About 成果主義で上達

ブログ「越谷ゴルフリンクスのブログ」のブログテーマ「成果主義で上達」に投稿された記事を、過去のものから新しいものへ順番に並べています。

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成果主義で上達

2006年01月15日

越谷ゴルフ(成果主義で上達①)

越谷ゴルフです。

趣味が旅行の人は、
目的地に着くことだけを楽しむのではなくて、
移動そのものも大いに楽しみます。

ゴルフについてもそんな面はあり、
良いスコアを出すことだけが目的でなく、
ゴルフをすること自体に多くの楽しみがあります。

でも、ゴルフの楽しみの大きさは、
旅行よりも、もっと結果の影響を受けます。

だから、「成果主義」の考え方を上手く取り入れることにより、
もっと楽しめて、上達もできるのではないかと思いますので、
そのあたりを追求しましょう。

--------------------

「成果主義」ではまず、
「上手い」だけではなく「強い」ことが求められます。

一般に
「どうやったらゴルフが上手くなるか」という議論は多いですが、
「どうやったらゴルフが強くなるか」をテーマにしたゴルフ論は
まだまだ少ないかもしれません。

で、まず一回目。

「上手い」けど、「強い」とは言い切れない例として、
日本代表のサッカーがあります。

「強い」と言い切れないのは「決定力不足」と言われるからです。
最近はこのあたり、改善されつつあるようですがまだまだ
「決定力不足」を言われます。

・・・なぜ、決定力不足なのか。

決定力ってどうやって身に付くんだ!?

ついつい日本のサッカーを応援していると、
他人がしている事ながら自分の事のように熱くなってしまいますが、

この、「どうやったら決定力がつくのか」、これを考えて、
自分のゴルフに生かしたいものです。

決定力不足が言われるのは何も日本サッカーだけではありません。
日本人の柔道、日本人の相撲、日本人のバレーボール・・・
もしかしたら日本人のゴルフもそうかもしれません。

何が原因なのでしょうか。

逆に
同じ日本人でも、最近「強い」といわれるようになってきたのが
K-1ミドル級にいる、異色と言われる若い選手たち。
彼らは上手いだけでなく確かに強い。

・・・

このあたりを、
全日本柔道四連覇の故木村政彦氏が核心をついた
言葉を残しています。

「相手に投げられるのを嫌う練習をするな」

つまり、減点主義を戒めています。
「負けるのを恐れない」、とも言えます。

柔道も、「一本」を競う競技でなく、「有効」や「効果」といった
ポイントを競う競技になってしまいました。
柔道では、投げられないように組み手に終始すると、
技が中途半端になり、その場しのぎが続き、決定力に欠けます。

一方、
K-1ミドル級の選手たちは、つねにKO勝ちを狙い、豪語します。
最初から判定勝ちを考えておらず、ましてやポイントによる
減点なんて考えてもいません。だから強いのです。

・・・それにしてもこの減点主義というものは、
現代の日本における教育やビジネス社会に深く根付いた部分なので、
我々自身に置き換えると、ここで多くの例をあげなくても
身につまされる部分があるでしょう。

そう考えると
ブラジルサッカーは結構点を取られていますね。

タイガーウッズもいつもピンチの連続です。
2005年のUSPGAフェアウェイキープ率で確か170位ぐらい、
でも、タイガーにはそのピンチを乗り越える技術があります。
パーオン率は5位。そして、一番大切な部分ですが、
最後に勝つので強いと言われるのです。

ピンチを避けるばかりのゴルフもいいかもしれませんが、
勝つためには、技術の裏付けがあるなら冒険することは必要かも
しれません。許される範囲内の小さな失敗に収まるのであれば。

念のためもう一度繰り返しますが、
技術の裏付けがあるならという前提ですが・・・。(笑)


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2006年01月18日

越谷ゴルフ(成果主義で上達②)

越谷ゴルフです。

成果主義と対比して減点主義を挙げました。
もうすこしこのあたり補足しますと、

両者では、「成功と失敗」についてどう扱うか、が大きく異なります。

減点主義では成功を必ずしも要しませんが、失敗は絶対ダメ。
成果主義では失敗をしても構いませんが、成功は絶対必要。

つまり、意識の焦点をどちらに向けるかが違います。
「失敗」に焦点を合わせるか、「成功」に焦点を合わせるか。

意識をどちらに向けるかによっても結果が違うことは、
なぜか池に入れてしまうアマチュアの例もありましたが、

行動にあたって、「失敗しないには・・・」を判断基準としているか、
行動にあたって、「成果を挙げるには・・・」を判断基準としているか、
まずここが違います。

「失敗を恐れるな」と言う言葉を前回取り上げました。しかし
成果主義者の場合は、そもそも失敗は恐ろしいものではありません。

減点主義では、失敗することに恐れや不安を感じるように、
成果主義の場合は、何も成果が出ないことのほうに、むしろ
恐れや不安を感じるとも言い換えられます。

また、「失敗は成功の母」という言葉は、実は成果主義の言葉で、
成功するためには失敗は当たり前、通過ポイントなのです。
減点主義の場合はそもそも失敗が許されていないので、
そんな言葉は存在しないのです。

・・・つまり、「失敗」という言葉を聞いて連想するイメージが違うのです。

「失敗」「成功」「失敗は成功の母」といった言葉を聞いて、
自分がどのように感じているか、考えているか、受け止めているか、
一度点検してみてはいかがですか?

もし、あなたが減点主義が原因で、上達という成功から縁遠いとしたら、
これらの言葉の解釈を、つまり、アタマの中の辞書というか、
思考パターンを成果主義バージョンに書き換える必要があります。

例をあげると、
ミスショットはゴルフにおいてプロでも当たり前に発生するものなのですが、
上達しない、成果が出ないと嘆く人ほど減点主義に染まっていて
一発のミスに厳しく、常に完璧を求めることより、些細なミスを嘆き、
スコアが大崩れてして自滅していく、というケースは大いにあると思います。
少なくともこの筆者の身をもって知っている(?)パターンです。

さて、次回は、「失敗」についての取扱をもう少し深めて、
「強さ」の秘密である「無謀」と「冒険」の違いについてもう少し解説しましょう。


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2006年01月20日

越谷ゴルフ(成果主義で上達③)

越谷ゴルフです。

上達するために、「失敗」についての取扱についてもう少し深めましょう。

「反省だけならサルでもできる。」という流行語がありましたが、
一般に人間は賢いので(笑)、失敗した時、もう少し深い行動をとります。

人間は反省だけでなく、次に、「失敗の原因を追究」し始めます。
で、その次に考える事や行動が、同じ人間でも減点主義と成果主義で
分かれるのですが、

減点主義の場合は、失敗の原因を「徹底的に分析」し、
二度と同じ失敗を繰り返さないようにします。
失敗はネガテイブなものですから彼らにとって当然の行動ですね。
減点主義では「目的が再び失敗を繰り返さないこと」なので、
原因がわかれば、「同じ失敗を二度と繰り返さないため」に対策を立てます。
つまり、焦点を当てるの方向は「失敗しないにはどうするか」で、
失敗しないためのデータを重視します。

成果主義の場合も失敗の原因を追究するのですが、最終目的が、
二度と同じ失敗を繰り返さないために、失敗の原因を追究することではなく、
成果を出すことなので、減点主義ほど「徹底的に分析」はしません。

そのかわり、「同じ失敗をした時どのように解決するか」の対策が中心で、
とにかく、焦点をあてるのは、「成果をあげるにはどうするか」で、
失敗は必ずしもネガテイブなものではないので、
失敗しないと得られないようなデータも貴重なデータとして扱います。

・・・実は、現代社会で求められる「問題解決能力」とは成果主義の考え方で、
困難な事柄が起きたときにどう行動すればいいかという考え方の問題
ということも気づかれるかと思います。

問題解決能力を身につけるというと、
新たに能力をマスターすることなので非常に難しいとは思いますが、
成果主義の考え方を取り入れるというと、ものの見方を変えることなので、
慣れるまでアタマは使いますが、精神的強さは必要としないので
もう少し易しいとは思いますがいかがですか?

・・・

ゴルフの場合、
ミスしないでラウンドすればパープレイでスコア72とよく言います。
しかしこの、「ミスしないで」という表現がくせもの。

「ミスしないで」という表現は、紛れも無く減点主義の表現なので、
ミスすると、もう72ではラウンドできないという誤解が、言い換えると
ミスによってスコアは落とすものでしかないという誤解が、
思考のフレームワークに根底に刷り込まれるおそれがあり、
ゴルフを難しくしてしまう原因かもしれません。

確かに、ゴルフはミスを減らすことがスコアアップには欠かせません。
でも、スコアを決める要因はミスの数だけではありません。
その他の要因で、ノーミスでもパープレイできるとは限らないです。

だから、もしスコアを良くする目的であれば、
一般的に上達しない人が陥り易いワナとして減点主義があるのですが、
減点主義自体は大切で、意味のある考え方ではあるけれど、
減点主義一色ではゴルフには通用しないので、成果主義の考え方を
取り入れてみたらどうですか、という本章の主旨になるのです。

成果主義とは
「内容ではなく結果が全て」という単純なものではないということを
まず知っていただけたらと思います。
今回取り上げた「失敗」という言葉の解釈は、そのほんの一例です。

まだまだ続けます。

----------------------------
自分が減点主義一色に染まって失敗していたとお嘆きの方、
ご安心ください。

「減点主義一色に染まっていたという失敗」という、
なかなか得がたい非常に貴重なデータが取れました(笑)


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2006年01月29日

越谷ゴルフ(成果主義で上達④)

越谷ゴルフです。

「失敗」に「失敗」を重ねると、「大惨事」になります。

「大惨事」とは、取り返しのつかない事を言い、
これが起きてしまうと、当然、成果は出せません。

「気づかないうちに何かを失敗している」こともありますから、
その状況では、たとえ小さな失敗であっても、
やはり失敗に失敗を重ねる状況になりますから、
大惨事になるおそれがあります。。

