About 2006年02月

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2006年02月

2006年02月01日

越谷ゴルフ(成果主義で上達⑤)

越谷ゴルフです。

失敗や大惨事が起きそうな要因を「リスク」といいます。
ゴルフに限らず、「リスク管理」という言葉は良く使われるので
「リスクとはどういうものか」については、よくご存知だとは思いますが、

「リスク感度」 、「リスクとリターン」 、 「リスクを抑える」

という表現があることを念頭において、
「ポジティブ・リスクマネジメント」 を考えてみます。
まず、「ポジティブ・リスクマネジメントの考え方」のことを、
「ポジティブ・リスクマネジメント・シンキング」と言い替えることが
出来ます。

・・・そのまんまですね(汗

「考え方」を「シンキング」と言い換えただけですから。

ただ、注意したいのは、
ゴルフが上手い人は「ポジテイブシンキング」か
「ネガテイブシンキング」という論議が時々ありますが、

この議論で間違え易いのは、
リスクに対して敏感だと、一見臆病に見えるので
単純に、ゴルフの上級者は「ネガテイブシンキング」だと
結論づけられることが多いこと。

正確には、
「成果を挙げる」というポジテイブな目的の手段として
高いリスク感度でもって状況に対応しているのですから、
「ポジテイブ・リスクマネジメント・シンキング」と
表現したほうが適切でしょう。

微妙なニュアンスの違いなのですが、
「ゴルフはネガテイブシンキングのほうが上手くなる」
というより、「成果を残す人はリスク感度が高い」
といったほうが誤解も少ないように思います。

前回「刻んで攻める」という表現を使いましたが、
これは、ポジテイブ・リスクマネジメン・シンキングの例です。

・・・

「リスク」とは「危険」のこと。
危険を冒すことを読んで字のごとく、「冒険」といいます。
リスクをとらないと、リターン、つまり成果は望めません。

そこで、成果を出すために、リスクに対して策を練ります。
リスクが表面化しないように対策してリスクに向かうことを
本来の意味での「冒険」と言います。

一方、対策も無くリスクに向かうことを、「無謀」と言い、
「冒険」とは区別する必要があります。

成果を出すための考え方、次回から更に深めていきましょう。

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2006年02月03日

越谷ゴルフ(成果主義で上達⑥)

越谷ゴルフです。

誤解を生み易い部分を二つ注釈しておきましょう。

まず、ポジテイブシンキングですが、
ポジテイブシンキングの解釈を
「積極的で前向きな思考」とするべきところを
「楽観的な思考」と間違えやすいのでご注意を。

リスクに積極的に関わっていくから、敏感だからこそ
リターンが望めるのです。つまり成果を望めるのです。

「楽観的な思考」とはリスクを問題なしと放置することで、
あるいは、リスクから逃避することは、「消極的で後向きな思考」といい、
リスクとの関わりに注意すると、ポジテイブシンキングの
正確なニュアンスが捉えられると思います。

「ポジテイブに」と口癖のように乱発する人は特に注意してください。
本来の言葉の意味が、自分に都合のいいように改ざんされている
おそれがあります。

----------

次に、リスク管理ですが、
リスク管理という「言葉」については皆さんよくご存知と
前項で書きました。

では、リスク管理ってなんですか?

・・・

その手法、「対策・対応」についても、
一応念のため確認しておきますね。

リスク対策として一番有効なのは「①予防」
次に必要なのは、
被害を最小限に食い止めるための「②対応」
それから、
起きてしまった失敗を乗り越える「③再起」

・・・そのために出来ること、するべきこと、を、
考え、実行することを「対策」と言います。

火災や交通事故など、起こるのに様々な要因はあるでしょうが、
①の予防が一番大切なのはいうまでもありません。

また、
火事についてはボヤの段階で消せるように、
消火器を備え付けておき、実際に使えるように訓練しておくこと。
交通事故については、命を守るためにシートベルトなど、
被害を最小限に抑えるための②「対応」をしておく必要があります。

