越谷ゴルフです。
「コンピテンシー理論」 までいかなくても、
もう少し応用しやすい理論として、
「ベンチマーキング」 という言葉は聞いたことはありませんか?
ベンチマーキングとは、「他者の優れた手法を学ぶ方法」です。
1970年代に、ゼロックス社が80%占めていたコピー機市場が
当時日本企業のコピー機の進出に圧されてシェア10%まで落ちた時、
ゼロックスがライバルである日本企業を分析して業績を回復させました。
その内容は、日本企業の分析の中でゼロックスは在庫量が多いことに
気づき、その在庫量を減らすために異業種ですが在庫管理に優れた
LLビーン社の倉庫内業務プロセスを分析しコストダウンに成功、
ゼロックスの生産性を飛躍的に改善して超優良企業になったのです。
で、ベンチマーキングのすすめ方ですが、
①まず、自分の強みと弱みを分析し、よく知る。
②競争力を向上させるために最も効果的な部分を選定する。
③その改善すべき部分について、誰をお手本とするか決定する。
④相手先を分析する。
⑤相手先とのギャップを分析する。
⑥改善目標を設定する。
⑦改善のための行動をとる。
⑧その結果を評価する。
という順序ですすめます。
ゴルフの場合でもスコアメイクの部分だけでなく、
スイングのビデオ分析の中で、ダウンスイングの入り方の角度など
詳細に一コマ一コマプロとのスイングの比較をすることは
同様の効果が期待できるでしょう。
ベンチマーキングも、結果が出ている人のプロセスに注目している点では
コンピテンシーと同じ考え方です。
自分のゴルフの品質を良くするためには欠かせない手法と
いってよいでしょう。
ただ、大切なことは、
1.「誰をベンチーマークとするか」を決定するのはあなた自身であり、
2.「改善するんだ」という強い意思と、
3.「継続的な効果測定」の三点。
これなくしては効果がないのは、前回申し上げたとおり、
理論全般に言えることですね。
それが適うなら、
ベンチマークを超えることも可能でしょう。
健闘を祈ります。
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