大惨事は「成果主義」においても「減点主義」においても
絶対に避けなければいけません。

というより、まず大切なことは、
「気づかないうちに犯している失敗」は必ず起きている、
と考えておいたほうがいいということでしょう。

本人が気づいていようが、気づいていまいが、
「失敗」は「失敗」には変わりありません。

だから、
もし大惨事にあったときには、目に見える失敗を反省するだけでなく、
見えていない失敗をよく考えることが重要です。

減点主義というものは、この、目に見える失敗に大騒ぎする分、
その部分だけにとらわれやすいのが特徴で、
「目に見えない、気づかない失敗」の存在を取り上げ忘れやすい
ものですから、これには特に注意したいものです。

ゴルフでいうと、ロングホール、
ドライバーを打っての第2打目、ラフからFWでOBを打ったという大惨事で、
FWのミスショットという失敗はよく見えます。

しかし、FWを選択したことがこの場合の気づかない失敗かもしれません。
また、第1打をラフに打ち込んだのが失敗だったのかもしれません。

そうすると、このロングホールは最初から刻んで攻めるべきコースで、
第1打にドライバーを握ったのが最初の失敗だったかもしれません。

「失敗」に「失敗」を重ねると、上のような大惨事になります。

・・・

「見えない失敗」「気づかない失敗」という表現を使いましたが、
実は、「見えている失敗だけど失敗と思いたくない」だけで、
現状認識が甘いだけかもしれませんね。

特にドライバーのアタリが良かったとすると、
ナイスショットしたが為に逆に「こんなはずではない!」と
熱くなり、本来なら見えていたはずのものまで
全ての失敗が見えなくなってしまうことが考えられます。

さらに重病だとすると、
「現状認識が甘いという事実を認めたくない自分」
がいるかもしれません。

第三者からみると、そんな重病人はすぐわかるものなので、
成果を出すために、「何が、見えていない失敗か」
よく考え、他人の意見もよく聞きたいものです。

先にも述べましたが、
減点主義では「見えていない失敗」は軽視しがちである
ということによく注意する必要があります。

成果主義において「見えていない失敗」とは、
成果を出すために解決すべき大切な問題として認識し、
これを見つけ出すことに重点をおきます。

・・・大惨事がなぜ起きるのかわかりました?


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2006年02月01日

越谷ゴルフ(成果主義で上達⑤)

越谷ゴルフです。

失敗や大惨事が起きそうな要因を「リスク」といいます。
ゴルフに限らず、「リスク管理」という言葉は良く使われるので
「リスクとはどういうものか」については、よくご存知だとは思いますが、

「リスク感度」 、「リスクとリターン」 、 「リスクを抑える」

という表現があることを念頭において、
「ポジティブ・リスクマネジメント」 を考えてみます。
まず、「ポジティブ・リスクマネジメントの考え方」のことを、
「ポジティブ・リスクマネジメント・シンキング」と言い替えることが
出来ます。

・・・そのまんまですね(汗

「考え方」を「シンキング」と言い換えただけですから。

ただ、注意したいのは、
ゴルフが上手い人は「ポジテイブシンキング」か
「ネガテイブシンキング」という論議が時々ありますが、

この議論で間違え易いのは、
リスクに対して敏感だと、一見臆病に見えるので
単純に、ゴルフの上級者は「ネガテイブシンキング」だと
結論づけられることが多いこと。

正確には、
「成果を挙げる」というポジテイブな目的の手段として
高いリスク感度でもって状況に対応しているのですから、
「ポジテイブ・リスクマネジメント・シンキング」と
表現したほうが適切でしょう。

微妙なニュアンスの違いなのですが、
「ゴルフはネガテイブシンキングのほうが上手くなる」
というより、「成果を残す人はリスク感度が高い」
といったほうが誤解も少ないように思います。

前回「刻んで攻める」という表現を使いましたが、
これは、ポジテイブ・リスクマネジメン・シンキングの例です。

・・・

「リスク」とは「危険」のこと。
危険を冒すことを読んで字のごとく、「冒険」といいます。
リスクをとらないと、リターン、つまり成果は望めません。

そこで、成果を出すために、リスクに対して策を練ります。
リスクが表面化しないように対策してリスクに向かうことを
本来の意味での「冒険」と言います。

一方、対策も無くリスクに向かうことを、「無謀」と言い、
「冒険」とは区別する必要があります。

成果を出すための考え方、次回から更に深めていきましょう。

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2006年02月03日

越谷ゴルフ(成果主義で上達⑥)

越谷ゴルフです。

誤解を生み易い部分を二つ注釈しておきましょう。

まず、ポジテイブシンキングですが、
ポジテイブシンキングの解釈を
「積極的で前向きな思考」とするべきところを
「楽観的な思考」と間違えやすいのでご注意を。

リスクに積極的に関わっていくから、敏感だからこそ
リターンが望めるのです。つまり成果を望めるのです。

「楽観的な思考」とはリスクを問題なしと放置することで、
あるいは、リスクから逃避することは、「消極的で後向きな思考」といい、
リスクとの関わりに注意すると、ポジテイブシンキングの
正確なニュアンスが捉えられると思います。

「ポジテイブに」と口癖のように乱発する人は特に注意してください。
本来の言葉の意味が、自分に都合のいいように改ざんされている
おそれがあります。

----------

次に、リスク管理ですが、
リスク管理という「言葉」については皆さんよくご存知と
前項で書きました。

では、リスク管理ってなんですか?

・・・

その手法、「対策・対応」についても、
一応念のため確認しておきますね。

リスク対策として一番有効なのは「①予防」
次に必要なのは、
被害を最小限に食い止めるための「②対応」
それから、
起きてしまった失敗を乗り越える「③再起」

・・・そのために出来ること、するべきこと、を、
考え、実行することを「対策」と言います。

火災や交通事故など、起こるのに様々な要因はあるでしょうが、
①の予防が一番大切なのはいうまでもありません。

また、
火事についてはボヤの段階で消せるように、
消火器を備え付けておき、実際に使えるように訓練しておくこと。
交通事故については、命を守るためにシートベルトなど、
被害を最小限に抑えるための②「対応」をしておく必要があります。

そして、
③の「再起」については、話が長くなりそうなのですが(笑)
立ち直るんだという強い意志力や現実を直視する冷静さなどが
必要になってきます。

火事になるから火は使わない、
交通事故になるからクルマは乗らない、
というのはリスク管理ではありません。

何か目的を達し、成果を出すためには、必ずリスクは伴うものです。

・・・当たり前の話ですね。
だから最初に「念のために確認」としておきました。

成果主義におけるリスクの取扱、考え方は難しくありません。

ただ、リスク管理というからには
何か特別な秘訣か何かがあるのではないか、という先入観が、
必要以上にリスクを恐れさせる原因かもしれません。


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2006年02月04日

越谷ゴルフ(成果主義で上達⑦)

越谷ゴルフです。

リスク管理・リスク対策についてさらに続けます。

なぜなら、リスクをきちんと把握するということは、
チャンスをきちんとつかむことにもつながるからです。

ある事実や現象をリスクとみるか、チャンスとみるか、
そのモノの見方自体が人それぞれの解釈次第ということで、
事実は、それが考え方や感情というフィルターを通って
解釈に変換されます。

例えば、「雪が降った」は事実ですが、
「雪が降ってうれしい」「雪が降ったので心配」となれば、解釈ですね。

だから、リスク対策をチャンス対策と裏返して読んでいただいても
いいかと思います。

また、リスク管理という言葉の解釈での注意点は、
リスクには、コントロールできるものと、
コントロールできないものがあるというの忘れないこと。

「管理」という言葉を使うと、つい、
全てのリスクをコントロールしなければいけない、
あるいはコントロールできる、と
傲慢な錯覚に陥ることには注意したほうがよさそうです。


(・・・チャンスにもコントロールできるものがあり、
コントロールできるのにそれをしているか、していないか
については忘れてはいけないですね。
また、チャンスになかなか恵まれないと
悲観的な錯覚に陥る必要も無いということです。)

事実と解釈の違い、コントロールの問題を踏まえると、
リスク管理については、コントロールできないものまで含めての
「対策」という表現にとどめておいたほうがいいかもしれません。

そうすると、リスク管理とは、

「ただ目の前にある事象や現象について、どのような態度で接し、
認識し、望ましい方向に導くにはどのように対応するか」

を難しく言っているだけに過ぎないのかもしれません。

・・・

そうなんだけど、いちいちそこまで毎回毎回表現するのは
めんどくさくてクドイ(笑)ので「リスク対策」というテーマで続けますから
あとは読んでいる方で補足しながら読んで下さい。

--------------

リスク対策の一番効果的な方法は予防でした。
次回から順番に考察していきます。


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2006年02月05日

越谷ゴルフ(成果主義で上達⑧)

越谷ゴルフです。

リスク対策のその①「予防」。

これに必要な能力としては、
望んでいない方向に進む予兆をどれだけ感じ、
予兆の段階で、今、どのように準備しようと思うか。
つまり「リスク感度」です。

リスク感度について大切なことは、
物事をみる判断基準には、「重要度」と「緊急度」がある
ということを知っておくことでしょう。

重要度が高く、緊急度も高い事象については
実際に表面化していて、今すぐ対応しなくてはいけないことなので、
リスク対策②の「対応」で詳しく説明するとして、

ここでは、
重要度が高いのだがそれほど緊急度が高くない事象について、

・たとえ今は些細なことであっても、その重要度をどれだけ認識できるか
・重要だと認識したことに、どれだけ準備や対策にエネルギーを
費やそうと思えるか

がポイントになることを押さえておいてください。

「備えあれば憂いなし」「段取り八割」といった言葉、あるいは、
ジェームズ アレンの「原因」と「結果」の法則 は有名ですが、

望まない事が起きる原因を、予兆の段階で可能な限り抑えておくこと。
(そして望む結果が起きる原因を、可能なだけつくりだしておくことが、)

