About ゴルフのセンス

ブログ「越谷ゴルフリンクスのブログ」のブログテーマ「ゴルフのセンス」に投稿された記事を、過去のものから新しいものへ順番に並べています。

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ゴルフのセンス

2005年09月22日

越谷ゴルフ(ゴルフのセンス①)

越谷ゴルフです。

「情熱」をテーマにすると、泥沼化してきたので、
今度はもう少し知的な側面をですね、強調したいと思います。

そうはいっても、このブログの
文章のセンスは問わないでください。(笑)
大切なことは、伝えたいことが、
伝わるか伝わらないかだと認識しております。

ゴルフのセンスとは、
○思い通りにクラブが振れるかどうか、
○上達が早いか遅いか、
○コースを攻略するにあたって攻め方が上手か下手か
等があげられますが、

今回は、
○ゴルフをするときの服装のセンスといった類のセンス
は少し横に置いといて、(自爆)
○プレースタイルやマナーといった、総合的なセンス
についても、必要な部分だけにして、

この章では主に、
感性とか、感覚とか、感じる能力や運動神経について
追求します。


スイングをする場合でも、

①「脳」から送る指令自体がよい情報かどうか
いろいろ送ることができる情報の中から、各方面に
適切な情報を選択して送っているかどうか。

②「脳」からの指令が、「神経」を通じて
カラダの各所の末端にきちんと伝わっているかどうか。

③「神経」を伝わってきた信号や情報が、実際に筋肉を
動かす指令にうまく変換されているかどうか。
あるいは情報を受け取る「器官」に合致した信号が
送られてきているか。

結果として、
意思通りにカラダ動いてくれているか、がまず問題になります。

逆に、
④目や皮膚などの感覚を受ける器官の性能はどうか。

⑤感覚器官から得た情報が、「脳」に伝わっているかどうか。

⑥「脳」に伝わってきた情報を、「脳」が歪みなく正確に
受け入れているかどうか。

⑦「脳」が最終的に受け入れた情報を、必要な部署で
情報処理しているか、処理スピードや容量に問題はないか。

・・・

根本の問題としては、「脳」や「カラダ」に電源が入っているか
バッテリーは上がっていないかというのもありますが(笑)
エネルギー源は十分なものとして話をすすめていきます。

・・・また別の意味で泥沼化しそうですね。。。


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2005年09月23日

越谷ゴルフ(ゴルフのセンス②) 

越谷ゴルフです。

順番にいきますか。。。

①「脳」から送る指令自体がよい情報かどうか
いろいろ送ることができる情報の中から、各方面に
適切な情報を選択して送っているかどうか。

脳からは、常に何らかの指令が発信されています。
この発信が止まった時とは、・・・脳波がゼロになった状態ですね。

「脳」からの指令は、大きく分けて
「無意識」での指令と、「意識」しての指令の2種類があります。

送られる情報量としては、
「意識」からの指令はせいぜい一度に一つか二つですが、
「無意識」からの指令は一度に各方面に大量に送られています。

少なくとも「意識」からは良質の指令を発信したいのはもちろん
のことですが、「無意識」からどんな指令が発信されているか
にも注意を払うことができるかによって、動きが変わってきますよ
というのが今回のポイント。

自動車の例ならば、同じアクセル(意識に相当)を踏むにしても、
オートマチックミッション(無意識に相当)が、何速に入っているか
によって、自動車の挙動が全く違うので、運転のうまい人なら
入れたいギアを得るために、アクセルの踏み加減をうまく
チョコチョコと調整して、最終的に、求めるパフォーマンスを得ます。

ゴルフのスイングも同じで、クラブヘッドが最高の状態で
ボールに当るように、「意識」や「無意識」からカラダの各所へ
指令を発信しているのですが、「無意識」からどんな指令が
発信されているか(無意識に起こるスイングの癖や習慣)
に注意を払えるかにかかっています。

そして、
コースでは、コースマネジメントに「意識」を集中させるために、
スイング上で「意識」する必要があるところはあらかじめ練習により
「無意識」にできるようにしておくほうがよいということになります。

自分の「脳」からどんな指令が発信されているか、
よーーく脳ミソさんに聞いておいてください(笑)


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2005年09月24日

越谷ゴルフ(ゴルフのセンス③)

越谷ゴルフです。

②「脳」からの指令が、「神経」を通じて
カラダの各所の末端にきちんと伝わっているかどうか。
の項ですが、

会社でも、社長が言ったことが下の人に全ては伝わりません。
給料も全部使えるのではなくて、税金が控除されて入金されます。
自動車は、ギヤがニュートラルだといくらアクセルを踏んでも
動力が伝達されず、前に進みません。
ラジオの電波は放送局から遠いと雑音が増えます。
また、トラックが横を走ると雑音が増えたりします。

つまり、
伝達させるということは、
○何らかのロスをあらかじめ見込んでおく必要があるということ、
○できるだけ雑音を拾いにくい環境をつくること、

あたりまえの話ですが、カラダを動かすのにも
あてはまっています。

肩に力を入れた状態で、針に糸を通す作業は難しいです。
糸を通すという指令が十分届きません。

特に感情は、「無意識」にカラダの各所に動きの指令を
出していますから、「意識」からの指令をかなり変質させます。

笑いながら水を飲もうとしても飲めません。

-----------------------

また、
③「神経」を伝わってきた信号や情報が、実際に筋肉を
動かす指令にうまく変換されているかどうか。
あるいは情報を受け取る「器官」に合致した信号が
送られてきているか。ですが、

例えば、
「脇を締める」といっても、「脇」という関節はないので、
実際には肩関節を動かした結果、脇が締まったり、

腕を上げるという行為は、腕の筋肉を使うのでなく、
肩の筋肉を使う行為であったり、

「腰を回す」といっても、腰の関節は回るような構造を
していなかったり、

口を開けるという行動は、実はあご関節の動きのこと
であったり、

・・・

「コツをつかむ」とはいいますが、
この場合の「コツ」とはまさに「骨」のことで、

カラダ使いのセンスのいい人とは、まさに、「コツ」の動きを
正確に把握しており、そのために必要な筋肉を縮めたり伸ばしたり
しているのです。
ゴルフスイングはこの動きの一連の流れです。

無駄な動きがあるとすると、不必要な器官に不必要な指令がでていて、
必要な動きを制限している恐れがあります。

また、無理な動きをしようとすると、故障の原因となります。

この②と③が思ったとおりならば、
「意思通りにカラダが動いている」状態です。
「無意識」にコツが正しく働いているならば、それでいいのですが、
そうでない方は、実際のところどのようにカラダが動いているか、
よく考えてみましょう。

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2005年09月25日

越谷ゴルフ(ゴルフのセンス④)

越谷ゴルフです。

今度は②③とは逆に、
④目や皮膚などの感覚を受ける器官の性能はどうか。
⑤感覚器官から得た情報が、「脳」に伝わっているかどうか。

感覚器官は実は人によってかなり性能差があるようです。
臭い判定士などTVCMに出てますね(笑)

しかし、
利き目が右目だから右目のほうが視力が良い、とは限らず、
ゴルフの場合は、
感覚器官の性能よりは、⑥の「脳」がどのように受け取っているか
のほうが重要な要素だと思われます。

なぜなら、
熟練の自動車整備工の人はエンジン音で悪いところが
わかる、といっても音楽の点数が良いとは限らなかったり、

プロゴルファーはクラブを持てば1グラムの重さの違いがわかる、
といっても違いがわかるのは、クラブの形をしているものに限定
されていたり、

感覚は、
訓練すれば鍛えられる部分も多いようです。しかし
「脳」がどのように受け取るか、脳の「発達」のところで
取り上げたほうがつじつまが合うのでそちらで考えます。

