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2008年12月

2008年12月04日

振動数理論

越谷ゴルフです。

ゴルフでいうところの振動数理論とは、
計測器にグリップを固定し、ヘッドを軽くしならせて手を離し、
一分間に何回ヘッドがしなり戻りを繰り返すかの回数を
計測したものを使います。

つまり、数値(cpm)が大きいほど、
しなり戻りのタイミングが速いわけですが、

ゴルフの振動数理論における主張は、
ゴルフスイングにおいてテイクバックからトップ、切り替えし
そしてダウンスイングからインパクトに至るのに際し、

そのゴルフクラブのしなりもどりのタイミングが、
自分のスイングのタイミングに合っていれば
インパクトの瞬間にクラブヘッド、フェース面がスクエアになる
というもの。

cpmが小さすぎると、
自分のスイングのタイミングよりクラブのしなりもどりが遅いので
フェースが開いたままインパクトを迎えるためスライスとなったり

cpmが大きすぎると、
自分のスイングのタイミングよりクラブのしなりもどりが速いので
フェースは既に閉じてインパクトを迎えるため引っ掛けとなる

だから、自分にあったしなり戻りのタイミングのシャフトを
フィッティングして使いましょう、というものなのですが、

この際ですから実例を挙げてみましょう。

振動数グラフ:グラフの見方 タテ軸:クラブの振動数(CPM)で、数字が大きいほどしなり戻りが速いので、硬く感じます。 ヨコ軸:クラブの長さ(インチ)で、ドライバーからだんだん短くなります。  青線:50000人のゴルファーのデータに基づいた、貴方に最適の振動数ライン  白線:現在貴方が使用しているクラブの振動数のグラフ

(振動数グラフ:グラフの見方)

タテ軸:クラブの振動数(CPM)で、
数字が大きいほどしなり戻りが速いので、硬く感じます。 

ヨコ軸:クラブの長さ(インチ)で、
ドライバーからだんだん短くなります。

青線:50000人のゴルファーのデータに基づいた、
貴方に最適の振動数ライン

白線:現在貴方が使用しているクラブの振動数のグラフ

(解説)
●ウッドは、最適振動数ラインよりも1W が上に来ているので
シャフトが硬く感じ、引っ掛けや、力むとスライスしやすくなります。

また、1Wの後すぐに3Wや5Wを打つと、
1Wと比べてシャフトのしなり戻りが遅く、柔らかく感じるので
ボールが捕まりすぎてダフリや、それを嫌うとフックします。

●アイアンは、全体としては上手く打てていても、
4Iと8I はどうしても右プッシュしたり フックしたりするので、
打ち方が悪いのではないかと悩み、スイングを崩すきっかけ
になりやすいです。

●AWとSWは、しっかり振った時に
シャンクや右プッシュが出やすく、方向性が悪くなりやすいです。

~といった感じですね。
実際にフィッティングをうけてみたい方は、
クラブフィッティング診断のページをどうぞ。

振動数を自分のスイングに合わせて整えると、
ゴルフクラブを自分のタイミングで打てるようになるので
クラブによって打ち方を変える必要がなくなり、
またロングアイアンも打てるようになったりします。

・・・

前回、ラジオを聴くためには周波数、つまり、
電波の振動数を合わせる必要があるという話をし、
物理学におけるひも理論を紹介しましたが、

ゴルフクラブにおける振動数理論も、
ひも理論に通じる部分があるように思うのですが
いかがでしょうか?


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越谷ゴルフリンクス
越谷市大間野町1-155
http://www.koshigayagolf.com

2008年12月21日

シャフトの振動数と硬さは別物

越谷ゴルフです。

周波数とは、一秒間に、光や電気が
何回波をうつかを数値で表したもの。

対して、
振動数とは、一分間に、ゴルフシャフトが
何回波をうつかを数値で表したもの。

前2回はそのことを説明したのですが、
表す単位の規模は違うけど、同じ現象を
説明しています。

今回は
その波の大きさとエネルギーについての補足です。

まず、光で説明しますね。

光の周波数が増加すると、
赤から橙、黄色、緑、青、藍、紫、と色が変化します。
さらに周波数が増加(波長が短くなる)と、
目に見えない紫外線となり、さらにはX線となります。
反対に赤より波長が短い光は赤外線となります。

では、周波数が大きくなると
エネルギーは大きくなるのか?

というと、実際には、
光が粒子だとすると、周波数の高いものは
かたまりになりにくいので、放出されるエネルギーは
低くなりやすい、ということより、そうではない。

ちょうど、海面が大きくゆっくりとうねっているのと
表面が小さくさざなみ立っているのとの違いと同じです。

波長が長い(周波数が少ない)もののほうが、
波が大きくなりやすく、結果としてエネルギーは大きく
なりやすいというわけで、

赤外線はエネルギーが多く放出されるのでストーブに使え、
紫外線はエネルギーとしては大きくしにくくストーブに使えない。

といったことになります。

音(空気の振動)で言えば、例えばピアノなら
低音ほど弦の振動数(周波数)を下げるため
弦を長くつくり、あまり弦に張力ももたせて調律していません。
一方、高音は、弦の振動数(周波数)を上げるため
弦を短くつくり、弦の遊びを少なく張力を強く調律します。

その場合もパワーがあるのは重低音のほうです。
それは、低音のほうが空気の振動数は少なくても
大きな波をつくることができるからです。

・・・

ここまで周波数で説明しましたので、
今度は振動数(ゴルフシャフト)で説明しますね。

振動数が高い(数値が大きい)ということは、
しなりもどりのタイミングが速いので、硬く感じます。

しかし、ゴルフシャフトの硬さとは、
一定のしなり幅をつくるのに何キログラム必要か
を測定したものなので、振動のスピードではありません。
つまり、しなりの大きさに関わる表記ということ
なのです。