そして、
③の「再起」については、話が長くなりそうなのですが(笑)
立ち直るんだという強い意志力や現実を直視する冷静さなどが
必要になってきます。

火事になるから火は使わない、
交通事故になるからクルマは乗らない、
というのはリスク管理ではありません。

何か目的を達し、成果を出すためには、必ずリスクは伴うものです。

・・・当たり前の話ですね。
だから最初に「念のために確認」としておきました。

成果主義におけるリスクの取扱、考え方は難しくありません。

ただ、リスク管理というからには
何か特別な秘訣か何かがあるのではないか、という先入観が、
必要以上にリスクを恐れさせる原因かもしれません。


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2006年02月04日

越谷ゴルフ(成果主義で上達⑦)

越谷ゴルフです。

リスク管理・リスク対策についてさらに続けます。

なぜなら、リスクをきちんと把握するということは、
チャンスをきちんとつかむことにもつながるからです。

ある事実や現象をリスクとみるか、チャンスとみるか、
そのモノの見方自体が人それぞれの解釈次第ということで、
事実は、それが考え方や感情というフィルターを通って
解釈に変換されます。

例えば、「雪が降った」は事実ですが、
「雪が降ってうれしい」「雪が降ったので心配」となれば、解釈ですね。

だから、リスク対策をチャンス対策と裏返して読んでいただいても
いいかと思います。

また、リスク管理という言葉の解釈での注意点は、
リスクには、コントロールできるものと、
コントロールできないものがあるというの忘れないこと。

「管理」という言葉を使うと、つい、
全てのリスクをコントロールしなければいけない、
あるいはコントロールできる、と
傲慢な錯覚に陥ることには注意したほうがよさそうです。


(・・・チャンスにもコントロールできるものがあり、
コントロールできるのにそれをしているか、していないか
については忘れてはいけないですね。
また、チャンスになかなか恵まれないと
悲観的な錯覚に陥る必要も無いということです。)

事実と解釈の違い、コントロールの問題を踏まえると、
リスク管理については、コントロールできないものまで含めての
「対策」という表現にとどめておいたほうがいいかもしれません。

そうすると、リスク管理とは、

「ただ目の前にある事象や現象について、どのような態度で接し、
認識し、望ましい方向に導くにはどのように対応するか」

を難しく言っているだけに過ぎないのかもしれません。

・・・

そうなんだけど、いちいちそこまで毎回毎回表現するのは
めんどくさくてクドイ(笑)ので「リスク対策」というテーマで続けますから
あとは読んでいる方で補足しながら読んで下さい。

--------------

リスク対策の一番効果的な方法は予防でした。
次回から順番に考察していきます。


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2006年02月05日

越谷ゴルフ(成果主義で上達⑧)

越谷ゴルフです。

リスク対策のその①「予防」。

これに必要な能力としては、
望んでいない方向に進む予兆をどれだけ感じ、
予兆の段階で、今、どのように準備しようと思うか。
つまり「リスク感度」です。

リスク感度について大切なことは、
物事をみる判断基準には、「重要度」と「緊急度」がある
ということを知っておくことでしょう。

重要度が高く、緊急度も高い事象については
実際に表面化していて、今すぐ対応しなくてはいけないことなので、
リスク対策②の「対応」で詳しく説明するとして、

ここでは、
重要度が高いのだがそれほど緊急度が高くない事象について、

・たとえ今は些細なことであっても、その重要度をどれだけ認識できるか
・重要だと認識したことに、どれだけ準備や対策にエネルギーを
費やそうと思えるか

がポイントになることを押さえておいてください。

「備えあれば憂いなし」「段取り八割」といった言葉、あるいは、
ジェームズ アレンの「原因」と「結果」の法則 は有名ですが、

望まない事が起きる原因を、予兆の段階で可能な限り抑えておくこと。
(そして望む結果が起きる原因を、可能なだけつくりだしておくことが、)