ただ、この項で取り上げる内容としては、
ゴルフに必要な感覚にもいろいろあるでしょうが、
スイングで一番必要なものは、「カラダ」の感覚である、ということ。
どのようにカラダが動いているかを「意識」「無意識」で
感じているか、というのが問題になります。

例えば、スイング中の重心は・・・ボールと、右肘の距離感は・・・
人差し指の付け根に・・・など、必要な感覚はたくさんあるのですが、

大切なことは、
前回、「脳」からの指令が各部所に伝わっているか、
で述べたのと同じで、力を入れすぎたり、筋肉の緊張等は、
「脳」に送る信号に雑音を混ぜるということ。

そして、「自然体」という言葉がありますが、
背中や首筋が不自然に曲がった状態では送られる情報に
ロスが出やすいので、構えには十分注意したいということ。
「血の巡り」という言葉もありますが、「神経」も巡っています。

練習する時は、
よーーーーーーーーく、
この感覚を研ぎ澄まして、「意識」して、一球一球、打ってください。(笑)

うまい人というのは、「無意識」に、感覚を研ぎ澄ましています。

ゴルフのセンスを言うならば、
スイングでは、「どのようにカラダを動かす」か、よりも、
「ボールを打つ時はカラダはどんな感覚か」という部分
のほうが重要でしょう。

なぜならば、この感覚で得た情報から学習することにより、
次回はどのように「カラダ」を動かすか、が決定するからです。


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越谷ゴルフ(ゴルフのセンス⑤)

越谷ゴルフです。

⑥「脳」に伝わってきた情報を、「脳」が歪みなく正確に
受け入れているかどうか。

「脳」に衝撃的な刺激が入ってくると壊れてしまうので、
サングラスのようなフィルターがあるそうです。

このフィルターのおかげで生命が維持されているのですが、
フィルターは年月を重ねていろいろな経験を積んだり、考え方、
理念、などによって色がついていくそうです。

当然、子供のころは、
このフィルターも脳自体もピュアです。感受性も強く、
いろんな事を経験して、学習して、
時には、フィルターを世俗を生きていくための色に、
あるいは自己防衛のために染めていきます。

少なくとも、大人である我々は、
美しいものを美しいと思い、正しいことを正しいと思えるように、
このフィルターを変な色眼鏡にしたり濁らせたりしたくないものです。

・・・

このフィルターが濁った状態としては、(笑)

○話の都合の良いところしか聞こえなくなる。
○現実を直視できなくなる。
○お金は大事なものだけど、全てをお金で考える。
○ただ単に頑固
○周りが見えない ・・・

等の症状が現れます。
ココロあたりの方はご注意を!
といっても自分ですぐに気づきませんので、気づいたときに
すぐ受け入れましょう。

この受け入れのフィルターを
別名「謙虚」、あるいは「素直」といいます(自爆)

ゴルフの運動面とは直接関係ない話になりましたが、
マナー面ではかなり問題になる感覚です。


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越谷ゴルフ(ゴルフのセンス⑥)

越谷ゴルフです。

⑦「脳」が最終的に受け入れた情報を、必要な部署で
情報処理しているか、処理スピードや容量に問題はないか。

知識や運動を会得するというのは、
脳の中に新しい思考回路や運動回路を組み立てる作業なのですが、
せっかく造った回路も、長く使わないでいると少しづつ壊れていきます。

逆に繰り返し使う回路はますます回路が太く形成されていき、
習慣や、癖といわれるものになり、
無意識のうちにますます深くなり、あとで変えにくくなります。
脳のどの部分にというのは次回に。

どうせ深く形成するなら、脳に良い習慣や癖を刻んだほうが
良いのではないでしょうか、というのが今回の話です。

ゴルフスイングにしても他の考え方等にしても、
今までのやり方を変えるということは、良い方向であれ悪い方向であれ
「脳」の自己防衛の本能の抵抗を受けます。

だから、言うまでもなく
ゴルフ初心者は、最初から基本部分については
プロのレッスンを受けたほうがよいわけで、
自己流は、最初に悪い癖がついてしまうと、回路を刻み直すのに
大変なエネルギーを使うわけです。

レジ打ちなど勘定系のPC入力に例えると、
ミスオペしたらオペレーション1回目、
訂正オペで2回目、
やり直して3回目、オペレーションで3倍、さらに
お客さんに「ゴメンナサイ」を言ったり、上司に報告したり、怒られたり、
自分で悲しい気分になるところまで入れると、
時間とエネルギーのロスは、5倍にも10倍にもなります。

ゴルフ練習での脳へのインプットが、下手な練習だと5倍も10倍も
非効率だとは思いませんが、一番恐ろしいのはそれが習慣になり、
当たり前の事になってしまうことです。

それが当たり前になってしまうと、さらに間違ったインプットが
行われたときに、ミスにミスを上乗せしたような状態になり、
取り返しがつかなくなる事が当然あります。


・・・情報の質で話が逸れそうなので、
次回は本題に・・・。m(。。;)m


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2005年09月27日

越谷ゴルフ(ゴルフのセンス⑦)

越谷ゴルフです。

⑦「脳」が最終的に受け入れた情報を、必要な部署で
情報処理しているか、処理スピードや容量に問題はないか。
の続きをいきます。

脳の部署は大きく分けて、
大脳に、「脳幹」「旧皮質」「新皮質」とあと小脳があるそうです。
(実際に見たことはないので、伝え聞いた知識ですが・・・
まあ、見たいとも思いません(^^;)

で、それがゴルフと何の関係があるの?って
「脳幹」は主に意思を司り、どう打ちたいか、に関わります。
「旧皮質」は感情面を支配しています。
「新皮質」は知性や理性を司り、知識を管理しています。
「小脳」は運動神経や感覚を司っています。


ゴルフは、この脳全体の作業の統合の結果なのです。

だから、
「脳幹」が強いだけでも「新皮質」が強いだけでも
結果は伴わず、バランスのとれた強さが結果に結びつきます。
一般には、新皮質デッカチの人が多いのでしょう。

問題になるのは、
「脳幹」からの指令と、「旧皮質」からの指令と、
「新皮質」からの指令の方向がバラバラである状態です。

例えば、
「~しようと思うのだけど、気持ちとしてはやりたくなくて、
でもやったほうがよさそう」 とか、
「~したのだけど、どうしてもうまくいかなくて、
アタマが熱くなってるので、次どうしていいかわからない、
けど~したい」

など、各部署での指令の方向にまとまりがつかない状態は、
アタマの混乱ですが、よくないストレスが生まれることにより、
その状態が長く続くとカラダに胃潰瘍などの変調がでてきます。

理想をいえば、
「~したい」という思いが熱い感情と結びつき、
「やる」ための条件がアタマのなかに整理され、
「できる」という確信や自信をもてた時、
一つ一つのプレーがうまくいく、ということ。

ゴルフの場合は、静止しているボールを
自分の間合いで打つため、
頭脳作業にかける時間や比重が大きいスポーツで、
一スイングが所要時間約3秒ということからしても、
反射神経や運動神経よりもそちらのほうが重要なのです。

でも、大切なことは、
考えるだけではなく、実際にボールを打たなきゃ
ゴルフははじまらない、という極めて当たり前の事実。
そしてスコアという明確な結果が出る。

結局ゴルフのセンスとは、脳ミソ全体のセンスが問われるので、
どこが強くてどこが弱いか、どこから手を付けていくのがよいかは、
自分一人で見極めるより良いコーチを見つけることのほうが
5倍も10倍も速いように思います。

というか、良いコーチを見つけなければ
うまくなれない、と断言しても良いかもしれません。
良いコーチとは、有名なコーチということではありません。念のため。

コーチにみてもらうか自分でやっていくかによって、
その差が現在は小さくても、3年後、5年後に大きく違ってくると思います。


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2005年09月28日

越谷ゴルフ(ゴルフのセンス⑧)

