越谷ゴルフです。
麻雀に学ぶ勝負の勘どころとして、
「緊張」「情況判断」に続けます。
○勝負の流れ
ゴルフでも、前の組のスロープレーや、
同伴者のナイスプレーなどで
簡単に調子を崩す人がいます。
麻雀は意図的にポンやチーなどで、
せっかく調子が良くても、より積極的に、
流れを変えられてしまう事があります。
問われているのは、
状況が変わった時の対応力の部分です。
そして
自分のペースに上手く引き戻すことができるか、
がポイントです。
よく、麻雀でも
マークされた方がやり易いというのですが、
USPGAでも、
タイガーウッズはいつもマークされているので、
タイガーは自分のペースでゴルフしているのに対し、
他の選手はタイガーを意識しすぎ、自分のペースでなく、
タイガーのペースでゴルフをして失敗しています。
他の選手も優勝争いできるだけの実力がありますから、
本来なら誰が優勝してもおかしくない情況です。
例えば、A.スコットや、S.ガルシアですが、
タイガーを目指しているうちは、言い換えると
タイガーをマークしているうちは、
メジャーで優勝することはないでしょう。
なぜなら、いつまでも、
タイガーと対戦した時に自分のゴルフを
させてもらうことができないからです。
・・・タイガーにさせてもらえないというよりは、
自分のゴルフをしていない、
と表現した方が適切かもしれませんが。
国内でも、ジャンボ尾崎選手が強かった時は、
ツアー全体が、ジャンボさんのペースで、
もっと言うと、あたかもジャンボさんのルールで
試合が行なわれているかのような雰囲気で、
試合全体の主導権を握っていました。
ジャンボ尾崎選手の実力をもってすれば、
このペースを掴むことができれば
もっと海外でも活躍できたのですが、
さすがにそれは許されなかったようです。
そして、失敗という意味では、
麻雀の強い人も自分の素晴らしいアガリを狙うより、
対戦相手のアガリ手をフリコミしない、事を重視します。
ゴルフでも、スコアにいい人は、ナイスショットを狙うより、
仮に失敗してもキズが浅い方法を選択しますね。
臆病なほど慎重なわけです。
それは、ミスは勝負の流れを変えるきっかけとなるから。
・・・
勝負の流れ、自分のペース、マーク、そしてミスについて
極論すれば、「ウサギとカメ」のお話がありますが、
この勝負、どちらが勝ったかはご存知ですね(笑)
この勝負、カメはもともと負ける勝負ですが、
ゴールを目指し、終始自分のペースを守って戦いました。
一方、ウサギは自分のペースで勝負せず、
ゴールを目指すのではなく、カメをマークし、
カメのペースで戦いました。
いくら技術力に差があろうとも、
目指すべきものはゴールであったにもかかわらず、
ゴールを目指さないで、カメをマークし、
カメのペースで、カメの土俵で戦ったのでは
勝てるはずがありません。
そしてウサギさんは、カメに負けるはずはないという油断、
つまりミスを犯しました。
このミスにより、
ウサギからカメに勝負の流れを変ったのです。
自分のペースを確立し、
何をマークするか(何を目指すか)は、
勝負の流れを引き寄せるのに重要なこと。
そしてミスによりみすみす流れを逃して
勝利を逃すことはもったいないことです。
もったいないです。
十分実力があるのに、
勝負の流れを引き寄せることができないとすれば・・・。
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