越谷ゴルフです。
ゴルフ社会は、参加者がマナーを守ることを前提に存在し、
もしがマナーを守らない参加者が今後増えていくとしたら、
ゴルフは消滅してしまうかもしれません。
で、現実はというと、
マナーを守る人と守らない人が混在しているのですが、
その状況と、ゴルフの将来を、ノイマンの「ゲーム理論」 で
考察してみましょう。
ゲーム理論は、
「複数の意思決定主体が、相互依存の関係にあるときの、
意思決定に関する理論」で、「協調」と「裏切り」をあげた
「囚人のジレンマ」の例話が有名です。
不確実な状況下でどのように行動するのが最終的に一番よい結果を
もたらすか、を考える方法なので、今回紹介しましょう。
今回のゲームでは、
ゴルマナ鳥という架空の鳥類の種族繁栄を例にします。
ゲームにはルールがあります。
ルール1:ゴルマナ鳥が子孫をつくるには、
オスとメスがチョメチョメする必要がある。
ルール2:ゴルマナ鳥の子供を育てるには、
オスとメスが両方で育てないと死んでしまう。
さて、ゴルマナ鳥にも「誠実」な鳥と、「浮気」な鳥がいるのですが、
次の組み合わせのうち、もっとも多くの子孫を残すことができるのは
どれでしょうか?
A:「誠実」なオスと「誠実」メスで合計4匹の子供をつくる。
B:「浮気」なオスが「誠実」なメスと2匹、その他に「浮気」して
4匹子供をつくり、 合計6匹の子供をつくる。
C:「浮気」なメスが「誠実」なオスと2匹、その他に「浮気」して
4匹子供をつくり、 合計6匹の子供をつくる。
D:オスもメス「浮気」して、それぞれ別に4匹づつ子供をつくり、
合計8匹の子供をつくる。
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正解は、A。
生れる数は4匹で一番少ないですが、4匹成長することになります。
BとCは、6匹生れるのですが、
成長するのは夫婦の間に生れた2匹だけになります。
Dは、生れるのは8匹と一番多いのですが、
夫婦の間の子供ではないので、全て死んでしまいます。
で、ここで考えていただきたいのは、BやCのケースで、
自分が「誠実」で、相手が「浮気」した場合、私もと自分も「浮気」すると、
Dのケースになってしまいます。ここはくやしいでしょうけど、
自分のストレスは大きいのですが、浮気を踏みとどまったほうが
最終的に良い結果が得られるということ。
そして、Dのケースは、「浮気」してチョメチョメしてる時は
気持ちよくてラクで、一見一番良い結果を手にしているようですが、
最終的に自分の首を絞めて種族絶滅の危機を迎える
ということ。
・・・
何をお伝えしたいかもうわかりますね。
ここでいうゴルマナ鳥とは誰のことで、
子供とは何を意味しているのか・・・。
ゴルマナ鳥の残す子供の数は、幸福とか満足の大きさを表します。
ゴルフも他ゴルファーと何らかの関わりがあるスポーツです。
自分がマナーを守って他の人がマナーを守らない場合は
非常に気分が悪いものですが、だからといって、自分も
損だからマナーを守らない、とすると、
このゲームはこれからどういうことになるのでしょう。
ゴルフというスポーツの繁栄を心から願います。
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