成果主義におけるリスク管理の①「予防」にあたる部分です。

・・・「重要度」と「緊急度」。

重要と認識していることでも、今それをしたくない、他の事がやりたい、
と、今の自分の感情をという緊急度を優先させて行動したいのが
通常です。

でも、成果を残せる考え方というのは、
そういった、「やりたいこと」よりも、「やらなくてはいけないこと」
をどれだけ優先できるかにかかっています。

リスクを予防するということが難しいとしたら、その最大の障壁は、
実は自分の中にあるといっても過言でないかもしれません。


コントロールできるリスクにつては以上です。

では、
コントロールできないリスクについてはどのように準備するか。

どんな手段を講じようが防ぎようがないもの、
については、時機がくればそのリスクは必ず表面化します。
リスク感度がどんなに高くて認識できても
予防できないものというのはたくさんあります。
むしろ、人間の力ではどうしようもないものはたくさんあります。

そんなリスクについては準備するものは何もないか
というと、実はそうではありません。
最も効果的なものが一つあります。

それは・・・

・・・

・・・

・・・

「心の準備」

つまり、その事態が発生した時にどう対応するか、を
あらかじめ考えておくこと。覚悟しておくこと。

コントロールできないものについては、
それをコントロールしようとしてもはじめから無理なのですから、
コントロールできるものをコントロールすることが、
成果を生み出す考え方になります。


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2006年02月07日

越谷ゴルフ(成果主義で上達⑨)

越谷ゴルフです。

リスク対策のその②「対応」。

対応力を付けるのに一番効果的な方法は、
本番を想定した訓練を繰り返すこと。つまりシミュレーション。

注意しなければいけないことは、「本番を必ず想定すること」です。
火災訓練でも、これは訓練だからと不真面目に行っても
たいして役に立たず、時間の無駄になります。

軍事演習に、かならず仮想敵国を設定するのにも
重要な意味があるのです。

・・・

さて、ゴルファーの皆さんは、
ただ練習場でボールを数打つだけではスコアはよくならないのは
既に身をもってご存知だと思いますが、いかがですか?

当然、動作の基本練習は大切。
ただ、本番では、状況判断のほうに大部分の注意を取られますから
基本に注意動作にかまってられないので、それだけでは足りません。

誤解しないでくださいね。
基本を無視していいということではなくて、
基本は注意しなくても無意識に行なえる必要がある、
ということ。その上で、目の前の状況に意識を向けてほしいのです。
「これは練習ではありません。本番です。」

・・・と、ここまでは理想。

現実として、アマチュアゴルファーは基本をマスターしていません。

それでも成果をあげるためには、ゴルフの練習の場合、
「状況判断」を含めて本番を想定した練習が大切、ということです。
繰り返しますが、基本をマスターしなくていいということでは
ありませんよ。

ここでは、成果を出すための考え方を述べています。

別の例を挙げましょう。
仮に中国に行ってある商談をまとめてくるとしましょう。
この場合、必要なスキルは、
「中国語」と「コミュニケーション力」ですが、

どんなに中国語ができたとしても、
コミュニケーション力がないと、商談はまとまりません。
なぜなら、中国語は単なる手段で、目的は、
商談相手と意思疎通して、合意してくることだからです。

中国語を学んでビジネスで活躍したいと思うなら、
当然、中国語をマスターすることは大切ですが、
コミュニケーション力を磨くことも必要ということですね。
もう一つ、別の例。

制限時間60分で数学のテストを受けるとします。
こういうテストで良い点を取るには、
まず全体を見渡して、すぐに解けて配点の高そうな設問から着手し、
時間がかかるわりに配点の低い設問を後回しにする必要があります。

これができる人とできない人とでは、
同じ学力でも点数が全然違うのです。

・・・

練習しているのになかなか結果が出ないとすると、
練習に、何かが足らないのでは・・・。

中国語の例ではコミュニケーション力を挙げました。
数学のテストの例では点数を稼ぐコツがありました。

さてあなたのゴルフは・・・。

以上が、対応力をつけるための、一番効果的な方法の説明です。
ただ、②「対応」についてはまだいくつか押えておくポイントがあるので、
次回も続けましょう。

「対応力」って何?の部分をもう少し説明します。


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2006年02月08日

越谷ゴルフ(成果主義で上達⑩)

