ゴルフにおける目標の考え方
越谷ゴルフです。
前回まで、「ゴルフ練習の目的」について
考えてもらいましたが、一番誤解しやすい部分について
解釈を与えていこうと思います。
まず、「目的」と「目標」は違うということ。
それから、「目標」と「妄想」は違うということ。
例えば、明日のラウンドで100を切る、
というのは目的ではなく、「目標」に分類されます。
そしてこの場合の「目的」は、
自己ベストの更新で、自己実現の欲求を満足させること
ということにあります。
この人の場合、別に100が切れるなら満足で、
目標は90でも72でもいいのですが、
まあ今までのベストスコアが108なら、100がキリもよく、
妥当なところで、具体的に決めた事項が、
今回はスコア100を切るということにしましょう。
まず、「目標」を立てる上で一番大切なことは、
「具体的であること。できれば数値化できること」。
・・・
そしてもし結果がスコア99でも90でも85でも、
自己実現の欲求は満たされるので、「目的」も満たしますし、
当然、100を切るという「目標」も達成しているので
達成感は大きいです。
では、おしくもスコアが100だった場合、
この場合は「目標」は未達成ですが、
それでも十分、満足感を得ることがあります。
それは、目標は未達であったけども、
ベストスコアがでたことで自己実現の欲求が満たされ、
「目的」を満たしたからです。
「目的」と「目標」は違うものであるということ。
・・・
「何のためにゴルフをやっているの?」
この目的を明確にしましょうという部分は、繰り返し
このブログで強調してきたところですが、
「目的」が明確であるということは、「目標」を立て易くするのです。
つまり、目標に根拠を与えることができるのです。
「目標」が具体的になれば、ゴルフの上達が早まります。
というか、狙いを定めなくて何のためのゴルフでしょう。
「目標」を設定するということは、目的を満たすための手段であり、
たてた「目標」は、「目的」に沿った形になるということが理解できれば、
目標設定の技術も確かになります。
逆にいうと、目標は達成したけど目的を満たせなくて
なんだか不満だ、という状況はありえないのです。
それは立てた「目標」が本当の「目的」に沿っていなかったわけで、
目的が間違っているので、
もう一度「目的」を明確に考え直す必要があります。
・・・目標設定できるということはそれ自体が技術ですから、
ゴルフがうまくなりたい人は是非この技術をマスターしてください。
「目標」と「目的」明確に分けること、
実はそれ自体も目標設定の技術です。
目標設定の技術を知っていれば、
もしかしたら先ほどのスコア100を目標設定していた人は、
根拠、つまり目的が明確であったなら、
今回はスコア105を目標としていたかもしれません。
しかし、100を切るという目標を掲げたから、
そこまで頑張れたのかもしれません。
もし、目標スコア105であったら、
108に終わっていたかもしれないのです。
ここが目標設定の難しいところで、
高い目標は、達成するのが難しいが達成した時の喜びは大きい。
低い目標は、達成するのは易しいが、得るものは少ない。
この微妙な目標設定の高さのさじ加減をマスターするには、
やはりゴルフに限らず、日常から、
常に目的意識を持ち、目標設定する習慣が必要かと思います。
---------
・・・次回から、「目標」と「妄想」の違いや
目標設定の微妙なさじ加減など、もう少し突っ込みます。
●●●●●●●●●●
越谷ゴルフリンクス
越谷市大間野町1-155
http://www.koshigayagolf.com