越谷ゴルフです。

⑦「脳」の処理スピードや容量を考えます。
・・・もうセンスを考えるには補足の部分ですが、

パソコンに、ウイルス監視ソフトを入れると、
動きが悪くなります。理由は、パソコンのCPUを
常に一定量、さらに大きな仕事をする時は特に頑張っちゃう
からです。

人間の場合もやはり、別に事を考えながらゴルフをした場合、
同伴者に「早く打て!」と注意されることがありますがこの場合は
考え事が脳に常駐しているので、
脳の、ゴルフをする事についての処理スピードが遅くなり、
容量が少なくなってます。

人によってゴルフをするのに影響するほど
本来の脳の処理スピードに違いがあるとは思えないのですが、
アタマの中が整理されてなかったり、場の状況が読めない人が
ゴルフした場合、ゴルフが遅くなります。

集中できることもやはりゴルフの大事なセンスですね。
「意識」の性格からしても・・・。

もうひとつ、
スピードそのものよりも重要なのは、よいリズムのほうでしょう。
歩くリズム、構えるリズム、スイングのリズム、同伴者とのリズム・・・

前に、良い循環、悪い循環のところで触れましたが、
うまくリズムにのるセンスもゴルフに必要なセンスだと
いえるのでしょう。

ゴルフに限らず何事も・・・。


-------------------
今月は毎日のように頑張ってブログを書いたので、
月初に企んだある目的を達しました。

ある目的とは・・・

近いうちに明らかにします。お楽しみに。(・・・?)

次回から、週2回ぐらいのペースで更新します。


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2006年08月01日

調律が狂ったゴルフ

越谷ゴルフです。

ピアノの調律が上手くいっていない場合、
世界最高のピアニストでも
上手く演奏をすることはできません。

調律が狂った楽器での演奏は、
聞けばすぐわかります。

また、逆に、調律が、
ピアニストの演奏での失敗を補うこともない
事を付け加えておきましょう。

ピアノの演奏の上手いとか下手だとかは、
同じ鍵盤で、強いタッチ弱いタッチ、また、
いろいろな音の出し方ができるというのも
求められるでしょうが、

やはり大切なことは、
全体のバランス、メリハリ、リズム感など、
総合力が問われます。

音感、そして感性。

さて、ゴルフの場合ですが、
同じクラブで強く打つ、弱く打つ、など
いろいろな打ち方も求められるでしょうが、

やはり大切なのは、総合力。
そして忘れられ易いのが、全体のバランス。

これにはクラブのセッテイングが大きく関わります。

クラブを変えた時に、
調律の狂ったセッテイングでのゴルフでは、
メロデイの狂ったピアノの演奏と同じ結果に
なりかねません。

ただ、ゴルフとピアノの違うところは、
ゴルフの場合は、
クラブの調律不足をある程度、技術でカバーでき、
技術の未熟をある程度、クラブでカバーできる事。

だから、全体のバランスの乱れを見逃し易いのです.

しかし、セッテイングについては、専門家に見てもらえば簡単に
できることです。

もし、それをしないとすると、
上を目指すゴルファーならば、怠慢以外の何モノでもない
と言い切れると思います。

調律の狂ったピアノでは、音感が磨けないのと同様に、
セッテイングしていないゴルフでは、ゴルフのセンスは
磨けません。

・・・

さて、調律が狂ったゴルフといえる、
もう一つの要素。

精神面の気分変調状態(^^;

・・・これはまた機会があれば考えましょう。


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2006年08月11日

ゴルフのセンスが身に付くと・・・

越谷ゴルフです。

ゴルフの初級者が中級になるには、
練習をして、コースにも慣れて、
上手くなればいいのですが、

中級者が、上級者になるのに、
求められるのが、ゴルフのセンス。

一段、考え方が変わる必要があります。

スコア的に言うと、
中級者の上のほうでシングルプレイヤーでしょうか。

片手シングル、いわゆるハンデ5以下ぐらいからは、
上級と言ってもいいと思いますが、

いわゆる上級者のゴルファーは、ゴルフに対して
中級者とは違ったモノの見方、考え方をしています。

なぜ、見方や考え方が違うか、というと、
しつこいようですが、
彼らはゴルフのセンスを身につけたからです。

では、
・ゴルフのセンスとはどういうものでしょうか。
・ゴルフのセンスはどうやったら身に付くでしょうか。

・・・

まず、ご自分で考えてみてください。

あるいは、上級者を観察してください。

次回、もう少し踏み込みます。

ていうか、
知りたい人にだけ、
個別にお伝えするカタチをとりましょうか。
どうすればいいでしょう・・・。


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2006年08月12日

ゴルフのセンスって?

越谷ゴルフです。

・ゴルフのセンスとはどういうものでしょうか。
・ゴルフのセンスはどうやったら身に付くでしょうか。

・・・

「続きを読みたい!」と思ったら
ココをクリック!→→

と、前回を終わったら、一日に6人の方に
応援いただきました。感謝です。

反応があってヨカッタデス。
ブログ書いてる甲斐がありました。

--------------------------

さて、

・ゴルフのセンスとはどういうものでしょうか。
からいきますが、

考えていただいたでしょうか。
決して難しい質問ではなかったと思います。

キーワードは、実は反応を得ること。

ゴルフに必要なセンスの代表的なものを
整理しておきましょう。

・距離感覚
・方向感覚
・フェース感覚
・ソール感覚
・身体感覚
・・・

聞けば、なぁーーーんだ、そんな事、
知ってるよという事ばかりだと思います。

だから、
どうやって、そのセンスを身につけるか、
のほうを詳しく解説しましょう。

センスの身につけ方を一言でいうなら、
ゴルフのラウンドや、練習を通じて、得るのですが、

例えば、
ハーフショットの練習は大事、といいますが、
なぜだか考えたことがありますか?

ハーフショットの練習をする最大の目的は、
ハーフスイングの練習をすることではありません。

ハーフショットの練習を通じて、
距離感覚、方向感覚、フェース感覚といった、
感覚を磨くこと。

言い換えると、
50ヤードを打つ練習をするのではなく、
50ヤード打ったときの、手応え、感覚を得る
事が本当の目的ということ。

結果として、50ヤードになる感覚を知る。

つまり、
フルショットでは、入れる力が大きい分だけ刺激も強いですが、
受け取る感覚も麻痺します。

刺激は強ければ良いといいものではなく、
強すぎる刺激では、反応を感じられないんです。(汗)

ボールに刺激をどのように与えるか、が目的ではなく、
ボールから刺激をどのように受け取るか、が目的。

ここで言う、ボールから受け取る刺激が、
ゴルフのセンス。

最初の言い方をすると、
練習やラウンドを通じて、ゴルフのセンスを身につけていく
ということですが、

繰り返しますが、
ボールを打つのが練習になるのではなく、
ボールを打つことからどんな感覚を得るか、

これが練習であり、
ゴルフのセンスを磨く事と言えます。

・・・

フルショットだけ練習していても、
得るものは少ないということと、その理由。

何の目的で、ハーフショットの練習をするのか、

この二点を押さえて練習していただけたら、
随分と違うと思います。

次回は、ゴルフのセンスが磨かれると、
どのように考え方が違ってくるか、変わってくるか、

に触れたいと思っていますが、次回の更新も、
読者の方の反応を見ながらにさせてください。


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2006年08月13日

上級者の思考の仕組み

越谷ゴルフです。

ゴルフに限らず、
初級者と上級者の思考の違いを説明しましょう。

例えば、3×4= 
この計算をどのように行ないますか?

