About 2005年12月

2005年12月にブログ「越谷ゴルフリンクスのブログ」に投稿されたすべての記事です。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

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2005年12月

2005年12月02日

越谷ゴルフ(暖かいね情報)

(2005.11.26配信)

越谷ゴルフです。
①一打席に一台ストーブつきました。
②「スコアの現実」・・・あなたも言葉を失うかも。
③「クラブ診断会」もう予約が入っています。
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①例年より早めですがストーブを各打席に設置しました。
夜など冷え込む時でも快適に練習できます。
また昼も南向きの打席はポカポカ暖かいので
どうぞ越谷ゴルフでアンニュイな午後を
温かいお茶でも飲みながらおくつろぎください(笑)

②ナイスショットをしようがどんなに良い道具を買おうが、
どんなに技術が向上しようが、プレッシャーに強くなろうが
全く変わらないこの部分。○○○ともいえるもの・・・。
これが、「現実」のスコアを最終的に決定しているようです。

・・・○○○が気になる方は、越谷ゴルフのブログをどうぞ。
 http://ameblo.jp/koshigayagolf/entry-10006065383.html
携帯からもIDを koshigayagolf 入力すると見られます。

③11/12.13に行った「クラブ診断会&AXIV試打会」は、
50人を超えるクラブフィッテイング・セッテイング相談者が押しかけ、
担当者は弁当を食べる時間がなく、また時間延長する大盛況でした。
で、前回診断できなかった人のために、
今度は12/10(土)11(日)にまたやります。

越谷ゴルフは練習場なので、クラブを買っていただくことが
第一の目的ではないので安心してのぞいて見てください。
本来なら有料でもおかしくない内容のコンサルテイングを、
日頃の感謝の気持ちも込めまして、無料で行っております。

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時節がら風邪には十分ご注意してください。
また、忘年会の練習だけでなく、
ゴルフの練習もお忘れなく・・・。

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越谷市大間野町1-155
http://www.koshigayagolf.com

越谷ゴルフ(スクール情報)

越谷ゴルフです。

今回はスクール生だけに配信しております。

12月の堀田プロの休みは
13(火)です。

なお、年内は12/25(日)まで行い、
新年は、1/5(木)から始めます。

忘年会の練習だけでなく、
ゴルフの練習もお忘れなく・・・。

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2005年12月05日

越谷ゴルフ(練習好きのための理論④)

越谷ゴルフです。

「スコアの現実⑩」で、
事件は会議室で起きているのではない。現場で起きているんだ!
を少しひねって、
ゴルフコースという現場では理論は役に立たないという表現をし、
結局「必要なことを行動すれば結果は出る」ということを述べました。

つまり、
「ゴルフができる人は具体的にどんな行動をとっているか」

これを研究した理論があるので紹介しておきましょう。
逆に言うと、練習場という会議室的な場所のほうが
こういう分析は向いているのです。

1970年代にハーバード大学のマクレランド教授が、
アメリカ国務省から依頼され、外交官の業績格差についての
調査、研究をしたもので、

「業績の高さと学歴にや知能にはあまり相関関係はない。
 しかし、高業績者にはいくつかの共通の行動特性がある。」

という報告をしており、これを、「コンピテンシー理論」 と
いいます。

コンピテンシーにおけるゴルフマネジメントは、
ゴルフにおける高業績者が何をしているか、のあくまで具体的な
行動そのものをみていくことになります。

この理論をあなたの会社の人事部が採用しているかもしれません。

従来の、能力主義人事制度の評価基準では、
「○○することができる」という評価項目をクリアーしていけば
実績を残していなくても資格を多くとっていけば
潜在的な能力があるとして昇進していたのですが、

コンピテンシーにおける人事評価では、
「高い業績を残すために、具体的に○○しているか」
というプロセスにも焦点をあてて人事評価しています。

つまり、普段の何気ない行動まで問われているのです。

「具体的に○○している」というモデルは、
あらかじめ高業績者に詳細なインタビューを行い、つくられます。

コンピテンシーを「評価基準」にした場合は、
営業職を例にあげると、
「なぜそうなったのか」というプロセスが明確になります。
どんな「行動」が不足していたか、違っていたか、といった部分が
把握しやすいので、次に高い営業成績を残すための
「行動基準」にもなるのです。

