インパクトのエネルギー
越谷ゴルフです。
ニュートン力学は力学としては古典です。
ニュートン力学では重力や、
地球の引力の影響下における物体の運動法則を
説明するにはこれでほとんど十分であるといっていいでしょう。
ボールが打ち出されてから飛んで行き、転がって、
最後に止まる、という、インパクト後に何が起きるのかを
説明するにはもっともわかりやすい理論、というか
原理原則だといえます。
しかし問題は、
ニュートン力学だけでは説明しきれないことが
ゴルフには多すぎるということ。
だから、このブログでもっとゴルフを説明できる、
究極の理論はないか、と探りを入れているわけです。
そこで、次は少しさかのぼり、
インパクト中に何がおきているのかを考えてみると、
インパクトとはボールに力を与えること
では力って何?というと、ここでいう力とは、
ボールが飛んでいくのに必要なエネルギーのことであり、
インパクトとは、ボールにエネルギーを与えている瞬間
というわけですね。
重力をはじめとしたニュートン力学から一歩踏み込み、
エネルギーという概念について考えます。
・・・
さて、ゴルフにおける、インパクトのエネルギーを表す目安として
ボールに与えられるエネルギーを「E」
クラブヘッドの質量を「m」
ヘッドスピードを「c」 とすると、
E=mc² というのがよく言われています。
つまり、もしボールをより遠くに飛ばしたいのならば、
重いクラブを使うかヘッドスピードを速くするかのどちらか
なのですが、どちらを優先させるかというと、
ヘッドスピードを速くすることのほうが重くするよりも
2乗がある分効果が大きいわけです。
現実的には、遠くに飛ばしたいなら、
ヘッドスピードが落ちない範囲で、できるだけ、
重いクラブを使ったほうが、大きなエネルギーを与えることができ
また慣性の法則もあり、方向性も良くなるということになります。
ところで、物理学でいうE=mc² とは、
アインシュタインが特殊相対性理論のなかでまとめあげた、
質量とエネルギーの関係を表した、有名な式ですね。
原子核反応をさせると莫大なエネルギーが放出されるというのも
この式が基になっています。
インパクトのエネルギーを
アインシュタインで説明するのはあまりにも乱暴ですが、
同じような算式なので、考え方を参考にさせてもらう分には
なにか新しい思考方法が見つかるかもしれません。
エネルギーはどうやって生み出されるのか、
次回もう少し考えてみます。
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