越谷ゴルフです。

②「対応」について続けます。まずその前に・・・

ラウンドした後、練習場に直行する人はどの位いるでしょうか。

「えっ?練習ってラウンドする前にするんじゃないの!?」
とはっきり言う人もいれば、
「そうなんだよね。ラウンド後の練習は効果あるって言うよね」
とわかっている人もいます。

わかっている人でも、
実際に、ラウンド後に練習される方は少数派です。


・・・実は、「本番を想定」という意味では、
ラウンド直後の練習では、
その日のラウンドしたコースを強く思い出すので
あの一打はどうだった、あそこはこう攻めるのが良かったと、
無意識のうちに、「実際にコースでどのように打つか」を
考えながらボールに向かう状態になります。

だから、効果があるのです。

・・・

ラウンド後の練習というのは、本番を想定した練習の一例ですが、

ラウンド後って疲れていますね。
早くビール飲んで寝たいですね(笑)

これは目先の「やりたいこと」。
しかし、ラウンド後などの本番を想定した練習は
成果を出すという目的の上では本当は、「やるべきこと」。

ここで問題になるのは、
「そうなんだよね。ラウンド後の練習は効果あるって言うよね」
と、わかっているのにやらない人です。

どちらを優先させる思考習慣や行動習慣が自分にあるか。

「やりたいこと」より「やるべきこと」をどれだけ普段から優先できるか、
これが、実は「対応力」のマインドの部分なのです。

また、一度に二つのことはできないので、
「やりたいこと」と「やるべきこと」のどちらか一つに決めることも
「決断」というのですが、

成果が出る「対応力」をもっている人は、
「やりたいこと」と「やるべきこと」が自然と一致していますから、
「決断」とは、通常はそんなに大げさなものではありません。

だから、決断において「悩む」ことがなく、当然にその行動を選択します。
「悩む」ことがないから行動に切れがあり、
行動に切れがあるから結果につながる「対応力」をみせます。
「決断」にエネルギーを使いすぎず、「やるべきこと」を迷うことなく行なう。
高い対応力とは、そんな無意識の行動習慣のことをいいます。

つまり、高い対応力を身に付けるにはどうすればいいか
についての回答は、普段から、そんな無意識の行動習慣を身に付ける、
そう心がけること、ということになります。

(ラウンド後に、練習場に行くのが当たり前の人は、行く理由など
いちいち考えていません。
無意識に練習場に足が向かう、習慣とはそういうものです。)

そんな、普段から心がけできない(笑)という方は、
ゴルフだけでもそう心がけてみましょう。
そのゴルフで培った習慣は、きっと日常生活でも、お仕事でも
役に立つことでしょう。

・・・

ゴルフの場合はたいてい、想定の範囲内のことしか起きませんが、
想定の範囲外のことが起きたときの「対応力」についても、
上記と同様、「何をやるべきか」についての判断、つまり、
成果を出すための判断基準がしっかり習慣に刻まれていれば、
十分対応できると思います。

対応について、次回も続けます。


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2006年02月09日

越谷ゴルフ(成果主義で上達⑪)

越谷ゴルフです。

「対応」についてまだまだ続けます。
今回は、「絶体絶命のピンチになった時にどう切り抜けるか」です。

対応の項目で多くの方が一番知りたいのはこの部分でしょう。
実際のところ、精神論・根性論で片付けてしまうほうが早いのですが、
しかし、それをしてしまうと、私には到底無理だと
ほとんどの人が、脱落してしまいます。

滝に打たれて修行して、
「心頭滅却すれば火もまた涼し」の境地に至る事が
一番いいのでしょうが、そんなわけにはいきません。

誰しもジェームス・ボンドやゴルゴ13のような精神力を
もてるわけではないのです。

(注:ジェームスボンド・映画「007」シリーズの主人公で・・・
以下、ゴルゴ13ついても紙面の都合により
説明を省略させていただきます(笑)

実は、つらい思いをしなくても、切り抜ける方法があるのです。

・・・

・・・


というより、つらい思いをすると、
絶体絶命のピンチを切り抜けることはできないのです。

先ほどのジェームスボンドやゴルゴ13が、ピンチに落ちいた時
の行動を思い出してみましょう。
彼らは、つらい思いをして対応していますか?