ゴルフでも、コンピテンシーを評価基準として
「自分が何をしているか」知るために使え、
「行動基準」として「何をすればいいのか」
を知るために応用できることでしょう。

これが、「必要なことをやっているか」の部分であり、
高業績者に共通するコンピテンシーモデルを知ることが
「うまくなるには何をすればいいの?」
への第一歩となると思います。


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2005年12月08日

越谷ゴルフ(練習好きのための理論⑤)

越谷ゴルフです。

この章では、ゴルフのスコアアップに役立ちそうな
ゴルフ以外の他分野の「理論」を紹介しております。

お断りしておく必要があるのは、
「人間は感情の動物」であると言うことはあっても、
決して「人間は理論の動物」とは言われることはない、
ということ。

これはどういう意味かというと、
人間が様々な行動をとる前にその行動をとろうと決断し、
選択する理由はいつも「感情」である、ということです。

つまり、「感情」で行動を決定し、「理論」はその行動の正当性を
理由付けするために使われているのです。

ゴルフが上手くなる為に最も必要なものは、
「うまくなりたい!」と強く思う「感情」であり、この「思い」が
強い人ほどゴルフがうまくなっているというのが本当のところでしょう。

重要度としての理論はその次で、上手くなる効率をあげるには
役立つでしょうが、結果としてゴルフがうまくなるとすれば、
あくまでその人が、「どういうゴルフをしたいか」
「どんなゴルファーになりたいか」の中でも特に、
その気持ちがどれだけ強いかにかかっていると
言い切ってよいでしょう。

この「思いの強さ」は、
ゴルフがうまくなる栄養素に例えるならば、
実際にカラダをつくる主成分である、たんぱく質や脂肪や
でんぷんに相当するものです。

そして、一番重要ではないが、上達を助けるものとして
「理論」をあげましたがこれは、
栄養素で例えると、ビタミンCやミネラルといった
カラダをつくる主成分ではないが、生体を維持するために、
あるいは調子を整えるために必要なものである、と
解釈して、「理論」の重要度を位置づけてもらえればと思います。

そうすると、巷に出回るゴルフがうまくなるノウハウだけでは、
絶対上達することはできないというのがわかりますか?

ノウハウとは、
ここでいう理論の一種なので、このビタミン剤的なものが効く人というのは
すでに「ゴルフに対する上達の気持ち」が強くできあがっている人であり、
そうでない人には意味をなさないという事もお分かりいただけるでしょう。

--------------------------

前回の「コンピテンシー理論」は心理学というより、
理論として分類すると、人類学や人間行動の理論です。

今後、心理学の偉い人だけでなく、人類学的など異分野の偉い人にも
もっともっとゴルフを研究し、意見を出して欲しいと願うのですが、
そうするとゴルフで結果を出せる人がもっと増えると思います。

まだ優秀な人にそんな奇特な(?)方は少ないです。

そんなわけで、このブログでは、引き続き、他分野の理論に
もうしばらくいろいろな方向性を探っていきたいと考えております。


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2005年12月11日

越谷ゴルフ(練習好きのための理論⑥)

越谷ゴルフです。

「コンピテンシー理論」 までいかなくても、
もう少し応用しやすい理論として、
「ベンチマーキング」 という言葉は聞いたことはありませんか?
ベンチマーキングとは、「他者の優れた手法を学ぶ方法」です。
1970年代に、ゼロックス社が80%占めていたコピー機市場が
当時日本企業のコピー機の進出に圧されてシェア10%まで落ちた時、
ゼロックスがライバルである日本企業を分析して業績を回復させました。