九九を覚えている人は、計算しなくても、
12という答えを出します。

でも、初級者は、
3を4回足し算しなければいけません。

そして、大きな問題にぶつかります。

一桁の計算から、二桁の計算へ
つまり、10の集まりを脇に一旦おいて、
残りが2、だから合わせて12という思考を
必要とします。

4回足し算を繰り返して、なおかつ、
繰り上がりも考慮することは、ある意味、
九九を覚えることよりもかなりアタマが良くないと
できません。

独学で、九九を教わらずに、
12を導き出す方法を発見するには、
時間がかかりすぎます。

あるいは、
3×4も4×3も答えが同じになることを発見して、
大喜びします。

でも、そんな事は、
九九を知っている人には当たり前の
パターンですね。


独学で上手くなろうとするゴルフの初心者が
なかなか上達しない部分とよく似ていますが、

九九を自分で発明するのは普通の頭脳では
不可能とも言えるでしょう。

ゴルフなら
レッスンプロに教わったほうがはるかに上達が早い。

・・・

また、文章データをパソコンに記憶させておくのに、
画像として保存するのと、
テキストとして、保存するのでは、

どちらがメモリー容量を使いますか?
また、文章の内容を後から検索するとしたら
どちらが速いですか?

同じ情報でも、上級者と初級者では、
取り込み方の質と意味の量が違うのです。

取り込み方だけでなく、データの取り出し方も違う。

つまり、同じモノを見ても、見え方が違う。
脳のメモリーの使い方も違います。

だから、脳に保有している必要な情報量が
圧倒的に多いことになります。

したがって、
ゴルフ場で同じ状況でボールに向かった場合でも、
受け取る情報の量は圧倒的に多く、
また、情報の持つ意味が違うことになります。

上級者は、得た情報をテキストで利用するように、
メモリー使用が少なくとも情報量は多く、
必要な部分の検索も速い。
また似た状況での応用ができる。

一方、初級者は
画像データで文章を取り扱うような
脳の使い方をしています。
おそらくデータの内容に間違いはない。でも、
遅いし、大切な部分に意識が集中されないし、
応用が利かない。

そうすると、上級者同士が行なっている会話は、
初級者にとっては別の言語で会話しているようなもので、
何を言っているのかわからないといった事態も生じます。

だから、上級者が感覚を表現するのに、
意味不明な表現も多く、でもわかる人にはわかる。
でも、わからない人には説明にしようがない。

初級者にもわかる表現をどれだけ知っても、
所詮、初級や中級の域を超えることはできません。

上級者になるには、
上級者の言語、思考の仕組みを知る必要があります。

・・・

さて、それをどうやって手に入れるか、
次回、続けます。


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2006年08月16日

間違えました

越谷ゴルフです。

筆者は大きな間違いをしておりました。

・・・

上級者になるには、
上級者の言語、思考の仕組みを知る必要があります。
さて、それをどうやって手に入れるか、

・・・

と、意気込んでブログを書いておりましたが、
大きな間違いをしておりました。

それは、
世の中のゴルファーの99%以上が
「上級者になりたいとは限らない」ということ。

ホンネの部分で。

だから、
そんな1%にも満たないような興味者を対象に
話を続けてもツマラないと思いますので、
止めましょう。

では、現実のゴルファーはどんな状況か、
というと、

ゴルフが上手くなりたいと思っている。
でも、何らかの「制約」があって、
他にやらないといけないと思うことがあって、
なかなか実現できないでいる。

・・・

練習場で多くのゴルファーと接していて、
大切な部分を忘れていました。

また、
別に上級者にならなくてもゴルフは十分楽しめる。

上級者にならなくても楽しめるのは、
別にゴルフに限りません。

それでも上級者になりたいと思うなら、
「制約」を外さなくてはいけません。

ここでいう制約とは、物質的なものではなく、
精神的な制約です。

・・・

一つだけ、制約の例をあげておきましょう。

ゴルフの上級者には、選考された人、
素質や条件に恵まれた人だけがなれると思う制約。
自分にはとても無理だと思う。思い込み。

この制約の下では、
間違いなく上級者になることは制約されます。

光は見えません(笑)

自分がゴルフの上級者になるかどうかは、
少なくとも他人が決めることではなく、
自分で決めることのはず。

どうしても、画一的な制約を押し付ける
教育制度での優等生は、制約されないと
逆に不安になるようです。

だから、自分で無意識のうちに制約をつくってしまう
傾向にあるようです。

そのほうが心地よければそれもいいでしょう。
他人がとやかく言うことではありません。


裏を返せば、
上級者にならざるを得ない制約を、
自分で自分にかけたほうが、本意ではないでしょうが、
制約の下で上級者になるかもしれません。


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2006年08月17日

質問

越谷ゴルフです。

自分がゴルフの上級者になるかどうかは、
少なくとも他人が決めることではなく、
自分で決めることのはず。

・・・でしたね。では、

「私はゴルフが上手くなるでしょうか?」

という質問を誰かにするとしましょう。

答えてくれる人が、仮に上級者やプロであって、
口の悪い、正直な人であれば、

「お前には無理だ」と答えます。

そしてそこに、怒りとか、呆れの感情が入ります。

その本意は、
「やることやりもしないで、上手くなるわけないだろ」
というのもありますが、

現在の技術的な部分を問題にすることよりも、
主に、考え方や、態度、取り組み姿勢を問題にします。

顔色を見て、瞬時に判断しているのですが、
上級者にはそれがわかるのです。

・・・

ただ、一生懸命頑張っている(と仮定しますが)
あなたの立場としてはいかがでしょうか。

練習しても全然上手くなるとは思えず、
スコアも伸びず、手応えも感じられない・・・。

不安で仕方がない。

このままゴルフを続けていて本当に
自分が上手くなれるかどうか・・・。

だから、
最初のような質問をしたくなる気持ちもわかります。

でも、考えてみてください。

自分がゴルフの上級者になるかどうかは、
少なくとも他人が決めることではなく、
自分で決めることのはず。

でしたね。

上手くなることについて、不安を持っている場合は、
上手くならないという決定を
自分で選択していることにつながります。

自分が上手くなると信じることは、
あるいは、信じられることは、
上手くなるという決定を、
自分で選択していることにつながります。

だから、
「私はゴルフが上手くなるでしょうか?」
という質問が、不安感から発せられたものであれば、
答えは「上手くならない。」としか言いようがない。


・・・

上手くなるならないのケースだけでなく、

もう一歩進んで、やるべきことをやった後の、
勝負に勝てるか勝てないか、
の質問も同様でしょう。

相手がいる勝負の場合で、勝てる試合であっても、
勝つということに不安があると勝てません。

・・・高校野球を見ているとそのあたりよくわかります。

勝てる試合であっても、緊迫した場面になると、
エラーがでて逆転負けしたりするのですが、

甲子園に出るようなチームでは、やるべき練習は行い、
技術的な問題は一通りクリアーしているはずなのですが、

「勝つ」ということに不安を持ったほうが
勝てなくなっているのです。そして大崩しています。

・・・

さて、話を「上手くなるかどうか」の質問に戻しますが、

上手くなるということに対して、不安を持たなければ、
上手くなれる仕組みになっていることを
理解していただけたでしょうか。

ゴルフ雑誌でも、「どうやったら上手くなれるか」
の特集は多く組まれますが、
テクニック的な記事が多いのは、
上のような内容は、あまり面白くないので
その雑誌が売れなくなるからです。

でも、上手くなるための真髄の部分は
あまり売れない別のところにあります。

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2006年08月24日

ゴルフと麻雀

越谷ゴルフです。


1980年代ぐらいまでは遊び仲間が4人そろうと、
ゴルフの後そのまま雀荘に直行というパターンも
多かったようですね。

また、ゴルフと麻雀は、社会人としての
付き合いの必須項目でもありました。


今でも、かなり数は少なくなりましたが、
ゴルフ場への道中に雀荘の看板を見かけるのは、
ゴルフと麻雀は、不良中年オヤジの典型的な趣味
だったからでしょう。

最近のゴルフも、
不良中年の社交場みたいな部分もありますが、
アスリート系といった言葉の出現など、
スポーツ色が強くなったり、女性ゴルファーが
かなり増えてきていますので、様相が変わってきています。