成果主義におけるリスク管理の①「予防」にあたる部分です。

・・・「重要度」と「緊急度」。

重要と認識していることでも、今それをしたくない、他の事がやりたい、
と、今の自分の感情をという緊急度を優先させて行動したいのが
通常です。

でも、成果を残せる考え方というのは、
そういった、「やりたいこと」よりも、「やらなくてはいけないこと」
をどれだけ優先できるかにかかっています。

リスクを予防するということが難しいとしたら、その最大の障壁は、
実は自分の中にあるといっても過言でないかもしれません。


コントロールできるリスクにつては以上です。

では、
コントロールできないリスクについてはどのように準備するか。

どんな手段を講じようが防ぎようがないもの、
については、時機がくればそのリスクは必ず表面化します。
リスク感度がどんなに高くて認識できても
予防できないものというのはたくさんあります。
むしろ、人間の力ではどうしようもないものはたくさんあります。

そんなリスクについては準備するものは何もないか
というと、実はそうではありません。
最も効果的なものが一つあります。

それは・・・

・・・

・・・

・・・

「心の準備」

つまり、その事態が発生した時にどう対応するか、を
あらかじめ考えておくこと。覚悟しておくこと。

コントロールできないものについては、
それをコントロールしようとしてもはじめから無理なのですから、
コントロールできるものをコントロールすることが、
成果を生み出す考え方になります。


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2006年02月07日

越谷ゴルフ(成果主義で上達⑨)

越谷ゴルフです。

リスク対策のその②「対応」。

対応力を付けるのに一番効果的な方法は、
本番を想定した訓練を繰り返すこと。つまりシミュレーション。

注意しなければいけないことは、「本番を必ず想定すること」です。
火災訓練でも、これは訓練だからと不真面目に行っても
たいして役に立たず、時間の無駄になります。

軍事演習に、かならず仮想敵国を設定するのにも
重要な意味があるのです。

・・・

さて、ゴルファーの皆さんは、
ただ練習場でボールを数打つだけではスコアはよくならないのは
既に身をもってご存知だと思いますが、いかがですか?

当然、動作の基本練習は大切。
ただ、本番では、状況判断のほうに大部分の注意を取られますから
基本に注意動作にかまってられないので、それだけでは足りません。

誤解しないでくださいね。
基本を無視していいということではなくて、
基本は注意しなくても無意識に行なえる必要がある、
ということ。その上で、目の前の状況に意識を向けてほしいのです。
「これは練習ではありません。本番です。」

・・・と、ここまでは理想。

現実として、アマチュアゴルファーは基本をマスターしていません。

それでも成果をあげるためには、ゴルフの練習の場合、
「状況判断」を含めて本番を想定した練習が大切、ということです。
繰り返しますが、基本をマスターしなくていいということでは
ありませんよ。

ここでは、成果を出すための考え方を述べています。

別の例を挙げましょう。
仮に中国に行ってある商談をまとめてくるとしましょう。
この場合、必要なスキルは、
「中国語」と「コミュニケーション力」ですが、

どんなに中国語ができたとしても、
コミュニケーション力がないと、商談はまとまりません。
なぜなら、中国語は単なる手段で、目的は、
商談相手と意思疎通して、合意してくることだからです。

中国語を学んでビジネスで活躍したいと思うなら、
当然、中国語をマスターすることは大切ですが、
コミュニケーション力を磨くことも必要ということですね。
もう一つ、別の例。

制限時間60分で数学のテストを受けるとします。
こういうテストで良い点を取るには、
まず全体を見渡して、すぐに解けて配点の高そうな設問から着手し、
時間がかかるわりに配点の低い設問を後回しにする必要があります。

これができる人とできない人とでは、
同じ学力でも点数が全然違うのです。

・・・

練習しているのになかなか結果が出ないとすると、
練習に、何かが足らないのでは・・・。

中国語の例ではコミュニケーション力を挙げました。
数学のテストの例では点数を稼ぐコツがありました。

さてあなたのゴルフは・・・。

以上が、対応力をつけるための、一番効果的な方法の説明です。
ただ、②「対応」についてはまだいくつか押えておくポイントがあるので、
次回も続けましょう。

「対応力」って何?の部分をもう少し説明します。


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2006年02月08日

越谷ゴルフ(成果主義で上達⑩)

越谷ゴルフです。

②「対応」について続けます。まずその前に・・・

ラウンドした後、練習場に直行する人はどの位いるでしょうか。

「えっ?練習ってラウンドする前にするんじゃないの!?」
とはっきり言う人もいれば、
「そうなんだよね。ラウンド後の練習は効果あるって言うよね」
とわかっている人もいます。

わかっている人でも、
実際に、ラウンド後に練習される方は少数派です。


・・・実は、「本番を想定」という意味では、
ラウンド直後の練習では、
その日のラウンドしたコースを強く思い出すので
あの一打はどうだった、あそこはこう攻めるのが良かったと、
無意識のうちに、「実際にコースでどのように打つか」を
考えながらボールに向かう状態になります。

だから、効果があるのです。

・・・

ラウンド後の練習というのは、本番を想定した練習の一例ですが、

ラウンド後って疲れていますね。
早くビール飲んで寝たいですね(笑)

これは目先の「やりたいこと」。
しかし、ラウンド後などの本番を想定した練習は
成果を出すという目的の上では本当は、「やるべきこと」。

ここで問題になるのは、
「そうなんだよね。ラウンド後の練習は効果あるって言うよね」
と、わかっているのにやらない人です。

どちらを優先させる思考習慣や行動習慣が自分にあるか。

「やりたいこと」より「やるべきこと」をどれだけ普段から優先できるか、
これが、実は「対応力」のマインドの部分なのです。

また、一度に二つのことはできないので、
「やりたいこと」と「やるべきこと」のどちらか一つに決めることも
「決断」というのですが、

成果が出る「対応力」をもっている人は、
「やりたいこと」と「やるべきこと」が自然と一致していますから、
「決断」とは、通常はそんなに大げさなものではありません。

だから、決断において「悩む」ことがなく、当然にその行動を選択します。
「悩む」ことがないから行動に切れがあり、
行動に切れがあるから結果につながる「対応力」をみせます。
「決断」にエネルギーを使いすぎず、「やるべきこと」を迷うことなく行なう。
高い対応力とは、そんな無意識の行動習慣のことをいいます。

つまり、高い対応力を身に付けるにはどうすればいいか
についての回答は、普段から、そんな無意識の行動習慣を身に付ける、
そう心がけること、ということになります。

(ラウンド後に、練習場に行くのが当たり前の人は、行く理由など
いちいち考えていません。
無意識に練習場に足が向かう、習慣とはそういうものです。)

そんな、普段から心がけできない(笑)という方は、
ゴルフだけでもそう心がけてみましょう。
そのゴルフで培った習慣は、きっと日常生活でも、お仕事でも
役に立つことでしょう。

・・・

ゴルフの場合はたいてい、想定の範囲内のことしか起きませんが、
想定の範囲外のことが起きたときの「対応力」についても、
上記と同様、「何をやるべきか」についての判断、つまり、
成果を出すための判断基準がしっかり習慣に刻まれていれば、
十分対応できると思います。

対応について、次回も続けます。


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2006年02月09日

越谷ゴルフ(成果主義で上達⑪)

越谷ゴルフです。

「対応」についてまだまだ続けます。
今回は、「絶体絶命のピンチになった時にどう切り抜けるか」です。

対応の項目で多くの方が一番知りたいのはこの部分でしょう。
実際のところ、精神論・根性論で片付けてしまうほうが早いのですが、
しかし、それをしてしまうと、私には到底無理だと
ほとんどの人が、脱落してしまいます。

滝に打たれて修行して、
「心頭滅却すれば火もまた涼し」の境地に至る事が
一番いいのでしょうが、そんなわけにはいきません。

誰しもジェームス・ボンドやゴルゴ13のような精神力を
もてるわけではないのです。

(注:ジェームスボンド・映画「007」シリーズの主人公で・・・
以下、ゴルゴ13ついても紙面の都合により
説明を省略させていただきます(笑)

実は、つらい思いをしなくても、切り抜ける方法があるのです。

・・・

・・・


というより、つらい思いをすると、
絶体絶命のピンチを切り抜けることはできないのです。

先ほどのジェームスボンドやゴルゴ13が、ピンチに落ちいた時
の行動を思い出してみましょう。
彼らは、つらい思いをして対応していますか?

本当に危機になった時に一番恐ろしいのは、思考が停止すること。
つらい思いにアタマが支配されると思考が停止するのです。
思考が停止すると、機転がきかなくなります。

機転をきかせるということは、場合によっては綿密に立てた「想定」
さえも手放すことがあります。
「想定」それ自体が思考を束縛し、停止させるおそれがあるからです。

これが、「つらい思いをしなくても危機を切り抜けられる方法」です。

逆説的な表現をしていますが、その意図をくんでください。


その意図をくんでいただいたくと、

「では、どうやったらつらい思いをしないで済みますか?」
という質問は出てこないと思います。

なぜなら、
この質問は、すでに思考が停止している方からの質問なので、
危機に備えると思って、その答えはご自分でお考えください。

どうしてもわからない、という方は、前項までに何回も
それに対しては回答していますから、もう一度、注意して
お読みいただくと、必ずわかります。

・・・さて、話を戻しますが、
思考が停止しさえしなければ、機転がきいてきます。

あとは、それを、迷うことなく実行に移すのですが、

「迷うことなく実行に移すにはどうすればいいか」
の回答も、すでにしてありますから、
自分で考えてわからない方は、前項までをお読みください。

大切なことは、「思考を停止させないこと」。

緊急時だけ思考を停止させないでおこうとしてもそれは無理なので、
普段から思考を停止させないよう心がけておくことが必要です。

「高い対応力」とは、
そういった、普段から心がけている人だけに与えられる
ご褒美のようなものなのでしょう。

だから、価値あるものなのだと思います。


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2006年02月12日

越谷ゴルフ(成果主義で上達⑫)