その内容は、日本企業の分析の中でゼロックスは在庫量が多いことに
気づき、その在庫量を減らすために異業種ですが在庫管理に優れた
LLビーン社の倉庫内業務プロセスを分析しコストダウンに成功、
ゼロックスの生産性を飛躍的に改善して超優良企業になったのです。

で、ベンチマーキングのすすめ方ですが、

①まず、自分の強みと弱みを分析し、よく知る。
②競争力を向上させるために最も効果的な部分を選定する。
③その改善すべき部分について、誰をお手本とするか決定する。
④相手先を分析する。
⑤相手先とのギャップを分析する。
⑥改善目標を設定する。
⑦改善のための行動をとる。
⑧その結果を評価する。

という順序ですすめます。

ゴルフの場合でもスコアメイクの部分だけでなく、
スイングのビデオ分析の中で、ダウンスイングの入り方の角度など
詳細に一コマ一コマプロとのスイングの比較をすることは
同様の効果が期待できるでしょう。

ベンチマーキングも、結果が出ている人のプロセスに注目している点では
コンピテンシーと同じ考え方です。

自分のゴルフの品質を良くするためには欠かせない手法と
いってよいでしょう。

ただ、大切なことは、
1.「誰をベンチーマークとするか」を決定するのはあなた自身であり、
2.「改善するんだ」という強い意思と、
3.「継続的な効果測定」の三点。

これなくしては効果がないのは、前回申し上げたとおり、
理論全般に言えることですね。

それが適うなら、
ベンチマークを超えることも可能でしょう。

健闘を祈ります。


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2005年12月12日

越谷ゴルフ(練習好きのための理論⑦)

越谷ゴルフです。

一番大切な理論として(?)
「コンプライアンス」を挙げておきましょう。

直訳すると、「法令や規律の遵守」という意味になりますが、
コンプライアンスがないゴルファーの多いこと多いこと・・・。

これがもし企業なら、
不正利益供与、セクハラ、損失隠し、情報漏洩、
食品表示法違反、環境問題への対応、
金融商品販売の説明義務違反・・・・・・

場合によっては、一発で企業の信用を落とし、
ビジネス社会から追い出されて倒産してしまいます。

「ゴルフは遊びでやってるから関係ないよ」

もしそうお考えならば、いずれゴルフ社会から追い出される
おそれがありますので覚悟しておいてください。
あなたが判断するのではなくて、周りがあなたを追放します。

これは企業が、じゃなくて、あなたが、
末永くゴルフを楽しむために不可欠な部分です。

会社の場合は給料をもらいに行っているのだから、
イヤイヤでもコンプライアンスを遵守するでしょうが、
ゴルフの場合はお金を払ってプレーします。

だから、甘くなっていいかというと、むしろその逆で、
好きでゴルフやっている人、ゴルフをこよなく愛している人ほど、
「ルールやマナーを守れない奴らは迷惑だからゴルフをするな!」
というのが本音です。
より厳しい社会ともいえるでしょう。

どんなに口先で立派なことをいっても、
技術があっても、経験長くても、
実際にコンプライアンス遵守しない人は
相手にされなくなりますので注意しましょう。

例えばほんの一例ですが、
スタート時間に遅れることは、
営業のアポイントに遅れることと同じ。
商談失敗で以後出入り禁止となるようなものです。

なぜここで、こんな話を持ってきたかというと、
「ゴルフがうまくなりたい」という気持ちの本質は、
もしその気持ちが本物ならば、
「ゴルフが大好き!」「ゴルフをこよなく愛する」
の部分につながっていくからです。

もしその気持ちが本物でないならば、
あまり感じない部分なので、
「ゴルフがうまくなりたい」気持ちの度合いをあげるとしたら
そのために必ず知っておいて欲しかったからです。
というか、そこを感じなければあなたのゴルフ品質が上がらないし
うまくなりません。

「コンプライアンス」

もしかしたら
あなたのゴルフに一番必要な理論かもしれません。


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2005年12月18日

越谷ゴルフ(練習好きのための理論⑧)

越谷ゴルフです。

TOC(Theory of Constraints :制約条件の理論)
という言葉を聞いたことがありますか?