ゴルフシャフトが硬い、ということは、
しなりをつくるのに大きなエネルギーが必要、
という意味なので、振動のスピードとは別物、
というわけです。


・・・

んーーー
違った表現をすると、

クラブヘッドに蓄えられた力学的エネルギーは、
インパクトの瞬間に衝撃エネルギーとしてボールに伝達されます。

スイングにより動的エネルギーが発生し、シャフトがしなりますが、
硬いシャフトほど、同じしなりの大きさなら、
ゴルフクラブに蓄えられる力学的エネルギーは大きくなります。

そして、シャフトの弾性により、しなって保存された力学的エネルギーは、
そのエネルギーが大きいほど、作用反作用の法則から、
しなりから速く戻ろうとするので、大きな衝突エネルギーとなります。

カーボンシャフトの場合だと、
材料であるカーボンシートを巻いて電気炉で焼いて製造され、
陶磁器と同じように、材料の質や配合、焼く温度や時間、冷ます温度、
製造工場の湿度などにより、完成品の特性は全然違ったものができるので、
振動数は高いけどしなり幅の大きいシャフト、
振動数は低いけどしなり幅の小さいシャフト、
などいろいろ商品設計されて、
手応えでいうと、反応が良いとか鈍いとか、しなやかとか
粘るとか弾くとかいろいろなシャフトが出来上がるということ、

そして、ボールを飛ばすのに、直接関係するものは硬さでも振動数でもなく、
それらはエネルギーをつくりだすための要因にすぎず、衝撃エネルギーである、
ということ、

このあたり、非常に誤解が多いので、
振動数と硬さは別物、ということとあわせて確認しておきます。


よく質問を受けるので書いておきます。

(答えてもよく理解いただけないことも多いのですが・・・)


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ボールを飛ばす推進力とは

越谷ゴルフです。

振動数理論に派生して、
シャフトの振動数と硬さは違う性質のものである
ことを前回説明しましたが、

これにヘッドスピードをからめて、
ついでですからもう少しシャフトの特性を
考えておきましょう。

1.ヘッドスピードが速くて力が強い人
2.ヘッドスピードが速くて力は強くない人
3.ヘッドスピードは速くないが力が強い人
4.ヘッドスピードが速くなく力も強くない人

まずこのような分類をした時に、
1.のタイプの人が選ぶべきシャフトは
重くて硬くて振動数も数値が大きいもの、でいいですし、
4.のタイプの人が選ぶべきシャフトは
軽くて軟らかくて振動数の数値が少ないもの

でありことはすぐにわかります。

選択が難しいのは、タイプが2や3の人です。
ヘッドスピードで言えば39~43m/sぐらいでしょうか。

ボールを飛ばす推進力とは、
どれだけボールにエネルギーを与えることができるか
なので、

(飛距離に換算する場合は、
他にスピン量や打出し角も関係するので
ヘッドの特性が大きく関係します。
ここではヘッドにエネルギを蓄える役割
としての最適シャフトの探し方を述べています。)

以前に述べた、
インパクトのエネルギーを表す目安として

ボールに与えられるエネルギーを「E」
クラブヘッドの質量を「m」
ヘッドスピードを「c」 とすると、

E=mc²

に基づくとヘッドスピードが、
インパクトに与えるエネルギーに関わる項目としては
効果大きいのでまずヘッドスピードを落とさないことを
考えなければいけません。その中で、 

タイプ2.のヘッドスピードが速くて力は強くない人
の場合は、ヘッドスピードが落ちないよう軽く、それでいて
硬いものが基本となり、

タイプ3.のヘッドスピードは速くないが力が強い人
の場合は、重くて軟らかいものが基本となります。

・・・

実際のところは、

そこに、インパクトの瞬間にフェースがスクエアになる
しなりもどりのタイミングを作り出す振動数が必要になるわけで、

さらにスイングのタイプでタメが大きい小さいといった要素や
ヘッドの特性により、

シャフトとしては手元が大きくしなったほうがよかったり、
しなりが先端にあったほうがよかったり、中ほどがよかったり、
重量配分も手元側がよかったり先端側がよかったり、

様々な選択肢が発生してきます。

そして、

以上を、計測器に固定して測定するという静的な状態ではなく、
様々なスイングの、シャフトがしなって戻っている途中で
ヘッドの重力や遠心力などでシャフトがねじれていたり
ヘッドスピードが同じでも加速途中と減速途中では特性が違う
といった動的な状態で、

最大のエネルギーをヘッドに蓄え、
ボールに推進力を伝えるのは
どのシャフトであるか、

が問われるので、シャフト選びは
「打ってみなければわからない」
といわれてしまうのです。

・・・

これをもし、一言で表現するならば、
最大エネルギーをつくりだすために必要なのは
自分のスイングのタイミングでその道具のポテンシャルを
最大限に生かすことができること。

タイミングはスイングの中でレッスンプロが教えるのが
一番難しい部分でもありますが、

タイミングとは、日本語でいうと、「時間が合うこと」

(笑)

時間は、アインシュタインによれば4つ目の次元でしたね。
やっぱりアインシュタインを無視できません。
そして、アインシュタインを超えようと企んでいます。

だから、このブログでは、
話をわざわざややこしくしているようですが、
ニュートンの物理学に終わろうとしないのです。

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