さて今回は、麻雀には、
勝負の勘どころを学べる部分が多いので、
いくつか挙げておきましょう。

○緊張


ゴルフは基本は個人競技なので、
自分との闘いがクローズアップされることが多いですね。

だから、
スタートホールでの緊張やバーデイパットでの緊張は
よく取り上げられますが、過度に緊張する人は、
やはり麻雀も弱いようです。

麻雀には、聴牌タバコといった言葉があります。
点数が大きな手を聴牌すると、そわそわし始めたり、
挙動がいつもと変わる人は、勝負に弱い。


麻雀の場合は、相手のあるゲームですが、
相手と戦う前に、自分との闘いで自滅していく人は
やはり弱い。

ゴルフでのスタートホールも、麻雀での配牌も、
条件はみんな同じといっていいでしょう。


自分だけが緊張したり、興奮したり
するわけではありません。

緊張すると、自分の力が発揮できなくなります。


・・・勝負強い人はそういう場合、緊張とはいわず、
シビレる、という感覚のようです。

○状況認識

今、自分が置かれた状況がよくわかっているか。


ゴルフではスコア状況、
麻雀では持ち点や捨牌の状況から、
対戦相手の心理にも注意を払うことができるか、
がポイントになります。

麻雀の場合は、捨牌や鳴き牌から、

相手の手の内、つまり考えていることが
ある程度推測できます。

ゴルフの場合も、
マッチプレーや優勝を争うプレーオフなど、
同伴者の心理状況を推測する必要な部分が
ありますが、


基本としては、情況判断するべきものは、
同伴者の心理というより、コース情況ですが、
情況が読めない人は、やはり弱い。

これは緊張の項目と同じで、
自分の事しか考えられない人は、
自分以外に目を向けることができていない
のが共通しています。


練習場ではいい当たりが出るのに、
コースでは全くダメな理由には、
練習場は、いつも情況が同じで、
良好に保たれているから、
情況を読む必要がないというのがあります。

・・・補足すると、
プレーに集中は大切なことです。しかし、
プレーに集中する前に、ルーチンとして、
情況判断するという項目を入れるか入れないか、
これが無意識に組み込まれている人は勝負強いですね。

状況判断をルーチンに入れてください。


・・・長くなりそうなので、今回はこの辺で。


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2006年08月25日

ゴルフと麻雀(その2)

越谷ゴルフです。

麻雀に学ぶ勝負の勘どころとして、
「緊張」「情況判断」に続けます。

○勝負の流れ

ゴルフでも、前の組のスロープレーや、
同伴者のナイスプレーなどで
簡単に調子を崩す人がいます。

麻雀は意図的にポンやチーなどで、
せっかく調子が良くても、より積極的に、
流れを変えられてしまう事があります。

問われているのは、
状況が変わった時の対応力の部分です。

そして
自分のペースに上手く引き戻すことができるか、
がポイントです。


よく、麻雀でも
マークされた方がやり易いというのですが、

USPGAでも、
タイガーウッズはいつもマークされているので、
タイガーは自分のペースでゴルフしているのに対し、

他の選手はタイガーを意識しすぎ、自分のペースでなく、
タイガーのペースでゴルフをして失敗しています。

他の選手も優勝争いできるだけの実力がありますから、
本来なら誰が優勝してもおかしくない情況です。

例えば、A.スコットや、S.ガルシアですが、

タイガーを目指しているうちは、言い換えると
タイガーをマークしているうちは、
メジャーで優勝することはないでしょう。

なぜなら、いつまでも、
タイガーと対戦した時に自分のゴルフを
させてもらうことができないからです。

・・・タイガーにさせてもらえないというよりは、
自分のゴルフをしていない、
と表現した方が適切かもしれませんが。

国内でも、ジャンボ尾崎選手が強かった時は、
ツアー全体が、ジャンボさんのペースで、
もっと言うと、あたかもジャンボさんのルールで
試合が行なわれているかのような雰囲気で、
試合全体の主導権を握っていました。

ジャンボ尾崎選手の実力をもってすれば、
このペースを掴むことができれば
もっと海外でも活躍できたのですが、
さすがにそれは許されなかったようです。


そして、失敗という意味では、
麻雀の強い人も自分の素晴らしいアガリを狙うより、
対戦相手のアガリ手をフリコミしない、事を重視します。

ゴルフでも、スコアにいい人は、ナイスショットを狙うより、
仮に失敗してもキズが浅い方法を選択しますね。
臆病なほど慎重なわけです。

それは、ミスは勝負の流れを変えるきっかけとなるから。

・・・

勝負の流れ、自分のペース、マーク、そしてミスについて
極論すれば、「ウサギとカメ」のお話がありますが、

この勝負、どちらが勝ったかはご存知ですね(笑)

この勝負、カメはもともと負ける勝負ですが、
ゴールを目指し、終始自分のペースを守って戦いました。

一方、ウサギは自分のペースで勝負せず、
ゴールを目指すのではなく、カメをマークし、
カメのペースで戦いました。

いくら技術力に差があろうとも、
目指すべきものはゴールであったにもかかわらず、
ゴールを目指さないで、カメをマークし、
カメのペースで、カメの土俵で戦ったのでは
勝てるはずがありません。

そしてウサギさんは、カメに負けるはずはないという油断、
つまりミスを犯しました。

このミスにより、
ウサギからカメに勝負の流れを変ったのです。

自分のペースを確立し、
何をマークするか(何を目指すか)は、
勝負の流れを引き寄せるのに重要なこと。

そしてミスによりみすみす流れを逃して
勝利を逃すことはもったいないことです。


もったいないです。


十分実力があるのに、
勝負の流れを引き寄せることができないとすれば・・・。


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2006年08月26日

ゴルフと麻雀(その3)

越谷ゴルフです。

麻雀に学ぶ勝負の勘どころとして、
「緊張」「情況判断」「勝負の流れ」に続けます。


○勝ちへのこだわり

賭け麻雀や賭けゴルフは禁じられていますが、
麻雀はゴルフよりも賭博性のイメージが強く、
キナ臭い勝負の匂いします。

麻雀好きなら一度ならず何度も見ている映画で
「麻雀放浪記 」という映画がありましたが、

麻雀を知らなくても、
勝負師の勝ちへのこだわり方を知る教材として、
観てもいいと思います。

ドサ健(加賀丈史)は、まゆみ(大竹しのぶ)の抵抗を
押し切って家の権利証を持ち出し、勝負に賭けたり、

出目徳(高品格)は九蓮宝燈を上がる一局で、
家以上のものを失います。
そして印象的な、その時のドサ健のセリフは・・・

映画では、若き日の真田広之演じる哲が、
勝負師たちのやりとりからいろいろなものを
吸収し、成長していきます。

この映画から、哲と同様に、
良い悪いは別として、勝負師の考え方や、
彼らの勝負へのこだわりを感じてもらいたいと思います。

(注1:映画では家の権利証(正式名称は登記済証)を
賭けてましたが、実際の不動産の権利移転には、
権利証だけででなく、実印と印鑑証明も必要になります。

注2:九蓮宝燈とは、
ゴルフではミドルホールでホールインワンするぐらい
あり得ないアガリ役です。

ツッコミドコロの多い映画ですが、
これがまた面白いのでオススメします。

「角川エンタテインメント 麻雀放浪記 」 )