越谷ゴルフです。

リスク対策③「再起」にいきます。

失敗や大惨事になってしまい、望まない結果をむかえた局面から
「再起」させることができると、その実力は以前よりずっと強くなります。

だから、
「再起」の仕組みをしっかり理解することは、「強さ」の理解を助ける
ものになると思います。

強い人というのは、前回の「対応」力と同様、
この「再起」を何回も繰り返し、実力をつけていきます。

同じ実力で同じ問題に遭遇すると、また失敗しますから、
力をつけていくことにより、より高い問題をクリアできるように
なるわけです。

ここでは、強さを、実力として、数値化して考えましょう。

例えば、今までの実力が10で、クリアできなかった問題なら、
「再起」するには実力は11以上が必要になりますね。

では、どうやってその実力を増やすことができるか、ですが、

まず、ここで例に挙げた10という力は、

潜在能力(100)×発揮率(10%)=実力(10) だったとしましょう。

・潜在能力とは、その人が物理的に持っている限界値。
更に分解すれば、「体力」×「技術力」ともいえます。

・発揮率とは、感情面が大きく左右するのですが、
ヤル気だとか、本気度がこれに相当し、「精神力」の部分です。

つまり、ゴルフならば、強くなるためには、
筋力や、技術を鍛えて潜在能力、つまりポテンシャルを高める方法と、
集中力など発揮率を高める方法の二通りあることになります。

もし、今回の失敗が、ポテンシャルが低くて失敗したのなら、
体か技を鍛えて100→150とすれば、
潜在能力150×発揮率10%=15 となり、
以前より確実に実力を増すので、「再起」の可能性は高くなります。

もし、今回の失敗が、発揮率が低くて失敗したのなら、
いつもは発揮率15%あるなら15%を取り戻す必要があるし、
もともと10%だったなら、目標を明確にしてヤル気をアップさせるなど、
15%に引き上げることを考えてもいいでしょう。
どちらにせよ、潜在能力100×発揮率15%=15となり、
以前より実力を増すので、「再起」の可能性は高くなります。

ゴルフで
ドライバーの飛距離などの実力をつけたいなら、
体力は数値が高いに越したことはありません。だから筋トレも有効でしょう。
ただし、実力はあくまで、さらに技術力と発揮率の掛け算です。

30ヤードのアプローチの実力をつけるなら、
それほど体力はいらないので、技術力を磨くか、集中力を磨けばいい
というのもわかります。

パターになると、
体力や技術よりも、発揮率の占める割合がかなり高くなります。
これは、誰でも知っていることですね。

基本的な理屈は以上です。

ここでは、
「強さ」とは、「実力」とは、といった定義、
強くなるにはどうすればいいか、実力をつけるにはどうすればいいか
についての基本的な考え方をまず確認しておきます。

次回からさらに、発揮率について深めていき、
リスク対策の最終章「再起」について考えていきましょう。

3パットやOBの後に気持ちを切り替えるというのは、
下がった発揮率を平常時に引き上げることなのですが、
そういった部分を扱います。


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2006年02月23日

越谷ゴルフ(成果主義で上達⑬)

越谷ゴルフです。

大変なトラブル、困難に遭遇し、動きが止まり、
そこから「再起」するのには前回も述べたとおり、
かなり大きな力が必要になります。

このブログもしばらく更新をしなかっただけですが、
再び更新するには正直言うと、かなり手がとまりました。(汗

で、今回は
潜在能力(体力×技術力)×発揮率(%)=実力 の式で
発揮率を扱います。

発揮率とは心理的な側面で、
「この先の見通しがどうか」という部分が大きく影響します。

例えばある囚人が、
来年の春には出所できる、と希望がある期間は、
寒い牢獄の中でも生きていけるのですが、
春になっても出所できないということがわかったならば、
暖かい季節であっても絶望感から体の力が抜け、
気が狂ってしまうかもしれません。

「この先の見通しがどうか」によって発揮する頑張りが
再起にかかる発揮率に大きく違ってくるのです。

特に注意したいのは、
過去がどういう状態であったか、現在がどういう状況であるか
というよりも、「この先の見通しがどうか」が重要な要素ということ。

過去に失敗したという経験でも、
A.また失敗するのではないか、という見通しなら発揮率は下がります。
B.今度はきっとうまくいく、という見通しなら発揮率は上がります。

過去や現在がどんなに悪い状況であってもそれは間接的な要因で、
「この先の見通しがどうか」によって再起の力の大きさが決まってくる
ことに注意してください。

・・・実際のラウンドで、先の見通しが、どのようにプレーの上で、
心理面が現れるかを追ってみましょう。

ミドルホールでの、ドライバーでOBを出したとします。
打ち直しで、
A.また失敗するのではないか、という見通しなら今度もOBです。
B.今度はきっとうまくいく、という見通しなら今度はきっと、
ナイスショットです。

・・・仮にここでは次に、打ち直しがバンカーに入ったとしましょう。
ただ、幸いにも目玉にもならず良いライです。

A.やっぱりドライバーが上手くいかなかった、と悔やみながら打つと、
悪い結果の見通しが強いので、バンカーで続けてミスします。
B.バンカーだけどライが良くて助かった、と良い材料として受け止め、
気を取り直して打つと、まぐれでも寄ってみたりするものです。

・・・バンカーからピンに3mにグリーンオンさせたとしましょう。

A.OBは出すわバンカーに入れるわの不運の連続だ、と
悔やみながらパットすると、悪い見通しが強く、
まずそのパットは入りません。下手すると3パット以上します。
B.バンカーから出ただけでなくよくグリーンに乗ってくれた、運がいい
と喜びながら大切に丁寧にパターすると、入ったりするものです。

ツキとか運とかを含めて、体力や技術力以上の実力を発揮するにも、
この「見通しがどうか」によって、同じ状況でも大きく違ってくるものです。

・・・

それにしても、
持っている力(潜在能力=体力×技術力)を発揮する方法、
つまり、発揮率を上げる方法は、
誰かの真似をしようとしてもなかなか真似をすることができません。

上記のような仕組みを踏まえながら、経験を積み重ねていくことが
高い発揮率を身につけるためには大切だと思います。

特に、OBやバンカーの連続など、不運が続いた時には、
自分が本当にポジテイブ思考の持ち主なのか、
表面的にポジテイブ思考を装っていて本当は違うのか、

平常時はポジテイブなつもりでいても、
不運時にもポジテイブでいられるか、といった、
かなり本質的な部分がよくわかります。

実際にゴルフをプレーしてみると、それがよくわかるのです。

プレッシャーに打ち勝つ「メンタルタフネス」、
悪い材料でも悲観的にならない「ポジテイブシンキング」
失敗しても気持ちを切り替えられる「クリアリング」

すべては「この先の見通しがどうか」
にかかっています。

「再起」とは・・・を通じて、
「成果を出すための考え方」というより、
「結果として成果が出る考え方や心理」を知ることができれば、
と思います。


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2006年02月25日

越谷ゴルフ(成果主義で上達⑭)

越谷ゴルフです。

成果を残すために、
リスクとリターンの関係の、
誤解しやすい部分を補足しておきましょう。

ハイリスク・ハイリターン、ローリスク・ローリターンと、
一般的にはよく言われます。

しかし、ゴルフの場合は、
必ずしもハイリスクだからハイリターンとは限りませんし、
ローリスクだからローリターンとも限りません。

つまり、
ハイリスク・ローリターンもあれば、ローリスク・ハイリターンも
あるということ。

リスクをとれば見合うだけのリターンが必ずある、
と思い込むことは極めて危険で、
そう思い込んでしまうと、リターンを追いかけているはずが、
知らない間にリスクだけを追いかけていた、という状態に
なる恐れがあります。

ゴルフの場合は、リスクをできるだけ避ける方が、成果が、
つまりスコアというリターンがあるので、ローリスク・ハイリターンの
方法を探すことが、一番成果につながります。
この部分について、もう少し説明しておきましょう。

なぜゴルフの場合は、
ハイリスク・ハイリターンではなくて、ローリスク・ハイリターンなのか。

・・・

前回まで、リスクや失敗対策について大きく取り上げてきたので
リスクをとることがそんなに必要なのか、全く恐れてはいけないのか
という誤解をする人もいると思われます。

でも、それは、
リスクが表面化した状況や、緊迫した状況での対処法、考え方であって、
やはり危険な状況が出来るだけ少なく、順風満帆なプレーができるなら、
そのほうが、スコアが良いに決まっています。

なぜ、ローリスク・ハイリターンなのか。

・・・

それは、
ゴルフには落とし穴(トラップ)が多すぎるから。

前回までの表現でいうならば、
ゴルフには見えていない潜在的なリスクがあまりにも多いから。

・・・実はここからの説明がやっかいなのですが、
特に前回説明した発揮率の部分、つまり心理面は
リスクが地雷のように見えない所に埋まっている、というよりは、
むしろ、見えないリスクそのものなのです。
だから、ローリスク・ハイリターンと考えておいたぐらいで
既にハイリスク・ハイリターン状態なのです。

それなのに、さらにリスクをとるとしたら、
超ハイリスクでノーリターンになってしまうのです。

見えない敵と戦う事ほど難しい事はありません。

コースレイアウトやボールのライなど、
見えている部分だけで判断してローリスクに思えても、
見えていない部分は常にハイリスクを抱えているということ。

そんな説明の中間部を省略するとしたら、最初に言ったとおり、
ゴルフは、ローリスク・ハイリターンですよと言い切ったほうが
誤解が少ないかもしれません。

それにしても誤解のない表現は難しいです。

・・・

ゴルフ以外でもマネジメントが必要とされる分野については、
同じ傾向があると思いますがいかがでしょうか。


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2006年03月01日

越谷ゴルフ(成果主義で上達⑮)

越谷ゴルフです。

ラウンドしていて前の組に待たされ、イライラしてミスショットする。
このケースはよくあるので考えてみましょう。

わかりきったことですが、
イライラして集中力が落ちると、成果が出ません。
また、イライラしないぞ!と力めば力むほど、
イライラ度は高まるものです。

同じような場面で、
マラソンの高橋尚子選手は、マラソンのスタート前に
ヘッドホンで音楽を聴いていました。確かZardでしたっけ?

