越谷ゴルフです。
上達するために、「失敗」についての取扱についてもう少し深めましょう。
「反省だけならサルでもできる。」という流行語がありましたが、
一般に人間は賢いので(笑)、失敗した時、もう少し深い行動をとります。
人間は反省だけでなく、次に、「失敗の原因を追究」し始めます。
で、その次に考える事や行動が、同じ人間でも減点主義と成果主義で
分かれるのですが、
減点主義の場合は、失敗の原因を「徹底的に分析」し、
二度と同じ失敗を繰り返さないようにします。
失敗はネガテイブなものですから彼らにとって当然の行動ですね。
減点主義では「目的が再び失敗を繰り返さないこと」なので、
原因がわかれば、「同じ失敗を二度と繰り返さないため」に対策を立てます。
つまり、焦点を当てるの方向は「失敗しないにはどうするか」で、
失敗しないためのデータを重視します。
成果主義の場合も失敗の原因を追究するのですが、最終目的が、
二度と同じ失敗を繰り返さないために、失敗の原因を追究することではなく、
成果を出すことなので、減点主義ほど「徹底的に分析」はしません。
そのかわり、「同じ失敗をした時どのように解決するか」の対策が中心で、
とにかく、焦点をあてるのは、「成果をあげるにはどうするか」で、
失敗は必ずしもネガテイブなものではないので、
失敗しないと得られないようなデータも貴重なデータとして扱います。
・・・実は、現代社会で求められる「問題解決能力」とは成果主義の考え方で、
困難な事柄が起きたときにどう行動すればいいかという考え方の問題
ということも気づかれるかと思います。
問題解決能力を身につけるというと、
新たに能力をマスターすることなので非常に難しいとは思いますが、
成果主義の考え方を取り入れるというと、ものの見方を変えることなので、
慣れるまでアタマは使いますが、精神的強さは必要としないので
もう少し易しいとは思いますがいかがですか?
・・・
ゴルフの場合、
ミスしないでラウンドすればパープレイでスコア72とよく言います。
しかしこの、「ミスしないで」という表現がくせもの。
「ミスしないで」という表現は、紛れも無く減点主義の表現なので、
ミスすると、もう72ではラウンドできないという誤解が、言い換えると
ミスによってスコアは落とすものでしかないという誤解が、
思考のフレームワークに根底に刷り込まれるおそれがあり、
ゴルフを難しくしてしまう原因かもしれません。
確かに、ゴルフはミスを減らすことがスコアアップには欠かせません。
でも、スコアを決める要因はミスの数だけではありません。
その他の要因で、ノーミスでもパープレイできるとは限らないです。
だから、もしスコアを良くする目的であれば、
一般的に上達しない人が陥り易いワナとして減点主義があるのですが、
減点主義自体は大切で、意味のある考え方ではあるけれど、
減点主義一色ではゴルフには通用しないので、成果主義の考え方を
取り入れてみたらどうですか、という本章の主旨になるのです。
成果主義とは
「内容ではなく結果が全て」という単純なものではないということを
まず知っていただけたらと思います。
今回取り上げた「失敗」という言葉の解釈は、そのほんの一例です。
まだまだ続けます。
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自分が減点主義一色に染まって失敗していたとお嘆きの方、
ご安心ください。
「減点主義一色に染まっていたという失敗」という、
なかなか得がたい非常に貴重なデータが取れました(笑)
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