本当に危機になった時に一番恐ろしいのは、思考が停止すること。
つらい思いにアタマが支配されると思考が停止するのです。
思考が停止すると、機転がきかなくなります。

機転をきかせるということは、場合によっては綿密に立てた「想定」
さえも手放すことがあります。
「想定」それ自体が思考を束縛し、停止させるおそれがあるからです。

これが、「つらい思いをしなくても危機を切り抜けられる方法」です。

逆説的な表現をしていますが、その意図をくんでください。


その意図をくんでいただいたくと、

「では、どうやったらつらい思いをしないで済みますか?」
という質問は出てこないと思います。

なぜなら、
この質問は、すでに思考が停止している方からの質問なので、
危機に備えると思って、その答えはご自分でお考えください。

どうしてもわからない、という方は、前項までに何回も
それに対しては回答していますから、もう一度、注意して
お読みいただくと、必ずわかります。

・・・さて、話を戻しますが、
思考が停止しさえしなければ、機転がきいてきます。

あとは、それを、迷うことなく実行に移すのですが、

「迷うことなく実行に移すにはどうすればいいか」
の回答も、すでにしてありますから、
自分で考えてわからない方は、前項までをお読みください。

大切なことは、「思考を停止させないこと」。

緊急時だけ思考を停止させないでおこうとしてもそれは無理なので、
普段から思考を停止させないよう心がけておくことが必要です。

「高い対応力」とは、
そういった、普段から心がけている人だけに与えられる
ご褒美のようなものなのでしょう。

だから、価値あるものなのだと思います。


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2006年02月12日

越谷ゴルフ(成果主義で上達⑫)

越谷ゴルフです。

リスク対策③「再起」にいきます。

失敗や大惨事になってしまい、望まない結果をむかえた局面から
「再起」させることができると、その実力は以前よりずっと強くなります。

だから、
「再起」の仕組みをしっかり理解することは、「強さ」の理解を助ける
ものになると思います。

強い人というのは、前回の「対応」力と同様、
この「再起」を何回も繰り返し、実力をつけていきます。

同じ実力で同じ問題に遭遇すると、また失敗しますから、
力をつけていくことにより、より高い問題をクリアできるように
なるわけです。

ここでは、強さを、実力として、数値化して考えましょう。

例えば、今までの実力が10で、クリアできなかった問題なら、
「再起」するには実力は11以上が必要になりますね。

では、どうやってその実力を増やすことができるか、ですが、

まず、ここで例に挙げた10という力は、

潜在能力(100)×発揮率(10%)=実力(10) だったとしましょう。

・潜在能力とは、その人が物理的に持っている限界値。
更に分解すれば、「体力」×「技術力」ともいえます。

・発揮率とは、感情面が大きく左右するのですが、
ヤル気だとか、本気度がこれに相当し、「精神力」の部分です。

つまり、ゴルフならば、強くなるためには、
筋力や、技術を鍛えて潜在能力、つまりポテンシャルを高める方法と、
集中力など発揮率を高める方法の二通りあることになります。

もし、今回の失敗が、ポテンシャルが低くて失敗したのなら、
体か技を鍛えて100→150とすれば、
潜在能力150×発揮率10%=15 となり、
以前より確実に実力を増すので、「再起」の可能性は高くなります。

もし、今回の失敗が、発揮率が低くて失敗したのなら、
いつもは発揮率15%あるなら15%を取り戻す必要があるし、
もともと10%だったなら、目標を明確にしてヤル気をアップさせるなど、
15%に引き上げることを考えてもいいでしょう。
どちらにせよ、潜在能力100×発揮率15%=15となり、
以前より実力を増すので、「再起」の可能性は高くなります。