トリノオリンピックでフィギュアスケートで金メダルを獲得した、
荒川静香選手も決勝の直前までヘッドホンで自分の演技の曲を
聴いていたようです。

もし、巌流島の決闘で、
佐々木小次郎がヘッドホンステレオを持っていたなら、
宮本武蔵に勝っていたかもしれません。

実は、アスリートの世界トップクラスでも、
あるいは剣豪といわれる達人でも、
勝負の前の不安や恐怖、緊張をかき消す事は難しいのです。

ゴルフの場合は、それに加えて、
待たされ出すと、何回も待たされるので、
その度にヘッドホン取り出して・・・というわけにもいきません。

・・・だからご安心ください。

アマチュアゴルファーが待たされてミスショットするのは
仕方がないことですから諦めてください。

と、言ってしまってもいいのですが、
何とかしたいので、何とかするにはどうすればいいか、
について考察しましょう。

「待つ」と、なぜイライラしたり緊張するのか、
の仕組みをまず知ってください。

まず、
この章で前に、「危機」になった時に一番大切な事は、
「思考を止めないこと」と書きました。

しかし、待たされたようなケースで、思考すればするほど、
不安や緊張がどんどん増幅されるようならば、
その「思考は止めた方が良い」です。別のことをしたほうが良いです。

「待つ」という行為からくる緊張、
あるいは「待たされてイライラする事」は、
「時間」という、コントロールできないものを、
コントロールしようとする事から起こる感情です。

だから、
コントロールできないものをコントロールしようとするのではなく、
コントロールできるものをみつけて、それをコントロールする。

それが、高橋尚子選手や荒川静香選手の場合は、
まず、ヘッドホンで雑音から耳をふさぐ事、だったのです。

結果として、悪い方向に向かう自分の思考や感情を
コントロールすることとなり、成果を出しました。

成果を出すことが目的なのか、
緊張したりイライラしない事が目的なのか、

そのためにコントロールできる事は何か。

その場になって慌てないように、
このブログを読んでいるような冷静なうちに、
あらかじめ考えておくのもよいかと思います。

どちらにせよ、
緊張したりイライラしたりはどう頑張っても
逃げることはできませんから・・・。

・・・諦めてください。


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越谷ゴルフ(成果主義で上達⑮)

越谷ゴルフです。

ラウンドしていて前の組に待たされ、イライラしてミスショットする。
このケースはよくあるので考えてみましょう。

わかりきったことですが、
イライラして集中力が落ちると、成果が出ません。
また、イライラしないぞ!と力めば力むほど、
イライラ度は高まるものです。

同じような場面で、
マラソンの高橋尚子選手は、マラソンのスタート前に
ヘッドホンで音楽を聴いていました。確かZardでしたっけ?

トリノオリンピックでフィギュアスケートで金メダルを獲得した、
荒川静香選手も決勝の直前までヘッドホンで自分の演技の曲を
聴いていたようです。

もし、巌流島の決闘で、
佐々木小次郎がヘッドホンステレオを持っていたなら、
宮本武蔵に勝っていたかもしれません。

実は、アスリートの世界トップクラスでも、
あるいは剣豪といわれる達人でも、
勝負の前の不安や恐怖、緊張をかき消す事は難しいのです。

ゴルフの場合は、それに加えて、
待たされ出すと、何回も待たされるので、
その度にヘッドホン取り出して・・・というわけにもいきません。

・・・だからご安心ください。

アマチュアゴルファーが待たされてミスショットするのは
仕方がないことですから諦めてください。

と、言ってしまってもいいのですが、
何とかしたいので、何とかするにはどうすればいいか、
について考察しましょう。

「待つ」と、なぜイライラしたり緊張するのか、
の仕組みをまず知ってください。

まず、
この章で前に、「危機」になった時に一番大切な事は、
「思考を止めないこと」と書きました。

しかし、待たされたようなケースで、思考すればするほど、
不安や緊張がどんどん増幅されるようならば、
その「思考は止めた方が良い」です。別のことをしたほうが良いです。

「待つ」という行為からくる緊張、
あるいは「待たされてイライラする事」は、
「時間」という、コントロールできないものを、
コントロールしようとする事から起こる感情です。

だから、
コントロールできないものをコントロールしようとするのではなく、
コントロールできるものをみつけて、それをコントロールする。

それが、高橋尚子選手や荒川静香選手の場合は、
まず、ヘッドホンで雑音から耳をふさぐ事、だったのです。

結果として、悪い方向に向かう自分の思考や感情を
コントロールすることとなり、成果を出しました。

成果を出すことが目的なのか、
緊張したりイライラしない事が目的なのか、

そのためにコントロールできる事は何か。

その場になって慌てないように、
このブログを読んでいるような冷静なうちに、
あらかじめ考えておくのもよいかと思います。

どちらにせよ、
緊張したりイライラしたりはどう頑張っても
逃げることはできませんから・・・。

・・・諦めてください。


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2006年03月03日

越谷ゴルフ(成果主義で上達⑯)

越谷ゴルフです。

18ホールのテイーグラウンド、
このホールをパーであがれば自己ベスト。
・・・こんな大切な状況に限ってOB出てしまう。

なぜ?

何かいい方法ないの?

・・・あります。しかしその前に少し復習させてください。

A.危機に陥った時は諦めないで「思考を止めないこと」が、
大切だと書きました。

B.前回は、待たされた時に
不安が不安を、緊張が緊張を増幅するような
思考ならばその「思考を止めた方がいい」と書きました。

今回は、
なぜ、思考を止めた方がいいとか止めない方がいいとか
矛盾した言い方をしているかにも関係します。

しかし実は上のAもBも同じことを言っている、
というと怒られるでしょうか。

つまり、
普段どおりの自然体を保つための方法を、
状況を変え、表現を変えて述べているのです。

これはその人によってチャンスなのか危機なのか、

解釈によって、同じ状況でも無意識のうちに心や体に変化があります。
これが自己ベストではない、いつもの最終ホールのテイーグラウンドなら
自然体でいられるのでOBになるようなことはない、のであれば、
そう思って臨めばいいでしょう。

いつも通りに行くしか方法はありません。
特別なことをしようとしても、やったことのないことはたぶん失敗します。

・・・

ところが、おもしろいことに(?)
同伴者に「いつも通り行け!」と言われると、
いつも通りにすることを意識しすぎて緊張して失敗してしまうもので、
いつも通りのやり方はなかなか通用しないものです(笑)

・・・

では、一番大切な部分にいきましょう。

実は、
「最終ホールのテイーグラウンドで、これをパーであがれば自己ベスト。」
この状況がいつもの状況ではない人にとって、
いつものやり方は通用しないのなら、
この状況がいつもの状況の人になってください。
やる前からそんな心配する前に、次のラウンドで、
「最終ホールのテイーグラウンドで、これをパーであがれば自己ベスト。」
この状況を狙ってつくりだせるようまずそこまで頑張りましょう、
ということ。

狙ってつくりだせるようになったなら、それは既にいつもの状況なので、
失敗するわけがありません。まず、そこを目指しましょう。

・・・

そのために今何をするべきか、
それはおそらく各自、既におわかりの事と思います。


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2006年07月13日

考え方のミス~続き

越谷ゴルフです。

道具選びのミスに続いて、
ゴルフレッスンにおける考え方のミスにいきましょう。
これも考え方のミスとしては強力なミスです。
なかなか気づかない考え方のミスで、
かなり根が深いミスです。


「あの先生は、肝心なことを教えてくれない」
と、おっしゃる方が時々いますが、

ゴルフは、先生が上手くしてくれるものではなく、
自分で上手くなるものであるということを忘れるという
考え方のミスがあります。

ゴルフのレッスンだけ受けて、
あとは練習もしなければラウンドもしないで、

それでいて、
「あの先生は教え方が下手だ」と批判する・・・。

あんまりうるさいので、
その人に意地悪だと思いましたが、
聞いたことがあります。

「では、前回のレッスンで、
先生は何を教えてくれましたか?」

「きちんとノートをとりましたか?」

「その後、復習をしましたか?」

「では、今日、あなたは何をしにきたのですか?」

・・・何一つ、その人は答える事ができませんでした。

「練習しに来られたのでなければ、今日はお帰りください。」

結局、その方は、その後
うちの練習場に来なくなりました。
いろいろな意味で残念です。

正直なところ、
練習する目的でなくゴルフ練習場に来られても、
他の真面目に練習しているお客様の迷惑にもなりますので、
あまりに身勝手な方にはそういったやりとりを
させていただくのですが、

先ほど申し上げましたが、
他のお客様に迷惑がかかるという理由と、
はっきり言ってあげたほうが親切だと思って
言わせて戴いておりますのでご了承ください。

この考え方のミスは、

ゴルフレッスンを受けてやっている、とか、
練習しにきてやっている、とか、
クラブを買ってやっている、といった態度に現れるので
他人から見ると、すぐわかるミスです。

あくまで、ゴルフが上手くなるのは本人の責任ということが
理解いただけない、というか、

そんな人は、実際のゴルフコースでも、自分の下手さを
キャデイーのせいにしたりするんでしょうねえ、たぶん。
ゴルフ場の方もご苦労様です。

卑屈なのも問題ですが、
一緒にいて周りをいやな気分にさせるというか、

ゴルフは個人プレーではありますが、
それ以前に社会性が求められるスポーツであるという
ということを忘れるミスも、この人たちは犯します。

結局この責任とか社会性の根本は、
同じところからきているので、
このミスからゴルフで結果が出ないのですが、

ミスをミスと本人が認めないところに
実は一番の考え方のミスがあったりします。

・・・とりあえず考え方のミスはこのぐらいにして

次回は、うっかりミスといった、
性格や、感情面のミスにいきます。


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ゴルフはミスを減らすとよいといいますが・・・。

越谷ゴルフです。

ゴルフはミスを減らすとよいといいますが・・・。

何をミスというのか、
あるいは、ミスとはどのように分類されるか、
というように、

では、ゴルフでは、一体どのようなミスが起きているのか、
を考えてみましょう。

本当はゴルフでも、交通事故の原因のように、統計をとると、
一冊の本が書けるようには思うのですが

ミスの原因を人に聞いてまわると
殴られそうなので、深くは追求しません。(笑)
だからここでは数字的な裏づけはとりませんが
ご容赦ください。

・・・

「ああ、またやっちゃった・・・」

やってはいけないことをやってしまうには、
なにか原因があるからなので、

ミスの原因別に、分類を試みたいと思います。


1.考え方が原因のミス
2.性格や感情面からくるミス
3.状況判断が原因のミス
4.手順が原因のミス
5.知識不足が原因のミス
6.意識してのミス、いわゆる「違反」
7.複合したミス

では順番に・・・
1.考え方が原因のミス

旧日本軍では、
与えられた軍服や軍靴のサイズが体に合わない場合、
「体を服に合わせろ!!」と怒鳴られたそうですが、
これは滑稽な話です。

しかし練習場で見る限り、
自分の体力やヘッドスピードや技術や
クラブについてよく知っているにも関わらず、

合わないクラブにスイングを合わせようとしている、
クラブの購入の考え方からミスをしている人が
非常に目立ちます。

これも、実は滑稽な話なのですが、
手に負えないのは、当の本人が、
それでいいと思っているから。
そんなものだと思っているから。

これを、考え方のミス、といいます。

新製品が出るたびに、意味もなく、
とっかえひっかえするような人も要注意です。

考え方にミスがある人は
まず道具に現れているようです。

道具でミスをしている人は、
おそらく他の面でも考え方にミスがあるだろうなと
思われますので、もう一度道具から
見直してみてはいかがですか?