・・・

それはさておき、

「どうやったら勝てるようになりますか?とか、
勝負事に弱いのですがどうすればいいのですか?」

という質問は、

「どうやったらゴルフが上手くなりますか?」

という質問に答えることぐらい易しいです。

あまりに易しすぎて、
このブログで書けるような内容ではないので、
自分で考えてください。

(・・・たぶん、こう書いておけば、
わかる人にはわかるから、それでいいです。)

あえてヒントを出すなら、
「勝利とはあなたにとって、一体何ですか?」
これを、紙に書いてみてください。


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2006年08月30日

枕草子

越谷ゴルフです。


平安時代の女流作家、紫式部の「枕草子」は、
皆様一度は読んだことがあるでしょう・・・。

--------------------


「春は あけぼの  
やうやう白くなりゆく山ぎは少し明りて
紫だちたる雲の 細くたなびきたる


夏は夜  月の頃は さらなり 闇もなほ 蛍の多く飛び違ひたる
また ただ一つ二つなど ほのかにうち光りて行くも をかし
雨など降るも をかし


秋は 夕暮  夕日のさして 山の端いと 近うなりたるに
烏の 寝どころへ 行くとて 三つ四つ 二つ三つなど
飛び急ぐさへ あはれなり
まいて 雁などの列ねたるが いと小さく見ゆるは いと をかし
日入り果てて 風の音 虫の音など はたいふべきにあらず


冬は つとめて 雪の降りたるは いふべきにもあらず
霜のいと白きも  また さらでも いと寒きに 
火など 急ぎ熾して 炭もて渡るも いと つきづきし
昼になりて 暖かく暖びもていけば
火桶の火も 白き灰がちになりて わろし」


---------------

たった、これだけの文章ですが、
解説となると、これまで数え切れない人が解釈を与え、
その解説の総量は、何万ページにも何十万ページにも
なっていることでしょう。


でも、紫式部が枕草子で表現した本当の意味は、
どれだけ解説を読んでも、本文を一度も読んでいなければ
全くわかりません。まずこれが一つ。

やはり、自分で何回も何回も本文を読み、
解説を読み、そしてまた本文に戻り、
何回も何回も読む。


言葉の意味がわからなければ辞書で調べる。

そしてまた本文を何回も読み、
ついには暗記してしまうぐらい読む。


・・・

忘れた頃、ふっと春の明け方、東の空を見て、
無意識のうちに枕草子を思い出し、
ああ、これが「をかし」の感覚なんだな・・・と想う。


「をかし」の感覚がわかると、また全文を読んだ時に、
感じ方が違う。同じ文なのに違う内容に思えたりする。

・・・

ゴルフスイングの感覚を得るのも似た部分はないですか?

解説をどれだけ見ても、本物のスイングを見なければ
何もわかりません。


幸いなことに、
現在はテレビやビデオが発達していますから、
それを利用できます。本当は実物が良いでしょうが。

そして、お気に入りのプロのスイングの
ビデオを何回も何回も見て、
スイングの解説を読んで、聞いて、
やはり、何回も何回も同じように自分でもやってみる。

しかし、それはスイングのカタチや本質をつかむ第一歩。
実際に同じようなタイミングでお手本どおりスイングできた時に、
ああ、これが切り返しの感覚なんだな、とか、わかる。

そしてもう一回、スイングのビデオを見ると、
同じスイングでも違って見える。違う部分が見える。

新しく違って見えた部分をまた自分でやってみる。
この繰り返し。

・・・

しかし、多くのアマチュアゴルファーは、
そこまでラウンドや練習を繰り返すことはしない、
あるいは物理的にも難しいので、

同じ事項でも見え方が変わり、感覚が変わるところまでは
なかなか到達しません。

むしろ、少しうまくいかなければ、
やり方を安易に変えてみたり、道具のせいにしたりします。

それはそれでもいいかもしれませんが・・・

もし、感覚を掴みたいなら、センスを磨きたいなら、
このあたり考えてみたいものです。


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2006年09月03日

練習効率はどこまで上げられるか(その1)

越谷ゴルフです。

今回は「効率」について、基本事項の確認です。

限られた時間の中で、練習効率を上げるには、
目標を明確にして、練習の計画を立て、
スケジュールどおり練習することが
大切とはよく言います。

今ある限られた練習時間を何の練習に充てるか、

優先順位をつけて、優先度合いの高いものから
実行に移して行くことが重要なポイントになります。

そして、何を優先と判断するかが練習のセンスです。

つまり、ドライバーの飛距離を伸ばしたくても、
スコアを上げるにはアプローチのほうが重要だと
判断すれば、ドライバーを振り回すことより
寄せの練習をする人もいれば、

そんなことはわかっているけど、ドライバーが打ちたいから
ドライバーを練習する人もいます。

練習時間に何を優先するかは練習のセンスです。

それは、上達するには何が大切と考えているか、
が、今、現在の時間の使い方に現れるからですね。

以上は練習効率を上げるための全般的な話です。


また、何を練習しなくてはいけないかという、
練習項目のなかでの最重要事項の意思決定は、
コース戦略を組み立てる時の意思決定の癖にも
あらわれますから、

練習で、これをやらなくてはいけない、
とわかっているにもかかわらず、
自分のやりたい練習を優先する人は、

たいてい、コース戦略を決定する時も、その甘さが出て、
選択するべき戦略を優先するのではなく、
打ちたいように打って失敗することが多いのではないか
と言えると思います。

・・・

前置きが長くなりましたが、それを踏まえて次回本題です。
目標を明確にし、計画を立てて練習することは、
上達の効率を上げることに間違いはありません。

しつこいようですが、
目標を掲げ、それを目指さないで練習することは、
目的地を定めずにクルマを走らせるようなもので、

目的地がないから道順の修正はありえません。
ただ、道を曲がりたい時に曲がるだけです。

「修正」とは、道を間違えた時にするものであって、
最初から目的地がないのでは、道順を間違えるということが
ありませんので、修正という言葉が存在しません。

また、同様に、
「効率」についても、目的地があるから使える言葉で、
目的地にいかに最短で行くことができるか、
あるいは、いかに早く到着することができるか、

これを扱う言葉なので、
ただ目的もなく、ボールを打つ行為に「効率」という言葉は
本来なじみませんので注意してください。

・・・

で、「効率をどこまであげられるか」というからには、
なにかもっとすごい方法があるのではないか(笑)

今回を踏まえた上で、次回に続きます。
だから、今回の内容にまだ達していない人には
次回の内容は、かなり本質的な部分なのですが、
読んでもよくわからない内容になると思います。


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2006年09月06日

練習効率はどこまであげられるか(その2)

越谷ゴルフです。

「効率」とは、目的地があるから使える言葉で、
目的地にいかに最短で行くことができるか、
あるいは、いかに早く到着することができるか、

ただ目的もなく、ボールを打つ行為に
「効率」という言葉は本来なじみません。

ということでしたね。

・・・もう少しだけ確認させてください。

上達目標があっての効率ならば、では仮に、
「初めてクラブを握って1ヶ月でスコア100まわる方法」
を、考えます。

技術的な項目はここではふれません。
でも、単純に、1ヶ月で100を切りたいなら、
習得するべき項目を、毎日8時間づつ、30日間
一日も休まずに、まるで働くように真面目に、
ゴルフに時間を費やしたらどうでしょうか。

そんなの詭弁だ、と思われる方は多いでしょうが、
実は効率を語るなら、こっちのほうが正論です。

1ヶ月という短期間で100が切れるなら、
十分に効率的だといえるでしょう。

もし3年やってもなかなか100が切れないとしたら、
それまでゴルフに費やした時間やお金はかなりの量
かもしれません。

「効率」とは、ラクをすることではなくて
負荷を上げるから、短時間で結果がでる、
ということも基本です。確認お願いします。

3年やってなかなか100が切れなくて、
スコアも変わらなくなった、
でも、これから1ヶ月で100を切りたいと思うなら、
ペースを上げて、つまり負荷を上げることも、
時間面での「効率」を上げたことになる。