イスラエルの物理学者、エリヤフ ゴールドラット博士が
企業小説「ザ・ゴール」 で生産管理の理論を
わかりやすく提唱しています。

メーカーの場合、「原材料仕入」→「製造工程1」→「製造工程2」→
→「検査」→「輸送・物流」→「販売」
といった業務プロセスがあるのですが、

TOC理論によると、
全体の製品供給量は、各プロセスのなかで、最も能力の低い部分の
プロセスの供給能力に制約されるといったものです。

例えば、「製造工程1」の生産能力が1日5000個あったとしても、
「製造工程2」の能力が1日3000個、「輸送」能力が1日2000個ならば、
全体の製品供給能力は一番能力の低い工程の1日2000個に
なってしまいます。

この一番能力の低い部分を「ボトルネック」といいます。

さて、
あなたのゴルフスコアメイクにおける「ボトルネック」は何でしょうか。

例えば
プロ顔負け300ヤードのドライバーの飛距離があっても、
子供の頃から父親のパット練習機で鍛えた最高のパット感覚を
持っていても、バンカーやアプローチが大の苦手で
トラウマを抱えていて初心者並みである、

としたら、製造されるスコアは一番能力の低いプロセスに
制限されてしまうということになります。

また、
スイングメイク自体を「テイクバック」→「トップ」→「切り返し」・・・
という一連のプロセスで捉えてみたらどうでしょう。

どこかのプロセスに重大な問題、悪癖があって
ボトルネックとなっているのに気づいていないとしたら、
どんなに頑張ってもスイング全体がよくならない、
ということにもなりかねません。

・・・・


TOC理論で大切なことは、
ボトルネックに注目し、制約条件になっているプロセスの
能力を引き上げることなのですが、

TOC理論の究極の目的は、
ボトルネックを目の敵にしてボトルネックにやっきになることではなくて、
「限られた予算や時間といった資源で最大の生産性をあげること」
なので、

そういった「予算や時間といった資源をどう分配するか」
と常に全体を見て最適化を図ることを忘れてはいけません。
ここは陥りやすい部分です。

それを踏まえると、必要な練習の方法、練習時間の配分など
効率のいい練習方法や練習メニューが見えてきます。

そして、ひとつのボトルネックが解決すると終わりいうわけではなく
今度は別の部分がボトルネックになります。
つまり、ボトルネックは移動するものなのです。

しかし、
ボトルネックを中心とした「部分最適化」だけにアタマを囚われるのでなく
常に「全体最適化」を念頭においているならば、ボトルネックが移動しても
慌てることはありません。

クラブセッテイングも同様ですね。
飛ぶドライバーを入れたらスプーンが当たらなくなった、なんていうのは
ボトルネックに囚われて「全体最適化」を忘れていた例です。

限られたお金と時間と体力を有効に使いましょう。


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2005年12月24日

越谷ゴルフ(練習好きのための理論⑨)

越谷ゴルフです。

セブンイレブンで有名な「単品管理」をあげておきましょう。
「タンピンカンリ」として世界中の小売業が注目する考え方なので、
聞いたことがある人も多いでしょう。

一般的に単品管理というと、
「POSシステムを使って、常に売れ筋商品を把握し、
販売戦略にいかす販売方法」で、
在庫管理や仕入計画といった「管理の道具」であり、
「分析のための方法論」のことを意味します。

例えば
「肉まんが昨日3個売れたけど今日は5個売れた」
POSを使えば本部でもそれがすぐわかり、管理面では
いろいろなデータがすぐとれるので、

「昨日より売れてよかったですね!では明日は
8個仕入れておきましょう。」
となる訳です。


しかし、セブンイレブンの「タンピンカンリ」の場合は、まず、

「なぜ、昨日より2個多く売れたか」
その理由をまず考えます。

もしかすると、テレビで肉まん特集をしていたのかもしれません。
特別気温が低かったのかもしれません。
工事現場が近くにあって、休憩時間に
職人さんたちが買いに来たのかもしれません。