ゴルフで
ドライバーの飛距離などの実力をつけたいなら、
体力は数値が高いに越したことはありません。だから筋トレも有効でしょう。
ただし、実力はあくまで、さらに技術力と発揮率の掛け算です。

30ヤードのアプローチの実力をつけるなら、
それほど体力はいらないので、技術力を磨くか、集中力を磨けばいい
というのもわかります。

パターになると、
体力や技術よりも、発揮率の占める割合がかなり高くなります。
これは、誰でも知っていることですね。

基本的な理屈は以上です。

ここでは、
「強さ」とは、「実力」とは、といった定義、
強くなるにはどうすればいいか、実力をつけるにはどうすればいいか
についての基本的な考え方をまず確認しておきます。

次回からさらに、発揮率について深めていき、
リスク対策の最終章「再起」について考えていきましょう。

3パットやOBの後に気持ちを切り替えるというのは、
下がった発揮率を平常時に引き上げることなのですが、
そういった部分を扱います。


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2006年02月23日

越谷ゴルフ(成果主義で上達⑬)

越谷ゴルフです。

大変なトラブル、困難に遭遇し、動きが止まり、
そこから「再起」するのには前回も述べたとおり、
かなり大きな力が必要になります。

このブログもしばらく更新をしなかっただけですが、
再び更新するには正直言うと、かなり手がとまりました。(汗

で、今回は
潜在能力(体力×技術力)×発揮率(%)=実力 の式で
発揮率を扱います。

発揮率とは心理的な側面で、
「この先の見通しがどうか」という部分が大きく影響します。

例えばある囚人が、
来年の春には出所できる、と希望がある期間は、
寒い牢獄の中でも生きていけるのですが、
春になっても出所できないということがわかったならば、
暖かい季節であっても絶望感から体の力が抜け、
気が狂ってしまうかもしれません。

「この先の見通しがどうか」によって発揮する頑張りが
再起にかかる発揮率に大きく違ってくるのです。

特に注意したいのは、
過去がどういう状態であったか、現在がどういう状況であるか
というよりも、「この先の見通しがどうか」が重要な要素ということ。

過去に失敗したという経験でも、
A.また失敗するのではないか、という見通しなら発揮率は下がります。
B.今度はきっとうまくいく、という見通しなら発揮率は上がります。

過去や現在がどんなに悪い状況であってもそれは間接的な要因で、
「この先の見通しがどうか」によって再起の力の大きさが決まってくる
ことに注意してください。

・・・実際のラウンドで、先の見通しが、どのようにプレーの上で、
心理面が現れるかを追ってみましょう。

ミドルホールでの、ドライバーでOBを出したとします。
打ち直しで、
A.また失敗するのではないか、という見通しなら今度もOBです。
B.今度はきっとうまくいく、という見通しなら今度はきっと、
ナイスショットです。

・・・仮にここでは次に、打ち直しがバンカーに入ったとしましょう。
ただ、幸いにも目玉にもならず良いライです。

A.やっぱりドライバーが上手くいかなかった、と悔やみながら打つと、
悪い結果の見通しが強いので、バンカーで続けてミスします。
B.バンカーだけどライが良くて助かった、と良い材料として受け止め、
気を取り直して打つと、まぐれでも寄ってみたりするものです。

・・・バンカーからピンに3mにグリーンオンさせたとしましょう。

A.OBは出すわバンカーに入れるわの不運の連続だ、と
悔やみながらパットすると、悪い見通しが強く、
まずそのパットは入りません。下手すると3パット以上します。
B.バンカーから出ただけでなくよくグリーンに乗ってくれた、運がいい
と喜びながら大切に丁寧にパターすると、入ったりするものです。

