越谷ゴルフです。
前回、ネズミ捕りの罠にはまってもがいているネズミの例をあげ、
ドツボにはまり脱出できなくなる理由は、カゴの出口ばかり見て
罠を見ていないから、と説明しました。
そして、ゴルフプレーにおける罠とは、
不安、焦り、悲しみ、緊張、あきらめ、恐怖といった、
不幸な感情の状態にある、ということ。
いうなれば、ゴルフコースにおける罠とは池やバンカーではなく、
池やバンカーを恐れる気持ちにある、ということ。
もし池やバンカーがあってもそこに不安を感じなければ、
ただのきれいな風景にすぎないとも言えます。
あるいは、
一生懸命努力して練習しても全然上達感が得られないとしても、
そこに不安や焦りを感じなければ、もがき苦しむことはない、
ということ。
・・・
さて、ここからが今回の本論、次のステップに入ります。
「本当の罠とは感情である、ということはわかった。
では、不幸な感情を持たないためにはどうすればいいのか」
を、考えていきます。
それには、もがき苦しむ等の本当の原因が、
「恐れや不安、緊張、怒り」という不幸な感情だとすれば、
不幸な感情を生み出す原因を徹底追及していくこと
が有効と言えますね。
例えば、
何に対して不安を感じているのか。
何に対して恐れを感じているのか。
何に対して緊張しているのか。
何に対して怒りを感じているのか。
何に対して焦りを感じているのか。
等、正体を明らかにする必要があります。
そして、正体がわかったならば、次に、
なぜ、それに対して不安を感じているのか。
なぜ、それに対して恐れを感じているのか。
なぜ、それに対して緊張しているのか。
なぜ、それに対して怒りを感じているのか。
なぜ、それに対して焦りを感じているのか。
と、本当の理由を追求していくことになります。
さらには、
本当にそれは不安なものなのだろうか。
本当にそれは恐ろしいものなのだろうか。
本当にそれは緊張すべきものなのだろうか。
本当にそれは怒るべきことなのだろうか。
本当にそれは焦るべきことなのだろうか。
と、疑問を投げかけてみるのもいいでしょう。
・・・
バンカー越えの150ヤードを前にして、
極度の不安、恐怖、緊張、焦りを感じたとしましょう。
すると前回までの話で、まず、罠はバンカーなのではなく、
自分がバンカーに対して感じている不安という「感情」である
ということがわかると思います。
そして、今回の話でまず、バンカーが怖いのではなくて、
バンカーはただの砂場に過ぎず、本当に恐れているのは、
「バンカーショットでの失敗」が怖い、ということかもしれません。
もっと追求すると、本当は、
バンカーショットで失敗して「恥をかくことが怖い」からであり、
もしかすると、果たしてバンカーショットで失敗することが、
「本当に恐れるほど恥ずかしいことであるか、プロでもないのに」
という認識に行き着くかもしれません。
・・・
ここまで究明していくと、既に、
何を恐れていたのか不思議に思える境地に、
自然と至っているかもしれませんね。
同様に、
「一生懸命努力して練習しても全然上達感が得られないとしても、
そこに不安や焦りを感じなければ、もがき苦しむことはない」
という問題も掘り下げることができるのですが、
ご自分でやってみますか?
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