越谷ゴルフです。
前回のラッセルは、幸福論について、
合理的な法則性があることを述べました。
逆に、その前の幸田露伴は幸福論について、
どうしたら人は必ず幸せになれるかという式の幸福論は不可能
と述べ、幸福論と言わず、努力論という言葉を使いました。
そして今回のショーペンハウアーは、
幸福は人生の一大迷妄であり、蜃気楼であり、
なかなか悟れるものではない、とし、
その悟れない人間を悟れないままに、夢を追わせつつ、
救済しよう、という風刺的でユーモアたっぷりの幸福論を
展開します。
もしかすると、努力すら空しくなるかもしれません。
で、ショーペンハウアーの幸福論によると、ゴルフの場合、
なかなか上手くならないゴルファーを、
それでも信じて練習すればきっと上手くなりますよと励まし、
結果上手くなればいいのですがやっぱり上手くならなかった人に、
上手くならなかったけれどゴルフをやっていて良かったですね
と、声をかけるゴルフインストラクターのような悲哀を感じるわけです。
つまり、
ゴルフを練習して上達するに越したことはない。
でも、上達しなければその練習は、費やしたお金や時間が
全てが無駄であった、というとそういうわけではなく・・・と続く、
一般的なアマチュアゴルファーが行き着くことが非常に多い、
極めて現実的なゴルフ幸福論の根底の考え方とも言えるものです。
・・・
寂しいですね。切ないですね。でも笑えます。
目を背けたい部分に目を向けているだけに、
本当は笑えないはずなのですが、
そこを悟った人には、もう一段高い意識から、
優しくニッコリと笑えるというわけです。
・・・もう少し詳しく説明すると、
特に、ショーペンハウアーの場合は、論点として、
幸福と享楽を厳密に区別しています。
さてそうすると、
あなたはあなたのゴルフに、あるいはゴルフの練習に、
享楽を求めていますか?それとも幸福を求めているのですか?
という質問からはじまるのですが、いかがでしょうか。
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