越谷ゴルフです。
もし、アインシュタインがゴルファーであったなら、
ボールとゴルファーの関係やゴルフスイングを、
特殊相対性理論で述べていたでしょう。
まず、ゴルファーがボールを打つことによって
ボールが飛んでいく、言い換えれば、
ボールとゴルファーの距離が拡がっていく。
これをアインシュタイン的に、
特殊相対性理論で表現するならば、
ボールは静止しており、ゴルファーが遠ざかっている
ということになります。
・・・
ゴルフのルールでは、基本的に、
ボールを動かすことはできません。
もし動かす場合はペナルティを払うわけですが、
ここで、ゴルフにおける主体を
ボールとみるか、プレイヤーとみるか、
観点を変えて考えてみると、
一般的に初心者ほどプレイヤーを主体に置き、
ボールの状況をよく確認せず、それでいながら
ボールの位置はバラバラ、いろいろな状況のボールを
いろいろなスイングで上手く打とうと考えます。
そしてスイングそのものが未熟なのでよく失敗します。
これが中級者になると、
主体をボールにも意識を置くようになり
ボールのおかれた状況をよくみるようになり、
ルールでボールを動かせないのであれば、
自分のスイングをすればそこにボールがあった、
というスタンス位置への移動、つまり自分が動くことを知り、
一定のスイングで打てる立ち位置を探します。
あるいは、打てないクラブを上手く打とうとするのではなく、
打てるクラブを選択するようになります。
そして上級者になると、
ボールの位置や自分の位置のみならず、
プレッシャーのかかった緊張感の下では
どうしても力が入って飛びすぎる、といったことをはじめ
状況に応じて主体をボールにもプレイヤーにも
自由自在に置けるようになり、
客観的に自分もボールもみることができる、
さらには言い換えれば上手く打てる状況を、
自分で作り出せるようになっている、とも言えます。
そもそも、動いているのはどちらなのか。
運動の相対性を知ることは、
アインシュタインがゴルファーに教えてくれる
ゴルフの基本であり、極意でもあるように感じます。
・・・
また、ボールとプレイヤーの位置だけでなく
スイング理論も例に挙げてみると、
ヘッドアップをしてはいけない、とよく言いますが
これを相対的にみると、もしかしたら、厳密に分析してみると
実はヘッドアップしているのではなく、
五十肩など肩関節の柔軟性の不足から腕が上がらず
頭が上がっているのではなく
腕を上げるためにショルダーアップして
原因の主体は肩で、頭は客体ということがある
かもしれません。
たまたま頭の位置は目立つので
ヘッドアップと言われるかもしれませんが、
頭だけでなく、肩や、場合によっては
腰やひざや足首との相対関係を見なければ
ヘッドアップと言ってはいけないケースも
あると思います。
とすると、このヘッドアップで悩んでいるゴルファーが
スイング中に気をつけることは、
頭の位置ではなく、腕をできるだけ肩から大きく振る
ことにより、結果としてヘッドアップしなくなるかもしれません。
ゴルフを物理学で考えてみることから得られる事実が、
じつはこんなところにもあったかもしれませんね。
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