誤解のないように、繰り返します。
練習の効率を上げるということは、イコール
ラクをすることではありません。

効率を上げるということは、密度を上げることなので、
疲れるほうが当たり前の話になります。
つまり、長時間練習してカラダが疲れるか、
あるいは費やした時間や、打ったボールの数は少なくても、
集中するのでアタマがクタクタになります。

・・・

んーーーと、たぶん、
このブログを読んでいただいている方が知りたいことは、
そんな確認事項ではないと思います(苦笑)

負荷を上げるという意味ではなく、
無駄な部分を無くすという意味で、
「効率」を考えていると思います。

では次回こそは本論に・・・


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2006年09月07日

練習効率はどこまであげられるか(その3)

越谷ゴルフです。

練習効率を考えるうえで、
習得に無駄を無くす部分を考えます。

効率を語るといっておきながら、
ここまでかなり回り道をしてきました。

このブログでの回り道を実際の練習では
そうならないように活かしていただけたらと
思います(自爆)

まずスイングのカタチに関して言えば、

練習内容として、効率を上げるためには、
レッスン書などでは、
言葉だけで必要なモノを吸収する方法より、


写真やイラストを使ったほうが理解が早められ、
効率がいいといえます。

さらには、ビデオを使うともっと効率は上がります。

・・・

「そんな事は当たり前だっ!」
という声が聞こえてきそうですが、

ではなぜ、
言葉だけの説明より写真や、さらにはビデオのほうが、
効率がいいのですか?

・・・いうまでもなくそれは、視覚に直接訴えるからですね。

言葉という手段を介さず、感覚に直接伝え、
アタマの中に仮想のイメージをつくりやすくしているから。

そして学習や技術習得を考える上で、最も重要なのが、

1.アタマの中の仮想のイメージ
2.そのイメージをどうやって自分の中に取り込むか

取り込んでそれからはじめて
3.仮想イメージを現実のスイングに再現する

・・・たまたまのナイッスショットは、
イメージは残すかもしれませんが、
そこに再現性はありません。
結果として効率が悪い。だからここではとりあげません。

例えば、1枚のスイング写真があるとしましょう。
それをアタマの中にイメージとして残すのですが、

仮想、というからには、アタマの中に、
平面である写真から、立体を仮想する必要があります。
スピード感やリズムを仮想する必要があります。
連続した動きを仮想する必要があります。

ビデオはかなり補完しますが、
平面から立体を仮想する部分は同じです。

いずれにせよ、視覚から得た情報を、
自分で再現できるようにアタマの中で加工して、
仮想のイメージをつくりあげます。

また、それを再現するには、
視覚から得た情報で自分の中でつくりあげた仮想イメージから、
力を入れる感覚や触覚、など、別の感覚に置き換える
必要があります。
そしてはじめて自分のカラダで表現できることになります。

感覚を置き換える・・・

これは、同様の行為として、

・音を色として見る
・匂いを見る

といった、五感を別の感覚で感じる行為に似ています。

五感を別の感覚で感じる例としては、

音楽家に必要とされる絶対音感。
これは、音を耳で感じるだけでなく、音の周波数を
触覚で感じていたり、本当に色で視覚でみているそうです。
だから明確に見分けることが、でなく、聞き分けることができる
と言われています。

それからお金の匂い。(笑)
お金の匂いとは、本来は紙とインクの匂いのはずですが、
実際には別の意味に使われています。

・・・

スイングの様々な感覚を受け入れ、
別の感覚に置き換える能力があると、吸収力はあがる。

一番理想なのは、上手い人がもっている仮想イメージを
力加減の感覚をはじめとしたスイング全ての感覚を、
直接、自分のアタマノ中の仮想イメージのなかに
落とし込むこと。

しかし直接、というのは脳移植でもしなければできないので、
五感全てをフルに活用して吸収し、仮想イメージを
自分の中につくりあげること。

とにかく、まず、
仮想イメージをつくりあげるところまでを効率化したい。

・・・次回に続きます。


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2006年09月08日

練習効率はどこまであげられるか(その4)

越谷ゴルフです。

アタマの中の仮想イメージをつくる作業を
効率化するとは、どういうことか。

とその前に、アタマの中の仮想イメージを
整理しておきましょう。


仮想のイメージとは、まず、
他人が自分のアタマの中につくりあげてくれる性質
のものではありません。
自分が、自分のアタマの中に浮かび上がらせるもの
です。

仮想イメージの究極は、
「あの世」と「この世」

・・・(笑)

誤解を招くのであんまり使いたくない例ですが。

つまり、
「この世」とは、現実の、生きている世界。

それに対して「あの世」とは、、死後の世界で、
現実には存在しません。
でも、実際に見たことがないはずなのに、

いろいろな人が死後の世界は
ああなっている、こうなっている、と言います。

そして、「あの世」の話を子供の頃から聞かされて、
誰もが、「あの世」のイメージをもっています。

現実には存在しないものですが、
あたかも現実に存在しているもであるかのように、
誰もが認識しています。

だから、「あの世」とは、究極の仮想イメージ。

余談ですが、生死をさまよう意識状態では、
この現実の世界と、仮想イメージの世界の区別が
つかなくなります。

現実と仮想の区別がつかない意識状態を、
変性意識と言いますが、

その意識の状態の下では、
10年前に死んだはずの優しかったおばあさんに、
あの世で会って、「まだ来るな」と言われて帰ってきた、
という仮想イメージが、いかにも現実に思えたりします。

・・・

で、ゴルフの練習の効率を上げるのに
なぜこんな話を持ち出したか、

怪しい話がまだ続きます。

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2006年09月09日

練習効率はどこまであげられるか(その5)

越谷ゴルフです。

仮想のイメージについて、まだつづけます。

アマチュアの1スイングに実際にかかる時間は約3秒、
タイガーウッズで1.7秒かかります。

でも、仮想イメージで考えてみるとどうでしょうか。

タイガーウッズはダウンスイングやインパクトの、
スイングスピードがピークのところでも、
スイングを止める事ができるといいます。

また、まだビデオがなかった頃の話ですが、
ベンホーガンも、自分のスイングの解説をするにあたって、
スイング中のどの部分でも、スイングを止めることが
できたそうです。

なぜ、そんなことができるかというと、
スイングの現実の所要時間は1.7秒であっても、
仮想イメージでのスイング、つまり、
アタマのなかで、自分がどんなスイングをしているか、
という認識は、1.7秒ではなく、もっと長いということ。


仮想イメージの世界では、
時間を止めることも、ゆっくりにすることも逆に
光より速くすることもできます。

また、ありえない事、例えばアルバトロスも、
仮想イメージの世界では可能です。
だって、「あの世」が仮想できるのですから(笑)

・・・仮想イメージの世界とは、
意識上、無意識を問わず、アタマの中につくりあげられた、
イメージの世界をさします。
意識上にイメージするものだけでなく、
すでに無意識にまで落とし込まれたイメージもさします。

で、先ほどの、
タイガーウッズのスイングの仮想イメージの時間は
1.7秒より長いという話ですが、

とてつもなく緻密で膨大な情報量があるので、
アマチュアの何十倍も何百倍もあるいはそれ以上の長さ
に感じていることでしょう。
だから、仮想イメージでスイングを止めると、
現実のスイングも途中で止めることができるのです。


つまり、ゴルフスイングを習得するのは、
まず理想のスイングの仮説イメージがどういう状態かを
知ることが大切で、
そして、それを現実に実現させていくということと
言ってもいいのではないでしょうか。