道具には、あなたの考え方がよく反映されています。

道具について知らなくても、考え方にミスがない人は、
それなるにいいクラブセッテイングをしているものです。

では次回もう少し、
考え方のミスについて続けていきましょう。


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2006年07月14日

性格や感情面からくるミス

越谷ゴルフです。

ミスを原因別に分ける方法をとって述べており、
その2番目として、「性格や感情面からくるミス」にいきます。

このミスは、さらに発生時期により分類してみましょう。

2-1.行動に入る前に発生するミス
2-2.行動中に発生するミス

で、
性格や感情面から「行動に入る前に発生するミス」は、
理屈ではなく、修正しようにもできない部分なので、
あらかじめ、自分の性格を認知したり、
現在の自分の感情の状況を把握して、

とりあえずの対応としては、
起こし易いミスをあらかじめ警戒することにより対応します。

・早とちりしやすい性格だから、もう一回確認してみる。
・大事なパットで緊張しているので、一呼吸いれてみる。

といった方法ですが、しかし、本来ならば、
早とちりしやすいとか、おおらか、いった性格は
直るものではありません。
いわば、気質や個性ともいえるものです。

また、感情についても同様です。

・・・

2006ワールドカップサッカー決勝戦で、
フランスのジダン選手が、
マテラッツイ選手に数回侮辱されたとして
頭突きをしたため退場させられましたが、

あの、ジダンのような世界最高レベルのサッカー選手でさえ、
熱くなり易い性格を変えることはできないように、

しかし、あの熱い情熱が、彼を偉大なプレーヤーに
した原動力であったことを考えると複雑な思いがします。

無理に性格を直そうとするのではなく、
ミス以上に実力が発揮できるように、それを
資質として生かす方法を探したほうが、

結果ととしてこの性格や感情からくるミスを
減っているかどうかはわからないけど、
目立たなくすることになります。

このミスは、
人格や感情のコントロールを失い、暴走することから起こるので、

どうせ暴走するなら、好ましい方向に暴走するように仕向ける。

あるいは、

修正がきかないミスならば、性格や感情を認知し、
理性でコントロールすることを考えてみると、とりあえずは、
ミスが減少すると思います。

ただ、自動車に例えますが、
性格や感情はエンジンやガソリン、
理性はアクセルやハンドルやブレーキ、
と考えてみてください。

そうすると、そもそも
性格や感情といったエンジン部分のパワーが小さい方が、
コントロールはしやすくミスは少なくなるので
そうしたほうが良い、


という結論に陥るのも、考え方のミスかと思いますので
注意したいところです。


・・・次回は、
2-2.行動中に発生するミス、です。

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行動中に発生するミス

越谷ゴルフです。

2.性格や感情が原因のミスのうちのさらに二つ目、
行動に入る前のミスではなく、
実際に行動にはいってからのミスにいきます。

しっかりと準備していても、
最善を尽くしていても、

うっかり忘れていた
ちょっと手が滑った

という小さなミスは当然あります。
いわゆるスリップというものです。

原因は、油断や慢心が主なものですが、
わかってはいるけど、忘れた頃にやってくるようなミス
のことです。

些細なミスが多いので、
こだわらなくていいものもありますが、

裏山に捨てられた一個の空き缶から、
この位、自分もいいやと次々とゴミが捨てられ、
ゴミ山が大きくなるのと同じように、

行動中におきるミスは、
些細なことだからこだわらないのではなく、
些細なうちに、こだわって潰しておくべきミスの場合があります。

このミスについては、
ミスの許容範囲をあらかじめ設定しておくことや、
ミスの傾向を把握することにより、減らせるミスです。

ミスの傾向を把握すると、
例えば、スイングが上手くいかなかったのが、
いつもは大丈夫だけど、運が悪くてたまたまミスをしたのか、
実はかなりの確率でミスをしているのかがわかります。

間違え易いのは、
ミスと、下手くそは、結果は同じでも、
明らかに別のものですからきちんと区別しましょう。

(失礼。下手くそではなく、練習不足・・・これも不適切なら、
未熟のほうが適切ですか?
んーーすみません。適当な表現が思い浮かびません。)

とにかく、行動中に起きてしまうミスは、
動き出してからだと修正きかないものも多いので

ゼロにすることはできないかもしれませんが、
傾向を知って対策をたてておくことで、つまり
事前準備によってかなり減らすことができるものが
多いということです。

それから
「思い込み」も行動に入ってからおきるミスの
大きな原因になるのですが、
6番アイアンを持っていたつもりが9番を手にしていた、
とまではいかないにせよ、

メンバークラブの会員カードを提示したつもりが
整形外科の診察券をフロントにだしていた、

なんてミスは油断すればよくあることですが
そんな方はついうっかりスコアカードの数字や
足し算を間違えることも多いと思いますので
注意してください。

(反省・・・。誤字脱字、不適切な表現・・・。
男が書いてるけどミスブログ・・・。)

次回は状況判断のミスいきます。


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状況判断が原因のミス

越谷ゴルフです。

状況判断が原因のミスですが、
性格や感情が原因のミスと違い、
理性が大きく関わっているミスのことをいいます。

大阪にいるのか東京にいるのか
という状況判断もあるでしょうし、
試合で現在自分がどの位置にいるか、
という状況判断もありますが、

ナビゲーションが狂ったクルマを運転すると、
余計に目的地に到着しなくなるように、

状況判断の誤りはミスになります。

必要以上に自分の技術を過大評価していたり、
あるいは過小評価していたり、

150ヤードなのに165ヤードと読み違えるのは
状況判断のミスです。

これらは、事実と解釈の違いをしっかりと理解し、
絶対的なものと相対的なものを
基準の中にしっかり分けてもっていることにより、
このミスは回避できるのです。

・・・

「風は吹いていますか?」
「はい。涼しいです。」

「5アイアンの飛距離はランをのぞいて
キャリーは何ヤードですか?」
「200ヤードです。(ランも入っている)」

「荷物はいつになりますか?(到着日のつもり)」
「明日間違いないです。(発送日のつもり)

間違えてはいないのだけど、間違えている。

つまり、状況判断のミス・・・。

意外と多いのではないでしょうか
このパターン。

よかれと思ってしてあげたことが
逆にウザかったり、

理屈は間違えていないのだから
やっかいなミスともいえます。

やはりこれらは、繰り返しになりますが、
事実と解釈の違いをしっかりと理解し、
絶対的なものと相対的なものを
基準の中にしっかり分けてもっていることにより、
このミスから回避する、

のが一番いいように思います。

ピンまで200ヤードだからといって、
200ヤード打つのが正解とは限らず、
池やバンカーの配置を考慮して、
敢えて200ヤード打たないで、
160ヤードぐらいにしておく、というのが
状況判断です。

いうまでもなく。


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打ってからスタンスの向きを確認するミス

越谷ゴルフです。

4番目、手順が原因のミス、要するに、
「打ってからスタンスの向きを確認するミス」のように、

本来なら、スタンスの向きを確認してから
スイングを開始するはずのところを、

打つ前に方向を確認するのを忘れていたので
順番が変わってしまったミスがあります。

・・・

似たようなものに、
左脚に体重移動してからボールを打つから
左足に体重が乗っている、
フィニッシュが綺麗なスイングになるのですが、

これを間違えて、
ボールを打ってから体重を左脚に乗せて、
綺麗なフィニッシュをつくりにいくスイングを
する人もいます。

カタチから入って、そのカタチの理由や本質を
よく理解していない人に多いミスです。

その理由や本質をキチン押さえた人であれば、
順番を変化させても大切な部分を押さえているので
ミスにはなりません。

しかし、
スイングの本質を押さえていないアマチュアが、
他人のレッスンをする場合などまさに
ミスの仕方を教えているわけですが、

カタチは伝えられても、なぜそうする必要があるか
の大切な部分を知らないので
伝えられず、犯し易いミスです。

練習をして手応えを確かめるという一次情報に対し、
レッスンはそれでも二次情報であり、
二次情報ですらうまく手順を知るのは難しいのに、

さらに
本で知っているだけのアマチュアのレッスンは
三次情報になるから、間違いも多いのです。

スイング技術のわずか3秒間のことだからこそ、
手順の違いは命取りのミスになります。

手応えとか感触とかさじ加減といったものは
伝えるのが難しいものです。

だから、ゴルフのレッスンを受けるなら、
ゴルフが上手いだけでなく、
教え方もきちんと学んだ先生を選んでください。

・・・

手順のミスを無くすには、
考えなくても体が勝手に動くように
繰り返し繰り返し練習することが大切なのですが、

気をつけていただきたいのは、
どんなに注意しても体が勝手にミスをするように、
繰り返し繰り返し下手を固めるような
練習をすること。

手順のミスも、
かなり恐ろしいミスですね。

ゴルフの上達において、
きちんとしたプロのアドバイスを受けない、
ということは、それ自体がミスになります。


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1000球打っても練習不足を感じる理由

越谷ゴルフです。

情報化社会ですから、
次々と新しい知識が入ってきます。

知識は大切なものなので、
損得の面で言うと、知識は多い方がいいでしょう。

単純に知識不足が原因のミスというと、
ルールを知らないでペナルテイを受けるような場合
ですが、

それは当たり前の話なので、
そんな知識不足のミスはしないでください。


逆に、
知識が多すぎてもミスになるケース、にも
注意しておきたいところです。
つまり、
あまりにも情報が多すぎて選択肢が増えすぎて、
妙な刺激や影響をうけたり、

多すぎる選択肢から、
どれを選んでいいかわからないのでミスをする、
こともあるわけです。

知識が多すぎても、結局知識不足と同じミスを犯すのです。

知識の量は多いけど、必要な知識が不足している、
と言ったらいいのでしょうか・・・。

・・・知識不足が原因のミス。

さて、
ダイエットの場合ですが、(笑)
必要な栄養素を摂取しないと、どんなにたくさん食べても
食欲が収まらないといいます。
だから偏食は太るというわけですが、

同じような現象が、ゴルフで起こるミスにもあるようです。

つまり、500球打とうが、1000球打とうが、
納得のいくものが得られなければ、
ボールを打つという欲求はおさまらず、
練習不足、というわけです。
この種の練習不足の人に必要なのは、
ボールを打つことではない、ということがわかりますね。