ツキとか運とかを含めて、体力や技術力以上の実力を発揮するにも、
この「見通しがどうか」によって、同じ状況でも大きく違ってくるものです。

・・・

それにしても、
持っている力(潜在能力=体力×技術力)を発揮する方法、
つまり、発揮率を上げる方法は、
誰かの真似をしようとしてもなかなか真似をすることができません。

上記のような仕組みを踏まえながら、経験を積み重ねていくことが
高い発揮率を身につけるためには大切だと思います。

特に、OBやバンカーの連続など、不運が続いた時には、
自分が本当にポジテイブ思考の持ち主なのか、
表面的にポジテイブ思考を装っていて本当は違うのか、

平常時はポジテイブなつもりでいても、
不運時にもポジテイブでいられるか、といった、
かなり本質的な部分がよくわかります。

実際にゴルフをプレーしてみると、それがよくわかるのです。

プレッシャーに打ち勝つ「メンタルタフネス」、
悪い材料でも悲観的にならない「ポジテイブシンキング」
失敗しても気持ちを切り替えられる「クリアリング」

すべては「この先の見通しがどうか」
にかかっています。

「再起」とは・・・を通じて、
「成果を出すための考え方」というより、
「結果として成果が出る考え方や心理」を知ることができれば、
と思います。


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2006年02月25日

越谷ゴルフ(成果主義で上達⑭)

越谷ゴルフです。

成果を残すために、
リスクとリターンの関係の、
誤解しやすい部分を補足しておきましょう。

ハイリスク・ハイリターン、ローリスク・ローリターンと、
一般的にはよく言われます。

しかし、ゴルフの場合は、
必ずしもハイリスクだからハイリターンとは限りませんし、
ローリスクだからローリターンとも限りません。

つまり、
ハイリスク・ローリターンもあれば、ローリスク・ハイリターンも
あるということ。

リスクをとれば見合うだけのリターンが必ずある、
と思い込むことは極めて危険で、
そう思い込んでしまうと、リターンを追いかけているはずが、
知らない間にリスクだけを追いかけていた、という状態に
なる恐れがあります。

ゴルフの場合は、リスクをできるだけ避ける方が、成果が、
つまりスコアというリターンがあるので、ローリスク・ハイリターンの
方法を探すことが、一番成果につながります。
この部分について、もう少し説明しておきましょう。

なぜゴルフの場合は、
ハイリスク・ハイリターンではなくて、ローリスク・ハイリターンなのか。

・・・

前回まで、リスクや失敗対策について大きく取り上げてきたので
リスクをとることがそんなに必要なのか、全く恐れてはいけないのか
という誤解をする人もいると思われます。

でも、それは、
リスクが表面化した状況や、緊迫した状況での対処法、考え方であって、
やはり危険な状況が出来るだけ少なく、順風満帆なプレーができるなら、
そのほうが、スコアが良いに決まっています。

なぜ、ローリスク・ハイリターンなのか。

・・・

それは、
ゴルフには落とし穴(トラップ)が多すぎるから。

前回までの表現でいうならば、
ゴルフには見えていない潜在的なリスクがあまりにも多いから。

・・・実はここからの説明がやっかいなのですが、
特に前回説明した発揮率の部分、つまり心理面は
リスクが地雷のように見えない所に埋まっている、というよりは、
むしろ、見えないリスクそのものなのです。
だから、ローリスク・ハイリターンと考えておいたぐらいで
既にハイリスク・ハイリターン状態なのです。

それなのに、さらにリスクをとるとしたら、
超ハイリスクでノーリターンになってしまうのです。

見えない敵と戦う事ほど難しい事はありません。

コースレイアウトやボールのライなど、
見えている部分だけで判断してローリスクに思えても、
見えていない部分は常にハイリスクを抱えているということ。

そんな説明の中間部を省略するとしたら、最初に言ったとおり、
ゴルフは、ローリスク・ハイリターンですよと言い切ったほうが
誤解が少ないかもしれません。

それにしても誤解のない表現は難しいです。

・・・

ゴルフ以外でもマネジメントが必要とされる分野については、
同じ傾向があると思いますがいかがでしょうか。


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