・・・

レッスンで教わったり、雑誌で見た内容などを
まずアタマの中で、こうするんだ、という仮想イメージを
つくります。

あるいは、自分でこうすればボールが曲がらないのではないか、
などアタマの中で仮想イメージをつくります。


当然、仮想イメージの世界ではうまくいくのですが、
その仮想イメージを現実に実現させようとする行為
のことを練習といいます。

もし、仮想イメージのとおりに実現できないとすれば、
両者にギャップがあるわけで、ギャップを知るのも
新たに仮想のイメージを作り直すデータを収集することであり、
練習の目的になります。


ギャップの原因は、
1.仮想イメージそのものが間違っている。
理にかなっていないから実現不可能。
2.仮想イメージ通りに実体であるカラダが動いていない。

この二つに絞られます。


仮想イメージと、現実が一致した時に満足感を得ます。
スイングの一コマ一コマに納得感をもっている、とも
いえます。

練習の効率をあげたいならば、
1.間違った仮想イメージをつくりあげると、一生上達しません。
2.仮想イメージが正しいけど、そのとおりにカラダが動かない
ということであれば、その正しい動きをできるようになるまで練習する

この2.が、効率的な練習を意味します。
そして、1.をいかにつくりあげるかに、
効率的な練習ができるかどうか、がかかっています。

練習しても納得がいかない、とすれば、
やはり、スイングの仮想イメージの一コマ一コマが、
現実のスイングの一コマ一コマと一致していない。

この感覚のズレともいえるものも、原因はやはりこの
1.と2.の部分にあります。


・・・仮想イメージの存在を認識していただけましたか?


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2006年09月10日

練習効率はどこまであげられるか(その6)

越谷ゴルフです。

仮想のイメージについて、まだまだ続けます。
またあまりおもしろくない話ですが、
タメになると思いますので、よかったら、
引き続きお読みいただけたら幸いです。

アタマの中の仮想イメージとは、
過去の自分の経験や知識をベースに
考え方にしたがって形成されるのですが、

新しいスイングの仮想イメージが形成されるには、
新しいスイング情報を五感を通じて仕入れて、
それまでの自分のスイング情報を修正して形成されます。

その新しいスイング情報とは、
時により映像であったり、言葉であったりするのですが、

例えば、言葉で仕入れる情報を仮に
AさんからBさんに、「スイングはこういうものだ」
ということを伝えるとしたら、

1.Aさんの現実のスイング
↓・・・Aさんの触覚や視覚などを通じて
2.Aさんのアタマの中の仮想のスイングイメージ
↓・・・Aさんの表現能力
3.Aさんのスイングを説明する言葉

そして、
3.Aさんのスイングを説明する言葉
↓・・・Bさんの過去の経験や知識
4.Bさんのアタマの中の仮想のスイングイメージ
↓・・・Bさんのカラダを動かす能力
5.Bさんの現実のスイング

通常の伝言ゲームで、
5人が20文字の言葉を伝言するだけでも、
一字一句違えずに伝えるのも難しい事ですが、

現実のスイングをAさんからBさんに伝えるには、
それぞれ別の5人が、

日本語を英語に訳して
その英語を中国語に訳して
その中国語をフランス語に訳して
またそのフランス語をアラビア語に訳して
最後にまたアラビア語を日本語に訳す、
ような伝言ゲームをして、

それでいて最初の日本語と最後の日本語が、
一字一句違わずに伝わることより、はるかに難しい(笑)

もし、練習効率を考えるなら、

いかに上手い人のアタマの中の仮想イメージを、
自分のアタマの中に再現するか、にかかっていますから、
つまり、同じ感覚を得るということですが、

(やはり、他人が自分のアタマの中にはつくってくれないので、
自分でつくりあげるしかありません。)

この、伝達過程をできるだけ少なく、
できれば直接仮想イメージから仮想イメージへ
伝わるような手段を考えたいところです。

このあたり、ではどうしたらいいか、
もう少し次回踏み込みましょう。


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2006年09月11日

練習効率はどこまであげられるか(その7)

越谷ゴルフです。

練習効率を考えるなら、
いかに上手い人のアタマの中の仮想イメージを、
自分のアタマの中に再現するか、にかかっていますが、

将来的には、アタマにヘッドギアをつけて、
電気を流して刺激を与えて・・・みたいな
オウム真理教がやろうとしていた方法が、
でてくるかもしれません。

あるいは、映画「マトリックス」のように、
首にコネクターをつけてバーチャルな仮想空間で、
弾丸を避けるような訓練をする、時代がくるかも
しれません。

おそらく、究極の効率を考えるとそこまで行き着くことでしょう。
今、その方法の善悪、可能性は度外視しています。

しかし、
仮想の世界で起きたことが現実の世界に大きな影響がある。

例えば、怖い夢を見たら汗をかいていた、みたいな、
仮想世界、仮想イメージで起きていることが、
現実にカラダの変化を生じさせることがありますが、
これは紛れもない事実。
(この現象をホメオスタシスといいます。)

だから、仮想のイメージ力を強化することは、
練習の効率を引き上げることにつながるというわけです。

仮想のイメージ力が強い精神状態とは、
・本気であること
・雑念なく、集中していること

・・・まあ、当たり前の事になっていしまいましたが、
疲れていたり、
練習していてもなかなか上手くいかないといった、
イライラしている精神状態は、仮想のイメージ力が低く
なっていますから、練習効率は上がらないわけです。

また、練習や、コースにでる間隔が開きすぎると、
仮想のイメージが薄れていますので、
効率は悪い、ということになります。

そして、集中力を極限まで高めた状態や、
自分の世界に入りきった情況など、
現実と仮想の区別がつかない、変性意識状態では、
仮想のイメージをそのまま実現させることができる
ことも考えられるわけで、

ある意味、無我夢中の意識状態で、
不可能に思えることを実現させてしまう超ファインプレー
もありうるわけです。

試合前にスポーツ選手は精神集中を図る理由は、
実は自分の仮想イメージを現実に起こす目的が
あるからです。

・・・

アタマが疲れるやりかたですが、
練習効率を上げるために必要な部分だと思いますね。

んーー。
練習効率を上げるには、本気で集中して行ないましょう
という話になってしまいましたがまだ続けます。


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2006年09月12日

練習効率はどこまであげられるか(その8)

越谷ゴルフです。

仮想のイメージははかないものです。
「これかな?」と思ったら、次の瞬間には
言葉にする前に、フッと消えてなくなっている
ことはよくあります。

で、「あれどうだっけ?」と、また一度浮かんだ
曖昧な仮想のイメージの再確認をしているうちに
イライラしだすと、さらにわからなくなっていくものです。

これは前回、
「仮想イメージを実現させるには
本気で集中して練習に取り組む必要がある」
といったところに関連しますが、

逆に現実の上達につながる様々な情報を、
仮想イメージをつくりあげるのにも、
本気で集中している意識状態がよい、
練習効率がいい、という部分につながっていますが

上達効率を上げるのにアセリはこれまた禁物。
やはり、アセリは仮想イメージをつくりあげるのに
いい影響を与えません。


また、スコアにこだわりすぎると、
目の前の簡単なパットを外すことがあります。

同様に、上達目標を掲げることも重要ですが、
その通りに上達しない時もアセリが生じて、
逆に目先の上達効率を悪くすることがあります。

つまり、練習効率を最大限にあげるためには、
上達目標を掲げることが重要なのはもちろんのことですが、
「意識上の仮想のイメージ」にその目標がある段階から

もう一歩踏み込んで、上達目標が、
既に「無意識の仮想イメージ」にまで十分に落とし込まれている
ことが、仮想イメージを想定した、目標設定の技術として、
超重要になります。

・・・

いよいよもって怪しいわかりにくい話ですが、
この意味がわかる人は、上達効率を限界まであげる
方法がかなりわかったことと、思います。


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