そんな人に必要なのは・・・

・・・

知識についても全く同じで、
多く入れればいいというものではありません。

知識の入れ方、つまり誰から情報を得るか、
をきちんと選択できると、

知識不足からくるミスも減らすことができると思います。


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2006年07月15日

このぐらいいいだろう。

越谷ゴルフです。

意識してのミス、いわゆる違反ですが、
その行為自体は些細なことでも、

意識してミスを犯すという考え方、それ自体が
重大なミスを引き起こす原因となりやすいので、

わかっているなら止めましょうよ
という話です。

ライブドアの元社長の堀江さんや、
村上ファンドのミスの例を考えてみるとわかる
と思うのですがいかがでしょうか。

気がついたらこんなことになっていた、
というのは、

「違反しなければいい」という考え方は既に、
「このぐらいいいだろう」という甘えにつながり、
徐々にミスに対する感覚が麻痺し、
いつしか本当に違反をすることになります。

形式上での適正さだけを重視したり、合法ならばそれでいい、
と本質を見失って違反スレスレのテクニックに走ってしまう
考え方が、すでにミスになっているので、

違反していなければ構わない
人が見ていなければ違反しても構わない
バレなきゃいい

あるいはルールを悪用するのも同様です。

自分がされていやだと思うことはやめましょう。

例えば、ゴルフクラブの製造でのことですが、

ゴルフクラブで、アイアンセットは一般には
番手毎に4度ずつロフト角を変えて設計されています。

しかし、工業製品ですから、
製造上の誤差は認められていて、
ロフト角では±1度の誤差までは検品上はOKと
いうのが普通です。

そうすると、
仮に6番アイアンのロフトが1度寝ていてもOKで、
7番アイアンが1ど立っていてもOKとすると、

本来、6番と7番のロフト角の差は4度あるべき
はずのものが2度になってしまいます。

あるクラブメーカーからすると、
誤差1度まで一般的に認められるなら、
1度狂うように製造しなければ、コスト上損をすると
考えています。

だから、彼らに言わせると、コストをかけて、
精密に作るのはバカだというわけです。

イヤですね、メーカーにそんな事をされたら・・・。

もし、あなたの6番アイアンと、7番アイアンの
飛距離が同じ、8番アイアンだけどうしても引っかかる、
といった症状があるなら、
信頼の置ける工房で、クラブ診断してもらうことを
お勧めします。


そして、そんな考えのメーカーは、
ロフト角だけでなく、長さ、重量、組み立て、バランス、
振動数、硬さ、ライ角、・・・もう言うまでもありません。

これは現実の話です。
あまりにもその数が多いので、
あるいは、まともなクラブセットを使っている方が
数が少ないので、敢えてここで例に挙げています。

まず間違いなく、あなたのゴルフクラブも狂っています。

なぜなら、あるメーカーが一社がそんなことをすると、
価格競争上、同業他社も追随せざるをえないから。

・・・

同等に考えると、自分でゴルフするときも、
違反についての認識基準があまくなると、

加速度的に、ゴルフのプレーの品質は悪くなりますし、
あなたの周りのゴルフ友達もゴルフ環境も、
どんどん悪化します。


違反についての考え方は、
厳正ぐらいで実はちょうどいいのかもしれません。

怪我をしてからでは遅いです。


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複合したミス

越谷ゴルフです。

一般に、これで正解といわれているものにも、
実はミスにミスが重なっているので一見には
正しく見えているものがたくさん存在します。

ゴルフスイングなどはまさにその典型でしょう。

例えば、スイングプレーンをつくるために
テイクバックをインサイドに引いて、腕でカタチだけ
シャフトのプレーンをつくる人が多いのですが、

実は多くのアマチュアの場合は、腕は正しくても
体の回転不足からシャフトがプレーン上に乗ってこない
ケースが多いので、

スイングプレーンを意識するなら、
体の回転不足のミスを直すのが本来なのですが、
腕をインサイドに引くというミスを重ねて・・・

つまり、
ミスにミスを重ねて正解に似ているスイング
をしようとしている人がいます。

そのまましばらく練習していると
球慣れはしてくるので練習場では
真っ直ぐ飛ぶようにはなるのですが、

実際にコースに出た時には、
体の回転不足からスライスが止まらなくなったり、
インサイドに引きすぎることから逆に引っ掛けがでたり、

要するに、狙った方向には飛ばなくて、
必ず左右どちらかにボールがそれる
といった結果に悩まされることになります。

心当たりの人はいませんか?


・・・今回は、一般的な例なので、
必ずしもあなたがそうだとは限りません。
あくまで一つの例です。

また、スイングには似たような、
ミスにミスを重ねている例はたくさんあります。


これを修正するには、
二つのミスを修正する必要があります。

二つのミスを同時に修正するのは無理なので、
一つずつ修正していくことになるので、
まず時間がかかります。

一つのミスを修正している間は当然、
一球もボールが真っ直ぐ飛びません。

これでいいのか、
と悩んで挫折することにもつながります。

もう、独学でスイングを修正するのは不可能
といっていいでしょう。

ミスにミスを重ねるということは
大変恐ろしいことです。

ご注意のほどを・・・。


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ミスとエラー

越谷ゴルフです。

もし、ゴルフを人工知能AI搭載のロボットが行なうなら、
コンピューターですからミスはありません。

ただ、スイングプログラムや思考プログラムなど、
システムやプログラムにエラーはあるかもしれませんが。

実際には、ゴルフは人間様が行ないますので、
エラーもありますし、ミスも当然あります。

これまで、このブログでは、
ミスとエラーを厳密に区別していませんでしたが、
しっかりと区別したほうがいいかもしれませんね。

というか、

区別も大切かもしれませんが、
ミスをミスと認められるかどうか、
エラーをエラーと認識できるかどうか
は明らかに大切だと思います。

もし、ロボットがゴルフをするなら、
エラーならエラーとはっきり自分で認めることでしょう。
これは強いです。

対して、人間の場合は、
ミスをミスとなかなか認めないでしょう。
これは強くないです。(笑)

・・・

それにしても、
ロボットがプログラムに従ってゴルフをする場合は、
上手くいって当たり前、ナイスショットをしても褒められませんし、
エラーが出た時はブーブーと警告音が発せられる
ことになります。

そして、ロボットは、ゴルフが楽しいとは、決して考えませんし、
ミスで悩むこともありません。

・・・

そんな事を考えると、
ゴルフをやって楽しいと思う理由は、
ナイスショットがあり、ミスがあるからという事を
再認識させられます。

ということは・・・

何のためにゴルフをやっているか
の部分にもつながってきますね。

ミスで悩むこともゴルフのうちと、
ミスをミスと受け入れて、
あまりミスを嫌われ者にしなくてもいいかもしれません。


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2006年07月16日

成績の考え方

越谷ゴルフです。

子供が川で溺れているとしましょう。
で、ある人が、とっさに川に飛び込んで、
助けて帰ってきました。

子供の親は、助けてくれた人にお礼を申し出ます。
しかし、お礼を言われた人は、こう答えました。

「当たり前のことですから・・・。
大したことはしてません。」

・・・

溺れている子供を助ける、
というのは素晴らしい成果です。

ここでポイントになるのは、この人が、
溺れている子供を見て川に飛び込んだ理由ですが、
考えてみましょう。


・成果を挙げようと思っていたから
・お礼や見返りを期待したから

でしょうか。

たぶん違うと思います。

・命を助けるのは当たり前のことだと考えていたから

ですね。

この人にとっては、当たり前の事が業績になるのです。

しかし、
この当たり前の事が、当たり前でない人にとっては、
とっさに川に飛び込んで助けにいくようなことはしません。

当たり前でない人が、子供を助けるためには、

・ここで子供を助けることは成果になると考える
・何か親からお礼がもらえるかもしれない、と期待する

ことが必要になります。

こういった人には、
業績を出すためには理由が必要なのです。
しかし、なかなかこの考えでは成果を挙げることは難しい・・・。

・・・

さて、ゴルフの場合ですが、

・成果のためだけにゴルフをしますか?
・ゴルフに何か見返りを期待しますか?

そういった方は、もしかしたら
なかなかその考えでは成果を挙げることは難しい・・・。
かもしれません。

ゴルフにも、当たり前に成果が出る考え方
というものがあると思います。

考え方というのは、普段は表面には出ませんが、
とっさの時や何気ない時に行動となって表面化します。

結果として成果は挙がるもの。

このあたりいかがでしょうか?