で、それを踏まえて
テレビでの肉まん特集が売れた要因だと「仮説」を立てたなら、
今日のテレビ番組表をみます。今度はチーズケーキ特集です。

だとすると、
今日の仕入れは肉まんではなく、チーズケーキになります。

本当のところはわかりません。

昨日売れていないチーズケーキを仕入れるのは迷うところですが、
でも、あえてチーズケーキを一番目に付く商品棚に並べて
本当にテレビ番組だったのか「検証」していくのが
セブンイレブン流です。

失敗することもあるでしょうが、
最初は一商品で「仮説」と「検証」する経験を積み重ね、
だんだんとその手法を他のいろいろな商品に幅を広げていきます。
そうやって一商品一商品ごとに売れ筋を管理し、
ひいては全体で売上をつくりあげるための思考習慣や行動手法が
セブンイレブンの「タンピンカンリ」であり、
一般にいう、「単品管理」とかなり違うところです。

つまり、POSでデータを集計することが問題ではなく、
POSで集計されたデータをどうみるか、が問題になるのです。

ちなみに同社の人事考課は、
「データをみて次にどう考えてどう行動したか」だそうですが、
ゴルフの場合もこの考え方は大いに参考になるでしょう。

今回のスコアがたまたま良かった、だから次回も良い、
とは限りません。

「なぜ、今回のスコアが良かったのか」を考え、
さらにスコアをよくするには何をすればよいか仮説を立て、
それに基づいて練習し、
次回のラウンドで検証することは大切なことです。

また、
まんべんなく14本全てのクラブを練習するのもいいでしょうが、
まず1本のクラブ、つまり「タンピン」を究め、
他のクラブに応用していくのも一つの方法でしょう。

例えば、地面を浅く広く掘れば、
近年の価値の低い化石を多く見つけることはできるでしょうが、
はるか古代の非常に価値のある重要な化石を見つけるには、
たとえ小さくとも、とにかく、その年代の地層に達するまで
深く掘らなくては見つかるわけはありません。

深く掘らなければその地層の存在すらわからないのです。

そしてその地層が見つかれば、
だんだんと穴の大きさを拡げていけばいいのです。

「仮説と検証の繰り返し。そして
単品を究め、だんだんとその幅を拡げていくこと。」

分野は違いますが、
結果を残す手法としてセブンイレブンが証明しています。


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2005年12月27日

越谷ゴルフ(練習好きのための理論⑩)

越谷ゴルフです。

ゴルフは調子のいいときが続いたり、
悪い時が続いたりします。
つまり、調子は循環するものなのですが、

この循環のメカニズムを、残念ながら(?)ゴルフではなく、
「景気や経済」の分野で理論にしたのが
シュンペーターの「景気循環の理論」 です。

シュンペーターは、キチンの景気循環(40ヶ月)や
ジュグラーの景気循環(7~10年)や
クズネッツ(20年)やコンドラチェフ(50年)といろいろな視点から
捉えられていた循環理論について、

特に、その循環のプロセスや循環がおきる要因について
スポットをあてています。

・・・

ゴルフの場合、新しい技術、スイングを覚えた時や、
高性能の道具に買い換えた時など、
すぐ結果が出る場合もありますが、
逆に調子を落とすことも多いです。

このあたりをシュンペーターが景気や経済についてですが
表現するには、

「景気循環の本質は、企業家の革新であり、
革新による経済の撹乱作用が均衡状態に回復した時、
新しい価値体系と大量の生産物が生まれる。
この景気循環の繰り返しにより資本主義経済が発展していく。」
としています。

つまり、
「循環は、革新による自律的な変化による現象によるもの
であり、外的な要因ではない」という考えを導いています。

キーワードは「革新」です。

さてあなたのゴルフに「革新」はあるでしょうか。

もし「革新」があると自信をもって言えるならば、調子が悪くても
いつかは上向く時期がくると、もしシュンペーターがゴルフを語るならば
そういうでしょうが、
「革新」がないとすれば、それ以上良くならないかもしれません。

