して測定するという静的な状態ではなく、
様々なスイングの、シャフトがしなって戻っている途中で
ヘッドの重力や遠心力などでシャフトがねじれていたり
ヘッドスピードが同じでも加速途中と減速途中では特性が違う
といった動的な状態で、
最大のエネルギーをヘッドに蓄え、
ボールに推進力を伝えるのは
どのシャフトであるか、
が問われるので、シャフト選びは
「打ってみなければわからない」
といわれてしまうのです。
・・・
これをもし、一言で表現するならば、
最大エネルギーをつくりだすために必要なのは
自分のスイングのタイミングでその道具のポテンシャルを
最大限に生かすことができること。
タイミングはスイングの中でレッスンプロが教えるのが
一番難しい部分でもありますが、
タイミングとは、日本語でいうと、「時間が合うこと」
(笑)
時間は、アインシュタインによれば4つ目の次元でしたね。
やっぱりアインシュタインを無視できません。
そして、アインシュタインを超えようと企んでいます。
だから、このブログでは、
話をわざわざややこしくしているようですが、
ニュートンの物理学に終わろうとしないのです。
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