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2006年07月17日

事故調査委員会

越谷ゴルフです。

航空機事故・鉄道事故調査委員会
というのがあるそうです。

宝塚線の脱線事故や信楽鉄道の事故の
原因を調査しているそうです。

そして、調査結果を、
二度と同じような事故が起きないように活かし、
技術的な改善を図るのが目的で設置されています。

しかし、委員会が事故の原因について、
運転手や関係者にヒヤリングしても、
なかなか彼らは本当のことを話してくれないといいます。

理由は、調査結果が、
技術改善のための原因究明に使われるのではなく、
裁判などで、事故の責任追及のための資料として
使われるから

だそうです。

・・・事故はもともと会社の運用体制、つまり
運行ダイヤや安全装置に問題があるのに、
事故の引き金となった、ある意味被害者でもある
同僚の運転手が罰せられることになっては答えたくない
という訳です。

・・・

人命がかかった鉄道事故と、ゴルフのミスの原因究明を
一緒にしては失礼かとは思いますが、

ゴルフのミスの原因究明にも同じことが言えるでしょう。

安易に目先のミスを自責してみただけ、
あるいは、仕方がないとあきらめて解決したつもりでは、
何も問題は解決しません。

根本の問題は何か、これを追求することが、
ミスを教訓として、今後に生かすためには必要なこと
だと言えます。

また、
初心者の後輩にゴルフを教えているような人は
特にご注意のほどを。

ミスを責められてばかりではゴルフもイヤになります。
本人がやる気を失うと、もう進展はありません。
上手に原因究明をしてあげてください。


・・・

事故調査委員会さん、頑張ってください。
また、痛ましい事故が二度と起きないことを
心よりお祈り申し上げます。


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2006年07月28日

スイングの進化とは、

越谷ゴルフです。

進化の本来の意味は、
環境に適応するために、カタチを変えていくことです。

そして進化には、2つのパターンがあります。

偶然と必然、
あるいは、突然変異と自然淘汰ともいえます。

-------

一方、ゴルフスイングの上達過程には、
大きく分けると3つの段階があり、第三段階まで進んで、
本来は、進化と言っていい内容でしょう。

まず第一段階: ある時フッと、いい手応えを感じ、
スイングに開眼する・・・(したと思っている)
まるで突然変異したかのように感じる。

第二段階: そのいい手応えがもう一度意図して再現できること。

第三段階: 繰り返し再現を行い、意図しないでもそうできること。

・・・第一段階は、進化における突然変異と
よく似ていますが、進化というにはまだまだ不足です。
ただわかったような気がしただけです。

第二段階は、進化における必然と
よく似ていますが、ここまでくれば、甘く見れば、
進化といっていいかもしれません。

しかし、意図して再現することですら非常に難しく、
わかっていても、できるようになるには、
かなりの反復練習を要するものです。

ましてや、たまたま出たナイスショットでは、
よし、もう一球、とやってみても
なかなか上手くいくものではありません。

もしかしたら、また、たまにはもう一球ぐらい
意図して打てることもあるかもしれませんね

しかし、次の日にもう一回やってみたら、
上手くいくことよりも、

あれ?どうやるんだったっけ・・・

と、忘れてしまっていることのほうが多いと思います。

一週間もクラブ握らなければ進化どころか
退化だってありえます。

・・・

おそらく、多くの人が、いい手応えがあった時に、
進化したと勘違いしています。第三段階に進む前に。

----------------

というか、

坂田信弘プロのスイング進化論が
あまりに有名なのですが、

スイングがまるで突然変異して進化したように、
劇的に上達する方法であるかのように、
進化論と名づけていますが、

ここに進化の意味や、上達のための考え方の誤解を含めて、
多くの人が複雑なミスを犯していると思われます。

自分のスイングを進化させる方法があるとすれば
それは、少なくとも、他人である坂田プロが
あなたのスイングを進化を保証するものではありません。

あくまで自分自身で意図してやってみて、必然として
自分で進化させるものです。まず、この誤解は非常に多い。

つまり、うまくいかない。

言い換えると、坂田プロのスイング進化論を
読んだだけではスイングは進化しません。


もし、進化というならば、先に述べたように、
気が付いたらできるようになるまで習得した段階で
初めて言える言葉だと思います。

進化とは、あくまで結果です。
つまり、悪く言えば、進化論とは結果論に過ぎません。

・・・このブログを
坂田プロの批判と誤解しないでくださいね。(汗
題名が独り歩きして、スイングを進化させる安易なノウハウが
そこに書いてあると誤解する人がいると言いたいだけです。

あくまで、
貴方のスイングを進化させるのは、貴方次第です。

坂田プロのスイングやゴルフについての考え方、哲学、
生き様、これを、スイング進化論から学ぶことは、
貴方の考え方に、劇的な進化をもたらすと思います。

結果論としてではなく、これからあなたがどうするかについて、
指南書としてスイング理論を通じて坂田プロの考え方を学ぶ
ことに意味があります。

もともと、進化とは、本来は、
厳しい環境に直面した時に、生存のためになされるもので、
つらい事からの逃げの姿勢からは、進化は生れません。

つまり、命を懸けなければ進化はありえません。


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2006年08月08日

確信犯

越谷ゴルフです。

ラウンドする前に不安を感じない人はいません。

練習不足が不安
パターが不安
お天気が不安
オナカの調子が不安
・・・

不安、不安の不安だらけで
誰でもスタートするものです。

条件は皆同じ、ともいえますが、それは慰めに過ぎず、
不安の要素を挙げていくと限がありません。

だからこそ、
不安要素をかき消して突き進む何か
が必要になります。

行き当たりばったりで不安に押し潰される
ことのないように、

何らかの信念をもってラウンドに向かうということ。

・・・

「戦場のメリークリスマス」や「失楽園」「リング」
など数々の映画をヒットさせた
プロデユーサーの原正人氏はこう言いました。

「映画製作は、
素材といい、役者といい興行といい、高い制作費といい、
不安要素をあげていけば限がないので、
何かを信じるチームが核にあって、
その核が走っていくとうまくいく。

不安要素を払拭する確信犯的ムーブメント
を起こして成功する。」

・・・

調子を上げ、勢いをつけるということは、
信念を持って、確信犯的ムーブメントが必要、
ということですね。

事を成すには、何かを信じる必要があり、
何を信じるかと言うと、自分を信じる。
つまり、「自信」。

「自信」は、「不安」の反対語でもあります。


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2006年08月11日

どうしようもない状態の克服

越谷ゴルフです。

どうしようもない状態の時、どうしますか?

(笑)

ゴルフでは、どうしようもない状態によく遭遇します。

その時に必要なものは、

300ヤード飛ばせる力でしょうか。
30ヤードをベタピンに寄せるアプローチの技でしょうか。
3メートルを入れるパットの正確性でしょうか。
IQ200の頭脳でしょうか。

・・・

それらが全て役に立たない状況があります。
それが、どうしようもない状況。

こんな時にただ一つ、必要なものがあるとすれば、

「次になにをすればいいか」

それがわかれば、それでいいです。

・・・

そしてそれを行なうと決める「決断」と「実行」。

上手くても弱い人に、決定的に欠けている部分です。

逆に言うと、力や技や頭脳だけでは不十分で、
「次に何をすればいいか」、がわかれば
どうしようもない状態は克服できる、と言えます。

また、ゴルフの場合は、
「次に何をすればいいか」がわからない人は、
スロープレーになりますね。

特に初心者の場合は、
常に次に何をすればいいかがわからない状態なので、
周りに迷惑をかけるのです。

初心者をコースに連れて行くケースを挙げると、

「次に何をするかを教えるだけでなく、
次に何をするかを常に自分で考える」

ことを、教えてあげてください。

多くの初心者は、次に何をするかを、
教えてくれるのを、待っています。

最初のうちは、次に何をするか、自体を教えますが、
しかし、徐々に、その部分を、

次に何をするかを自分で考える、
ことの大切さを理解させるのが
その初心者を自立させるのに重要になってきます。

・・・

まあ、人のことはよくわかるものですが、
自分が次に何をすればいいか、についても
自分の能力に関係なく、常に考えたいものです。

強い力は要りません。
優れた技も要りません。
優秀な頭脳も要りません。

ただ、
次に何をすればいいかがわかればいいのです。

・・・教えてくれる人がいるうちは
しっかり学んでください。

しかし最後には、自分で次に何をすればいいかは
自分で決める必要があります。。


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2006年09月13日

ナイスショットが生まれる時

越谷ゴルフです。

読者の皆様は、8:00~17:00といった、
決められた時間を働くことによって、
給料をもらっていますか?

あるいは、何か素晴らしい企画を考えるなど、
出来上がった仕事の成果に基づいて、
時間とは違う基準で給料をもらっていますか?


何を言いたいかというと、
ゴルフの練習でなにか成果を得る場合は、
決まった練習をこなすだけで得ることができるとは、
限らない、ということ。

また、残業をすればそれだけ割増して成果があがる、
というものではないということ。

研究者や発明家は、普段の勤務時間中は
非常に無駄な仕事をしているようですが、
ある時ひらめきを得て、それが業績になります。

素晴らしいショットが生れる時というのは、
時間とは違う基準で給料をもらう仕事と似た側面があります。

練習中に、「あっ!これだっ」と
ひらめくことが多いでしょうが、それ以外に、

練習を終えて、帰りにクルマを運転しながら、
「あれ!もしかして!?」と気づき、
練習場のハシゴをして試したら「やっぱり」と上手くいく
ことがあったり、

あれだけ日中ボールを打ったのに出来なかったボディターンが、
夜中に寝返りをうったときにふっと感覚がつかめた、
ということも、あるかもしれません。

つまり、ナイスショットの感覚が
決められた時間内にひらめくこともあれば、
決められた時間外にひらめくこともあります。

だから大切なことは、
ひらめいた時に備えて、受け入れの準備ができているか
ということになります。

上達のチャンスを逃さない。

そのためには、
練習する時は当然しっかり練習することは必要でしょうが、
練習していない時間にゴルフについてどんな心構えで
時間を過ごしているか、が重要になっています。


ゴルフのことを考えるのは、練習している時間だけで
一週間の総練習時間の4時間、という人と、

練習は週に2時間しかできないが、見るもの全てが
ゴルフに見えて、練習の材料に見える人とでは、

どちらが上達のチャンスを捕まえているでしょうか。

・・・

ゴルフのスイングをマスターし、
ナイスショットを生むということは、
非常にクリエイテイブな要素があり、
極めて実験室的な側面が多いです。

だから、ゴルフの練習で得られる成果は、
時間とは違う基準で給料をもらっている労働形態に近い、
といっていいと思いますので、

もし、あなたが時間基準で給料を受け取っている、としたら、
ゴルフの上達に関しては、同じ考え方では通用しない
部分がある、ことを考えてみたらいかがでしょうか。


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