-------------------------

・・・どちらにせよ、これだけは言えます。

「下げ調子の局面で、その人の真価が問われる」ということ。

優秀な株式デイーラーほど、株価下降局面で、
できるだけ損失が出ないように踏ん張ります。

ゴルフでも、やはり大切なことは、
多少調子が悪い時でも、
逃げたり投げ出したりしないで、踏ん張ること、ですね。

少なくとも、ゴルフの場合は、
コンドラチェフのいうように循環に50年ということはない
と、思いますので(汗)


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2005年12月30日

越谷ゴルフ(練習好きのための理論⑪)

越谷ゴルフです。

ゴルフ社会は、参加者がマナーを守ることを前提に存在し、
もしがマナーを守らない参加者が今後増えていくとしたら、
ゴルフは消滅してしまうかもしれません。

で、現実はというと、
マナーを守る人と守らない人が混在しているのですが、
その状況と、ゴルフの将来を、ノイマンの「ゲーム理論」 で
考察してみましょう。

ゲーム理論は、
「複数の意思決定主体が、相互依存の関係にあるときの、
意思決定に関する理論」で、「協調」と「裏切り」をあげた
「囚人のジレンマ」の例話が有名です。

不確実な状況下でどのように行動するのが最終的に一番よい結果を
もたらすか、を考える方法なので、今回紹介しましょう。

今回のゲームでは、
ゴルマナ鳥という架空の鳥類の種族繁栄を例にします。
ゲームにはルールがあります。
ルール1:ゴルマナ鳥が子孫をつくるには、
    オスとメスがチョメチョメする必要がある。
ルール2:ゴルマナ鳥の子供を育てるには、
    オスとメスが両方で育てないと死んでしまう。

さて、ゴルマナ鳥にも「誠実」な鳥と、「浮気」な鳥がいるのですが、
次の組み合わせのうち、もっとも多くの子孫を残すことができるのは
どれでしょうか?

A:「誠実」なオスと「誠実」メスで合計4匹の子供をつくる。
B:「浮気」なオスが「誠実」なメスと2匹、その他に「浮気」して
 4匹子供をつくり、 合計6匹の子供をつくる。
C:「浮気」なメスが「誠実」なオスと2匹、その他に「浮気」して
 4匹子供をつくり、 合計6匹の子供をつくる。
D:オスもメス「浮気」して、それぞれ別に4匹づつ子供をつくり、
 合計8匹の子供をつくる。

---------------
正解は、A。
生れる数は4匹で一番少ないですが、4匹成長することになります。

BとCは、6匹生れるのですが、
成長するのは夫婦の間に生れた2匹だけになります。

Dは、生れるのは8匹と一番多いのですが、
夫婦の間の子供ではないので、全て死んでしまいます。

で、ここで考えていただきたいのは、BやCのケースで、
自分が「誠実」で、相手が「浮気」した場合、私もと自分も「浮気」すると、
Dのケースになってしまいます。ここはくやしいでしょうけど、
自分のストレスは大きいのですが、浮気を踏みとどまったほうが
最終的に良い結果が得られるということ。

そして、Dのケースは、「浮気」してチョメチョメしてる時は
気持ちよくてラクで、一見一番良い結果を手にしているようですが、
最終的に自分の首を絞めて種族絶滅の危機を迎える
ということ。

・・・
何をお伝えしたいかもうわかりますね。
ここでいうゴルマナ鳥とは誰のことで、
子供とは何を意味しているのか・・・。

ゴルマナ鳥の残す子供の数は、幸福とか満足の大きさを表します。


ゴルフも他ゴルファーと何らかの関わりがあるスポーツです。
自分がマナーを守って他の人がマナーを守らない場合は
非常に気分が悪いものですが、だからといって、自分も
損だからマナーを守らない、とすると、
このゲームはこれからどういうことになるのでしょう。

ゴルフというスポーツの繁栄を心から願います。


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